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テリトリーに入り込む 【ブラック・ハウス 下】 [書籍にドロップキック!!]


ブラック・ハウス〈下〉 (新潮文庫)

ブラック・ハウス〈下〉 (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/01/28
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
子供たちを誘拐し惨殺してきたフィッシャーマン。ジャックと仲間たちはフィッシャーマンとの対決の前にすべての元凶である黒い家に向かおうとする。物語は非常にグロテスクな展開となる。上巻からフィッシャーマンが誰かというのは判明していた。たどり着く過程よりも、ヘンリーを含めた仲間たちがどのようにしてフィッシャーマンと対決するか。

囚われの身となっている子供がフィッシャーマンの魔の手から逃れようと必死になる。異界へと入り込み、そして戦いに勝利するためのカギの情報も得る。フィッシャーマンに勇敢に立ち向かう子ども。そして、荒くれ者だが、黒い家の毒気にやられたとしても必死に戦おうとする者たち。すべての対決の結末が本作にはある。

■ストーリー
人目を避けるように、ひっそりと森の奥深くで息をひそめている“黒い家”。連れ去られた子供たちがこの魔性の家に囚われていると確信し、捜索に向かった人々は、幻影の恐怖と牙をむく魔犬に次々と返り討ちにあっていく。そして、悪夢の鍵を握る老人の言動…。ジャックの異界への旅の終焉に待ちうけているものは?壮大なる冒険ファンタジーがついに迎える未曾有の大団円。






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