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ボブ・ディランとはどんな人物か【アイム・ノット・ゼア】 [映画にドロップキック!!]


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■ヒトコト感想
ボブ・ディランの生涯を描いた作品。正直ボブ・ディランがどんな人物かはよく知らない。アーテイストとして成功したイメージがある。お決まりどおりかなり癖がある人物であり、それを様々な俳優が演じている。みなボブ・ディラン風にしているかと思いきやそうではない。キリスト教に傾倒した時期やアーティストとして全盛の時期。そして家族とうまくいかない時期。

それぞれを演技派の俳優たちが演じているのだが…。特に強烈なのはケイトブランシェットが演じるボブ・ディランだ。線の細さはモノクロの映像とすることでごまかしている。ボブ・ディランはアーティストとして女性のような面があったのだろうか。ボブ・ディランはほとんど知らなかったが興味がわいてきたのは確かだ。

■ストーリー
女優のケイト・ブランシェットも含め、6人の俳優がボブ・ディランを演じる。とは言ってもディランの人生をそのまま再現するわけではなく、デビュー以前の彼の心象や、キリスト教に傾倒した時代、さらに彼の歌詞を象徴するビリー・ザ・キッドの世界など、6人が演じるのは、ボブ・ディランの「断面」。

そこからひとりのアーティストの素顔を浮き上がらせようとするのが斬新で、このアプローチだけでも本作の意義はあると言っていい。






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