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ジェットコースターのような人生 【ニュートンの林檎 上】 [書籍にドロップキック!!]


ニュートンの林檎 上 (集英社文庫)

ニュートンの林檎 上 (集英社文庫)

  • 作者: 辻 仁成
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1999/06/18
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
ごく普通の大学生である僕が佐伯元子と出会い人生に大きく変化が起きる。上巻では元子と出会い、その恋人が殺され、映画監督となった僕が再び元子と再会するまでが描かれている。非常に陰鬱となる物語だ。エキセントリックな元子との出会いから始まり、元子の恋人にも大きく影響を受ける僕。

衝撃的な出来事のあと、何もかも忘れさるため映画監督になるのだが…。上巻の流れからは下巻がどのような流れになるのかまったく想像がつかない。ある意味元子の人生ともいえる本作。それぞれが歩んできた激動の人生は下巻にどのような影響を及ぼすのか。映画監督として成功したらすべて満たされるわけではない。なんとなくだが、作者の実体験が一部含まれているように感じた。

■ストーリー
1978年春、大学のキャンパス。僕は、意志的で抗いがたい魅力を湛えた、佐伯元子と出会った。そして、平穏な人生から引き剥がされてしまった。僕の心を深く突き刺し、おそろしい冒険に巻き込み、姿を消した元子。10年後、社会的には成功した僕にとって、元子との再会の予感が、生きる原動力となっていた…。人生のすべてを決めたひとりの異性との出会いを、圧倒的なスピード感とパワーで描く、渾身の長篇。






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