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アイは数学のiを意味している 【i】 [書籍にドロップキック!!]


i (ポプラ文庫)

i (ポプラ文庫)

  • 作者: 加奈子, 西
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2019/11/06
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
あるひとりの少女を中心とした物語。現実に起きた様々な悲惨な事件を例にもちだし、それに心を痛める主人公のアイ。親友がレズビアンであったり、自分に恋人ができたことであったり、ちょっと特殊な悩みを感じてしまう。アイの心の叫びというのは、世界の情勢に大きく影響されている。アイは愛する人ができ、そこからどのようにして変化していくのか。

親友とどのように変化していくのか。ひとりの少女が世界の情勢、テロで数多くの人々が死ぬことに心を痛める。それと同じレベルで、自分の周りの問題に苦心する。アイはまるで作者の西加奈子のように思えてくる。世界の情勢に目が行くのは、ある意味女子高生としては特殊な状況なのだろう。

■ストーリー
「この世界にアイは存在しません。」入学式の翌日、数学教師は言った。ひとりだけ、え、と声を出した。ワイルド曽田アイ。その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる、ある「奇跡」が起こるまでは…。西加奈子の渾身の「叫び」に心ゆさぶられる傑作長編。






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