どこにでもいる怪しい人【怪しい人びと】 [書籍にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
純粋なミステリーではない作品が多数しめられている短編集。
様々な人間模様が描かれており、物語として非情に楽しめる作品だと思う。
しかし、悲しいことに読み終わった後に特に強く印象に残るような
作品がないということだ。毒笑小説や怪笑小説などの中には
強く印象に残る作品があったのだが、本作にはそれを見つけることが
できなかった。
■ストーリー
俺は同僚の片岡のデートのために一晩部屋を貸してあげた。
その後、そのことを片岡から聞いた2人の同僚、本田と中山にも部屋を貸すことになってしまう。
3カ月後のある日、いつものように、車から部屋に戻ると、見知らぬ女が寝ていて…。
(「寝ていた女」)あなたのそばにいる優しい人が、いつの間にか怪しい人びとに―。
続きを読む
コメント 0