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コロナ渦の東京を斬る 【タイムズ】 [書籍にドロップキック!!]


タイムズ 「未来の分岐点」をどう生きるか

タイムズ 「未来の分岐点」をどう生きるか

  • 作者: 真山 仁
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2021/08/20
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
真山仁が日本社会の現在地を描く。東京オリンピック開催前の2019年に連載がスタートしたということで、まだコロナ騒ぎの前だ。東京でオリンピックをやる意義はあるのか、という流れで連載はスタートするのかと思いきや…。コロナ騒ぎによりオリンピックは延期となる。それら社会の流れを当時の作者が感じた思いが描かれている。

その後、本作を出版する前に、当時を振り返る記述も追記されている。何か明確なポリシーがあるわけではない。ただ、「ハゲタカ」などを描いた作者が、今の日本をどのように見ているのか。印象的なのは、グレタさんが地球温暖化に警笛を鳴らすことについての記事だ。地熱発電を真剣に考える時期なのかもしれない。

■ストーリー
このままでは「分断社会」どころか、「断絶社会」、あるいは「ディストピア」が現実になる可能性すらある――。1964年の「東京五輪」から半世紀以上がたった。戦後の日本は、何が変わり、何を失ったのか。希望はどこにあるのか。そして、新型コロナ対策や五輪開催をめぐる狂騒をどう捉えればいいのか。小説家・真山仁が政治・経済・教育・メディア・若者など、さまざまな現場に足を運び、多角的な視点から日本社会の「現在地」を描く。






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熱烈なファンはサイコパスだった【ミザリー】 [映画にドロップキック!!]


ミザリー [Blu-ray]

ミザリー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2010/07/02
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
原作を読んでいるので内容は把握していた。アニーが想像以上におばさんであり、さらには激高した時の恐ろしさがすさまじい。事故で足を怪我したポールが必死にアニーのご機嫌をとる場面はかわいそうになってくる。ポールが段々と心理的に追い込まれていく様がすさまじい。自分の思う通りに小説のストーリーがすすまないと激高するアニー。

せっかくポールの執筆のために紙を買ってきたら、その紙がにじむので使えないと答えたポールに対して、次の瞬間に激高するアニーは恐ろしい。強烈なのは、ポールがアニーの不在を見計らって、部屋を出ていることを知った際のアニーの制裁だ。足を木で固定し足首をハンマーで折る。とんでもなく痛い場面だ。

■ストーリー
「ミザリー」シリーズで有名な人気作家ポールは雪道で事故に遭い、瀕死の状態を元看護婦のアニーに救われる。ポールの小説の熱狂的愛読者だった彼女は、彼を手厚く介護する。だが、新作「ミザリーの子供」でヒロインが死んだことを知り逆上した彼女はポールに心理的・肉体的拷問を加え始める……。






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セガールのカンフーアクション【沈黙の聖戦】 [映画にドロップキック!!]


沈黙の聖戦 [Blu-ray]

沈黙の聖戦 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • 発売日: 2015/10/02
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
元CIAのジェイクを演じるのはセガールだ。ジェイクの娘のジェシカがタイ旅行中にテロ組織に誘拐されてしまう。今回のセガールは主にタイで戦う。相手はカンフーをメインとしてジェイクと戦う。ジェイクが相手をするのは、テロリスト、特殊部隊、そしてCIAと多種多様だ。セガール作品の定番的流れは抑えており、他作品との違いとしては舞台がタイということと、敵がカンフーを使うということだ。

セガールもカンフーは得意なようで、格闘で相手を圧倒している。娘が誘拐されたということで、元同僚たちとの静止をふりきってひとり単独でテロリストに戦いを挑んでいる。相手がどんな武器をもっていようと、素手で闘い圧倒してしまうセガールであった。

■ストーリー
元CIA捜査官、ジェイク・ホッパー(スティーヴン・セガール)の愛娘ジェシカ(サラ・マルクル・レーン)が友人とタイを旅行中にテロリスト組織に誘拐されてしまう。ジェイクは自らの手で娘たちを助け出すことを決意し単身、タイに乗り込む。頼れるものは誰もいない。残された時間は76時間。テロリスト、タイ特殊部隊、そしてCIAをも敵に回したジェイクの最後の戦いがいま始まる!






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日本人と韓国人の恋愛物語 【愛のあとにくるもの】 [書籍にドロップキック!!]


愛のあとにくるもの (幻冬舎文庫)

愛のあとにくるもの (幻冬舎文庫)

  • 作者: 辻 仁成
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/08/01
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
韓国人と日本人の恋愛を描いた作品。本作も「右岸」「左岸」のように別の作家とのコラボ作品のようだ。韓国と日本の国家間のイデオロギーだとか、嫌韓や反日とふたつの国同士は何かと問題がある。そのことが個人の恋愛にどのように関係してくるのか。韓国人の崔紅と作家の男の恋愛が描かれている。

一度は別れ、その後、作家として成功したあとに再び崔紅と出会う男。若いころの恋愛で失敗したことを後悔し、再び恋愛の道に突入しようとしたのだが…。一度壊れた関係を再び取り戻すのは難しいようだ。韓国人と日本人という特徴がなければごく普通の恋愛小説なのかもしれない。喧嘩をすると自分が韓国人だからと、突然人種を持ち出してくるのはいただけない。

■ストーリー
変わらない愛って、信じますか?」小説家を目指す潤吾は、失恋の痛手のなか、韓国からの留学生・崔紅と出会いそう問われる。そこから始まる狂おしい愛の生活―。やがて二人は、小さな行き違いで決別するが、七年後の再会で愛が蘇り…。






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4本の触手をもつメカと戦うスパイダーマン【スパイダーマン2】 [映画にドロップキック!!]


スパイダーマン2 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

スパイダーマン2 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2017/06/07
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
スパイダーマンシリーズ第2弾。バイトと正義の味方としてのスパイダーマンという二足の草鞋を履いているピーター。MJとの恋はピーターが煮え切らないためうまくいかない。親友のハリーとの関係も自分がスパイダーマンだと告白できずにいる。スパイダーマンが正義の味方として市民に認識されており、スパイダーマンがピンチの時には、市民たちがスパイダーマンを守ろうとまでする。

今回の敵は科学者のオクだ。研究の失敗で自分の体に付けた触手に意識を乗っ取られてしまう。AIに自分の頭脳をのっとられるというとんでもない状況となり、スパイダーマンを襲う。確かに触手はマシンではあるが、オク自身は生身の体なので、拳銃で撃てば倒せるのでは?と思ってしまった。

■ストーリー
グリーン・ゴブリンとの激しい死闘から2年。大学生になったピーターは、アルバイトと授業に追われながら正義のために闘い、多忙な日々を過ごしていた。スパイダーマンであることでMJとの恋や親友ハリーとの友情に悩み苦しみながらも宿命を受け入れるピーター。そんな彼の前に新たな敵“ドック・オク"が立ちはだかる。






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横一列に並んで銃を撃ち合う潔い戦い方【パトリオット】 [映画にドロップキック!!]


パトリオット 4K ULTRA HD [4K ULTRA HD] [Blu-ray]

パトリオット 4K ULTRA HD [4K ULTRA HD] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2018/08/08
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
時代は南北戦争よりも前なのだろうか。アメリカでイギリス軍と戦うことになるベンジャミン。序盤は、7人の子どもに囲まれた幸せな父親というイメージのベンジャミン。それが過去には軍隊で勇敢ね兵士として名をはせてきたというのが伝わってくる。新たにイギリス軍が攻め入ってくる。息子は血気盛んで兵士に志願するのだが…。

ベンジャミンは戦いを避けようとする。ここで親子の断絶がある。父親からすると危険な戦争に息子を送り出すことに否定的なのは当然だろう。イギリス軍の勢いにおされ、ベンジャミンの家は焼かれてしまう。戦争の恐怖というか、敵対する軍からするといち市民であっても敵にあたるのだろう。息子を殺された怒りをイギリス軍との戦いに向けるベンジャミンの物語だ。

■ストーリー
長きに渡った戦争が終結し、有能かつ残虐な兵士であり戦争のヒーローだったベンジャミン・マーチンは今や7人の子供の父親となった。暴力とは無縁の平穏な生活を送っていたが、やがて独立戦争が始まりイギリス軍がアメリカに侵入してきた。平和主義を貫くベンジャミンはかつて同士だったイギリス軍との戦いに乗り気ではなく、長男ガブリエルの参戦に苦い顔をみせる。






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じわじわと伝わってくる恐怖感 【夕暮れをすぎて】 [書籍にドロップキック!!]


夕暮れをすぎて (文春文庫)

夕暮れをすぎて (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/04/17
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
スティーヴン・キングの短編集。印象的なのは恐ろしい展開となる「ジンジャーブレッドガール」だ。赤ちゃんを亡くした妻が、ひたすら外を走り続ける。頭の中に常にこびりついているモヤモヤを振り払うために走るのはなんとなくわかる。夫と不仲になったとしても走るのを辞めない。何か衝撃的な経験をした人が、思いもよらない行動にでるのはなんとなく理解できる。

ひたすら異常者的に走る物語として終わるかと思いきや…。後半から一気に流れが変わってくる。まさか異常者に監禁され殺される危機に直面するとは思わなかった。そこから妻が逃げ出すために、実は今まで走ってきたことが役に立ったという流れなのだろう。流れの急変には驚かずにはいられない。

■ストーリー
愛娘を亡くした痛手を癒すべく島に移り住んだ女性を見舞った想像も絶する危機とは?平凡な女性の勇気と再生を圧倒的な緊迫感で描き出す「ジンジャーブレッド・ガール」、静かな鎮魂の祈りが胸を打つ「彼らが残したもの」など、切ない悲しみから不思議の物語まで、天才作家キングの多彩な手腕を大いに見せつける傑作短篇集。






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新たなガンダムチームが再結成【機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションⅡ エンド・オブ・ワールド】 [映画にドロップキック!!]


機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションII エンド・オブ・ワールド[UMD-Video]

機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションII エンド・オブ・ワールド[UMD-Video]

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2009/12/22
  • メディア: UMD Universal Media Disc

■ヒトコト感想
最終決戦から4年後の世界が描かれている。刹那は再びソレスタルビーイングに参加しガンダムにのる。前作での激しい戦いで死んだ者の代わりが登場してくる。流れ的には地球連邦政府から独立した治安維持部隊アロウズとの闘いがメインだ。争いのない世界を夢見て武力介入したソレスタルビーイング。それが失敗に終わってから、まだ続きはあった。

アロウズは、実はソレスタルビーイングと同じことをより強い武力で実施しようとしていた。お互いのエゴのぶつかり合いでの戦いのように思えてくる。本作では、主に復活したガンダムチームの紹介と、敵の中でも生き残りが数多く存在したというのがポイントかもしれない。最終決戦に向けての準備段階なのかもしれない。

■ストーリー
西暦2312年。ソレスタルビーイングと、国連軍との最終決戦から4年。地球連邦政府を樹立した人類は、さらなる国家の統合、人類の意思統一を目指すべく、連邦正規軍とは別に、独立治安維持部隊『アロウズ』を組織する。しかし、その実態は、統一に名をかりた反政府勢力や主義、思想等への非人道的な弾圧であった。夢を叶え、ルイス・ハレヴィとの約束を守るべく、宇宙技術者の道に進んだ沙慈・クロスロードも、否応なく連邦政府の改革に巻き込まれていく。

一方、4年前の最終決戦で生き延びた刹那・F・セイエイは、ソレスタルビーイングによって変革を促された世界の行く末を見つめていた。監視者、アレハンドロ・コーナーを倒し、争いのない平和な世界になることを夢見て。しかし、彼が目の当たりにしたものは『アロウズ』によって作られた弾圧という名の平和、歪み続ける現実であった。彼は再び戦う決意をする。

世界を変革出来うる力、ガンダムと共に。再び動き出す世界で刹那や沙慈の進み行く先はどこに向かうだろうか?2ndシーズン前半を再編集した特別版!






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コンゲームではないラスト【コンフィデンスマンJP プリンセス編】 [映画にドロップキック!!]


コンフィデンスマンJP プリンセス編 Blu-ray期間限定プライス版

コンフィデンスマンJP プリンセス編 Blu-ray期間限定プライス版

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2022/04/27
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
劇場版第2弾。前回は、ラストに強烈などんでん返しがあったのだが…。本作はコンゲーム物としては一風変わった展開となっている。コンゲームとしては最後の最後で実はすべてを仕組んでいた、という驚きがある。本作もその流れをくんではいるのだが…。ラストのどんでん返しは早いうちに想像できた。

ダー子たちがナイフで殺し屋に殺された、というのも全ては仕組まれたものだと想像できた。大富豪の相続人をダー子たちが用意したのだが…。いずれバレるかと思いきや…。コンゲームとしてこの結末はありなのだろうか?大富豪フウ家の家族たちのキャラ立ち具合や、とてつもない権力をもっている大富豪なだけに、騙されたとわかった時の報復が恐ろしいというのはある。

■ストーリー
世界有数の大富豪フウ家の当主レイモンド・フウが亡くなった。遺産を巡り火花を散らしていたブリジット、クリストファー、アンドリューの3姉弟の前で執事トニーが発表した相続人は、誰もその存在を知らない隠し子“ミシェル・フウ"だった。ミシェル捜しが続く中、10兆円とも言われる遺産を狙い、我こそはミシェルと世界中から詐欺師たちが“伝説の島"ランカウイ島に大集合!そして、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人も、フウ家に入り込み、華麗に超絶大胆にコンゲームを仕掛け始める…はずが、百戦錬磨のコンフィデンスマン・ダー子たちに訪れる最大の危機!誰がフウ家の当主の座を射止めるのか!?世界を巻き込む史上最大の騙し合いが始まる!!






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東大合格が簡単に思えてくる?【受験のシンデレラ】 [映画にドロップキック!!]


受験のシンデレラ デラックス版 [DVD]

受験のシンデレラ デラックス版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2009/02/25
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
割とありきたりな流れかもしれない。貧乏で高校を卒業せずに働いていた16歳の女の子が東大合格をめざす。カリスマ塾講師が死期を悟り、女の子のための受験指導をする。この手の受験ものの定番として、ヒロインの女の子は自頭は良いのだろう。中学レベルの学力しかないが、カリスマ講師の指導によりめきめきと力をつけていく。

ヒロインの母親が娘の金を盗むなど、クズなのが良い。健気に頑張るヒロインを際立たせる効果がある。金持ちのカリスマ講師に対して毎回500円の受講料を払うのはヒロインのプライドなのだろう。定番として死期が近づいたカリスマ講師が最後まで病気を隠しながら受験指導する。ラストの展開もある程度想定できる流れだ。

■ストーリー
人生は変えられる。夢はきっと叶うんだ。一生懸命生きる人への応援ムービー。東大医学部出身の精神科医で受験指導のカリスマ和田秀樹が自ら監督して、“死病宣告もの”と“受験マニュアル”を融合させた感動作。初監督ながら和田監督は嫌味のない演出で主演・寺島咲の魅力を引き出している。 貧乏のために高校を中退した16歳のヒロインと余命1年半を宣告された受験界のカリスマ講師が、東大合格を目指して頑張るドラマ。






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