精神的に傷ついた場所に包帯を巻く 【包帯クラブ ルック・アット・ミー】 [書籍にドロップキック!!]
包帯クラブ ルック・アット・ミー! ――The Bandage Club Look At Me ! (単行本)
- 作者: 天童 荒太
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2022/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
■ヒトコト感想
「包帯クラブ」の続編となる本作。人が傷ついた場所に包帯を巻く。その人本人に包帯を巻くのではなく、場所に巻くことで精神的に傷ついた者へのケアができる。学生時代にそんな活動をしていたら、学校から目を付けられることになる。確かに公共の設備に包帯を巻くというのは、それなりにインパクトがある。
若者の反発ということで、物語はすすんでいくのだが、大人になった彼らもまた自分の信念に基づいて行動している。紛争地域で人を助ける活動をする。自分を守り大切な人を守ろうとする。バンド活動がちょっとした青春物語のようになってはいるが、それだけだ。無理にバンドにする必要はないと思われるが、物語としての青春の要素は強くなるのかもしれない。
■ストーリー
『包帯クラブ』から16年。前作の終わりから話が始まる。人が傷ついた場所に包帯を巻く活動は、無理解や反発などを受け、自粛を余儀なくされる。しかし、ひっそりと会うなかでバンドを始める。バンドの発表の場を求めながら、別の形での包帯クラブの実現を試みる彼ら。未来の、成人した彼らの姿も交差して描かれる。自分たちのやり方で、自分を守り、大切な人たちを守ろうと踏み出す彼らの第二幕が開く。
「包帯クラブ」の続編となる本作。人が傷ついた場所に包帯を巻く。その人本人に包帯を巻くのではなく、場所に巻くことで精神的に傷ついた者へのケアができる。学生時代にそんな活動をしていたら、学校から目を付けられることになる。確かに公共の設備に包帯を巻くというのは、それなりにインパクトがある。
若者の反発ということで、物語はすすんでいくのだが、大人になった彼らもまた自分の信念に基づいて行動している。紛争地域で人を助ける活動をする。自分を守り大切な人を守ろうとする。バンド活動がちょっとした青春物語のようになってはいるが、それだけだ。無理にバンドにする必要はないと思われるが、物語としての青春の要素は強くなるのかもしれない。
■ストーリー
『包帯クラブ』から16年。前作の終わりから話が始まる。人が傷ついた場所に包帯を巻く活動は、無理解や反発などを受け、自粛を余儀なくされる。しかし、ひっそりと会うなかでバンドを始める。バンドの発表の場を求めながら、別の形での包帯クラブの実現を試みる彼ら。未来の、成人した彼らの姿も交差して描かれる。自分たちのやり方で、自分を守り、大切な人たちを守ろうと踏み出す彼らの第二幕が開く。
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