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恋人から目下の恋人と言われる女 【目下の恋人】 [書籍にドロップキック!!]


目下の恋人 (光文社文庫)

目下の恋人 (光文社文庫)

  • 作者: 辻 仁成
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2005/07/12
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
辻仁成の短編集。過去にいろいろな作品で読んだことにある短編も含まれている。911テロの衝撃をTVで見ているまさにその時に妻から離婚を突きつけられる男の話は、もしかしたら作者の経験に基づいているのでは?と思えて仕方がない。作者のプライベートの大きな変化は、多数のエッセイで認識しているのでリアルに感じてしまう。

表題作である「目下の恋人」は強烈なインパクトがある。長年付き合っている恋人から、人に紹介される際に「目下の恋人」なんて紹介のされ方をしたらショックをうけるのは当然だろう。いかにも一時的な恋人でつなぎでしかないように思えてしまう。その紹介の仕方には実は秘密が隠されていた…。

■ストーリー
「目下の恋人、ネネちゃん」ヒムロは彼女を人にこう紹介する。刹那的に見えるヒムロに結構傷ついている彼女だったが、ある日、本当は愛に生きたい彼の真情を察知して…(表題作)N.Y.9.11―テロ事件の真最中、妻から離婚の話を切り出された小説家。画面上の衝撃と心の惨劇が交錯して進む問題作「君と僕のあいだにある」など愛と恋の物語、感動の10編を収録する。






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