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特殊能力をもつ三つ子の物語 【ヒトコブラクダ層ぜっと 上】 [書籍にドロップキック!!]


ヒトコブラクダ層ぜっと(上) (幻冬舎単行本)

ヒトコブラクダ層ぜっと(上) (幻冬舎単行本)

  • 作者: 万城目学
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2021/06/23
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
不思議な作品だ。梵天、梵地、梵人の三つ子がおりなす物語。魂が抜け出るように、三秒だけ土の中や壁の向こうなどを見ることができる梵天。どんな言葉でも理解できてしまうスーパー通訳の梵地。三秒先が見える梵人。それぞれの特殊能力を生かし、泥棒を続けていたのだが…。本作が強烈なのは、後半の展開だ。謎の青い毛皮を着てライオンを連れた女の思うがままに操られ、ついにはイラクの砂漠で不思議な世界へと紛れこんでしまう。

上巻の段階ではこの不思議な世界の全容が判明しない。ヒトコブラクダ層という、恐竜の化石を掘ることから繋がるなんらかの世界なのだろう。特殊能力を操る三つ子が、奇妙な世界でどのような立ち回りをするのか。早く下巻を読んでみたくなる作品だ。

■ストーリー
ついに海を越えて世界へ!梵天、梵地、梵人(三つ子)。その特技は泥棒、恐竜化石発掘、メソポタミア、未来予知。彼らが向かった先(イラク)に待つものは!?貴金属泥棒で大金を手にした三つ子の前に、ライオンを連れた謎の女が現れたとき、彼らの運命は急転する。わけもわからず向かわされた砂漠の地で、三つ子が目撃する驚愕の超展開とは!?






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