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ヤクザに脅されても引かない佐久間 【雪蛍】 [書籍にドロップキック!!]


雪螢 (講談社文庫)

雪螢 (講談社文庫)

  • 作者: 大沢 在昌
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/03/12
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
探偵・佐久間公シリーズ。長大な物語だ。セイルオフでの薬物依存者を救う活動と並行して探偵業務を続ける公。今回はセイルオフを逃げ出したホタルを探し出すことと、家出をした資産家の娘を探しだす物語が描かれている。どちらも血のつながりのない兄と妹の関係がカギとなる。やはりこのシリーズは「新宿鮫」に似た部分がある。

佐久間は自分の信念を曲げることをしない。ヤクザに襲われ殺されそうになったとしても調査から手を引くことはない。鮫島と異なり、国家権力の後ろ盾がないので、ヤクザはあっさりと佐久間を始末することができる。佐久間の強烈な執念が真実を解き明かす。ミステリアスな部分と、ハードボイルドの部分が融合した強烈な作品となっている。

■ストーリー
17歳の家出娘を捜して欲しい―更正施設で薬物中毒患者の世話をする佐久間公に、女性実業家からの依頼が舞い込む。住踪人調査を再開した佐久間は、渋谷・六本木・新宿と娘の行方を追う先先でかってのライバル岡江に先を越される。彼女はなぜ追われるのか?大沢ハードボイルドの鮮烈な到達点がここに。






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