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この世には前世よりも強烈な仕組みが存在する 【我々は、みな孤独である】 [書籍にドロップキック!!]


我々は、みな孤独である

我々は、みな孤独である

  • 作者: 貴志祐介
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2020/09/15
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
探偵・茶畑が奇妙な依頼を受ける。前世で自分を殺した、という荒唐無稽な依頼なのだが…。物語は、前世は存在するのか?ということがメインに語られている。茶畑自身も前世としか思えないような夢を見たりもする。自分が経験した出来事が前世なのか、現実に存在した出来事なのかを調査していくうちに奇妙な人物に出会う。

物語のラストは壮大すぎてとても普通の終わり方ではない。前世うんぬんをすっ飛ばした内容となっている。物語にはひどく残酷な描写が続く場面がある。人間の感覚を無くしたようなヤクザの丹野が、容赦なく残酷な行動を繰り返す。メキシコのマフィアは敵対する人物の両手両足を切断し拷問する。それらすべてがラストのオチの衝撃とリンクしている。

■ストーリー
探偵・茶畑徹朗の元にもたらされた、「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」という不可思議な依頼。前世など存在しないと考える茶畑と助手の毬子だったが、調査を進めるにつれ、次第に自分たちの前世が鮮明な記憶として蘇るようになる。果たして犯人の正体を暴くことはできるのか?






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