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12年前の事件を回想 【我らが少女A】 [書籍にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
合田シリーズ。12年前の未解決事件の捜査が再燃する。元中学美術教師が殺害された事件の関係者と思わしき少女が12年後に殺害された。痴話げんかの末の殺害であるが、少女が過去の事件に関係していたのでは?という思いが強くなる。合田は当時事件を解決できなかったことが常に心の残りとなり、警察大学の教師となってからも引きづっていた。当時高校生だった者たちが、過去を回想しつつ、事件の詳細が紐とかれる。
ミステリアスな展開となり、トリックなりその当時の心情なりの解明がされることを期待したのだが…。ただの思い出を回想するだけの物語となっている。結局、少女Aがどのように事件に関与したいたかは全く解明されないまま終わっている。
■ストーリー
一人の少女がいた――合田、痛恨の未解決事件12年前、クリスマスの早朝。東京郊外の野川公園で写生中の元中学美術教師が殺害された。犯人はいまだ逮捕されず、当時の捜査責任者合田の胸に、後悔と未練がくすぶり続ける。「俺は一体どこで、何を見落としたのか」そこへ、思いも寄らない新証言が――動き出す時間が世界の姿を変えていく人々の記憶の片々が織りなす物語の結晶
合田シリーズ。12年前の未解決事件の捜査が再燃する。元中学美術教師が殺害された事件の関係者と思わしき少女が12年後に殺害された。痴話げんかの末の殺害であるが、少女が過去の事件に関係していたのでは?という思いが強くなる。合田は当時事件を解決できなかったことが常に心の残りとなり、警察大学の教師となってからも引きづっていた。当時高校生だった者たちが、過去を回想しつつ、事件の詳細が紐とかれる。
ミステリアスな展開となり、トリックなりその当時の心情なりの解明がされることを期待したのだが…。ただの思い出を回想するだけの物語となっている。結局、少女Aがどのように事件に関与したいたかは全く解明されないまま終わっている。
■ストーリー
一人の少女がいた――合田、痛恨の未解決事件12年前、クリスマスの早朝。東京郊外の野川公園で写生中の元中学美術教師が殺害された。犯人はいまだ逮捕されず、当時の捜査責任者合田の胸に、後悔と未練がくすぶり続ける。「俺は一体どこで、何を見落としたのか」そこへ、思いも寄らない新証言が――動き出す時間が世界の姿を変えていく人々の記憶の片々が織りなす物語の結晶
あこがれのNYで奮闘する小説家志望の女子【マイ・ニューヨーク・ダイアリー】 [映画にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
作家を夢見るジョアンナが、ニューヨークで奮闘する。出版社で働くことになり、女上司マーガレットの元で編集アシスタントとして働きながら小説家になることを夢見るのだが…。マーガレットは厳しい上司で、常にマーガレットに振り回され、出版業界の厳しさを味わうジョアンナ。雰囲気は「プラダを着た悪魔」に近いのかもしれない。
サリンジャーへのファンレターの返信を担当するジョアンナ。定型文を返すことが気になり、オリジナルの返事を書くことにするのだが…。出版業界でジョアンナは花開いていくかと思いきや…。小説家になるという夢を諦めきれずに、最後には出版社を辞めてしまう。ニューヨークで働くことを夢見るミーハーな女子かと思いきや、しっかりとした考えをもっていた。
■ストーリー
90年代、ニューヨーク。作家を夢見るジョアンナは、老舗出版エージェンシーでJ.D.サリンジャー担当の女上司マーガレットの編集アシスタントとして働き始める。日々の仕事は、世界中から毎日大量に届くサリンジャーへの熱烈なファンレターを処理すること。しかし、心揺さぶられる手紙を読むにつれ、飾り気のない定型文を送り返すことに気が進まなくなり、ふとした思いつきで個人的に手紙を返し始める。そんなある日、ジョアンナが電話を受けた相手はあのサリンジャーで…。
作家を夢見るジョアンナが、ニューヨークで奮闘する。出版社で働くことになり、女上司マーガレットの元で編集アシスタントとして働きながら小説家になることを夢見るのだが…。マーガレットは厳しい上司で、常にマーガレットに振り回され、出版業界の厳しさを味わうジョアンナ。雰囲気は「プラダを着た悪魔」に近いのかもしれない。
サリンジャーへのファンレターの返信を担当するジョアンナ。定型文を返すことが気になり、オリジナルの返事を書くことにするのだが…。出版業界でジョアンナは花開いていくかと思いきや…。小説家になるという夢を諦めきれずに、最後には出版社を辞めてしまう。ニューヨークで働くことを夢見るミーハーな女子かと思いきや、しっかりとした考えをもっていた。
■ストーリー
90年代、ニューヨーク。作家を夢見るジョアンナは、老舗出版エージェンシーでJ.D.サリンジャー担当の女上司マーガレットの編集アシスタントとして働き始める。日々の仕事は、世界中から毎日大量に届くサリンジャーへの熱烈なファンレターを処理すること。しかし、心揺さぶられる手紙を読むにつれ、飾り気のない定型文を送り返すことに気が進まなくなり、ふとした思いつきで個人的に手紙を返し始める。そんなある日、ジョアンナが電話を受けた相手はあのサリンジャーで…。
コロナ関連のスキャンダル 【コロナ漂流録】 [書籍にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
海堂尊のコロナシリーズ。実際の出来事に合わせて描かれているこのシリーズ。「黙示録」、「狂騒録」ときて「漂流禄」となる。作者は医者なので、当然ながら医者目線での画期的な何かがあるのかと思いきや…。メインはコロナ渦での出来事がそのまま架空の名前で描かれているだけだ。コロナワクチン騒動や、ワクチン開発のための補助金に関するスキャンダルなども描かれている。
結局、コロナについて、単純な風邪としてのスタンスでよいのか、それとも重要な感染症として扱うべきかは描かれていない。田口が登場し、新たなキャラクターも登場してくる。日々のニュースをそのまま架空の名前を使ってなぞるだけ。新たな要素は多少あるのだが…。
■ストーリー
2022年7月――コロナ新規感染者は一日10万人を超えていた。第7波、第8波と、波状攻撃で新型コロナウイルスは日本社会に襲いかかる。医療現場は医療崩壊の状況を超え、今や「医療麻痺」に陥っていた。その頃、ホスピス病棟とコロナ病棟の責任者を兼務している田口公平は、新任の中堅医師・洲崎に手を焼いており、この問題を解決するため、禁断の一手、厚生労働省の白鳥圭輔を東城大に召喚するが……。
海堂尊のコロナシリーズ。実際の出来事に合わせて描かれているこのシリーズ。「黙示録」、「狂騒録」ときて「漂流禄」となる。作者は医者なので、当然ながら医者目線での画期的な何かがあるのかと思いきや…。メインはコロナ渦での出来事がそのまま架空の名前で描かれているだけだ。コロナワクチン騒動や、ワクチン開発のための補助金に関するスキャンダルなども描かれている。
結局、コロナについて、単純な風邪としてのスタンスでよいのか、それとも重要な感染症として扱うべきかは描かれていない。田口が登場し、新たなキャラクターも登場してくる。日々のニュースをそのまま架空の名前を使ってなぞるだけ。新たな要素は多少あるのだが…。
■ストーリー
2022年7月――コロナ新規感染者は一日10万人を超えていた。第7波、第8波と、波状攻撃で新型コロナウイルスは日本社会に襲いかかる。医療現場は医療崩壊の状況を超え、今や「医療麻痺」に陥っていた。その頃、ホスピス病棟とコロナ病棟の責任者を兼務している田口公平は、新任の中堅医師・洲崎に手を焼いており、この問題を解決するため、禁断の一手、厚生労働省の白鳥圭輔を東城大に召喚するが……。
女からのやりたいサイン 【スカートの中の秘密の生活】 [書籍にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
田口ランディのエッセイ集。結構赤裸々に語っている。女性でここまで赤裸々に語るエッセイは初めて読んだかもしれない。やりたい気分のシグナルだとか、男からひたすら頼まれたら、ついついエッチしてしまう可能性があることなど。自分がどれだけエッチが好きで、これまでかなりの経験があること。気持ち良いから好きで、エッチすることが男が特で女が損だとは決して思わないなど。
男からすると、作者のような考え方をすべての女性がもっているわけではないが、希望がもてることは確かかもしれない。春が妊娠しやすいだとか、都市伝説的なことを面白おかしく描いている。作者のキャラクターなのか、男友達と酒を飲みながらあけすけにプライベートな話をしているのが良い。
■ストーリー
ヤリたい気分の女のシグナルの見分け方。女のエッチはなぜ命がけ?春は妊娠しやすい?女が旅人を好きな理由。ネット不倫にはまりやすい男女のタイプ。ペニスの真珠より愛撫が大事。少女たちは発情している…。男はもちろん、女ですら気づかなかった身体の不思議と女心の永遠の謎を本音で解明する、目からウロコの爆笑エッセイ。
田口ランディのエッセイ集。結構赤裸々に語っている。女性でここまで赤裸々に語るエッセイは初めて読んだかもしれない。やりたい気分のシグナルだとか、男からひたすら頼まれたら、ついついエッチしてしまう可能性があることなど。自分がどれだけエッチが好きで、これまでかなりの経験があること。気持ち良いから好きで、エッチすることが男が特で女が損だとは決して思わないなど。
男からすると、作者のような考え方をすべての女性がもっているわけではないが、希望がもてることは確かかもしれない。春が妊娠しやすいだとか、都市伝説的なことを面白おかしく描いている。作者のキャラクターなのか、男友達と酒を飲みながらあけすけにプライベートな話をしているのが良い。
■ストーリー
ヤリたい気分の女のシグナルの見分け方。女のエッチはなぜ命がけ?春は妊娠しやすい?女が旅人を好きな理由。ネット不倫にはまりやすい男女のタイプ。ペニスの真珠より愛撫が大事。少女たちは発情している…。男はもちろん、女ですら気づかなかった身体の不思議と女心の永遠の謎を本音で解明する、目からウロコの爆笑エッセイ。
これぞまさにサイコパスだ【キラー・インサイド・ミー】 [映画にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
田舎の保安官助手のルーが主人公。町で評判の好青年ではあるが、サイコキラーだ。周りはそれに気づいていない。恋人のエイミーがいながら、娼婦のジョイスにぞっこんとなる。ルーの突然の変貌は観衆を驚かせる。それまで幸せそうであったルーが突然ジョイスを殴りつける。激しく殴り死ぬまで殴り続ける。無表情で淡々と殴り続けるシーンは見ていて苦しくなってくる。
その後、ルーは日ごろの行いが良いため、何も疑われることなく過ごすことになる。捜査チームがルーを怪しみだすと、ルーは突飛な行動にでる。エイミーと町を離れる予定であったが、突如としてエイミーを殴りつける。この突然の豹変がサイコパスたるゆえんなのだろう。ルーの心境がまったく見えないため恐ろしい。
■ストーリー
田舎町の保安官助手ルー・フォードは、物腰が柔らかくて愛想がいいと評判の青年だ。長年連れ添っている町一番の美人教師エイミーとの恋愛も順調である。しかしある日、取締りの一環で出会った娼婦ジョイスとの激しいセックスが引き金となり、20年眠っていた悪夢のような衝動が、目をさました。過去の復讐も絡まり、ルーが次々と引き起こす怪事件。思いもよらぬ切り札を用意した捜査チームに追い詰められるルーの歪曲した自己破壊が今、始まる―
田舎の保安官助手のルーが主人公。町で評判の好青年ではあるが、サイコキラーだ。周りはそれに気づいていない。恋人のエイミーがいながら、娼婦のジョイスにぞっこんとなる。ルーの突然の変貌は観衆を驚かせる。それまで幸せそうであったルーが突然ジョイスを殴りつける。激しく殴り死ぬまで殴り続ける。無表情で淡々と殴り続けるシーンは見ていて苦しくなってくる。
その後、ルーは日ごろの行いが良いため、何も疑われることなく過ごすことになる。捜査チームがルーを怪しみだすと、ルーは突飛な行動にでる。エイミーと町を離れる予定であったが、突如としてエイミーを殴りつける。この突然の豹変がサイコパスたるゆえんなのだろう。ルーの心境がまったく見えないため恐ろしい。
■ストーリー
田舎町の保安官助手ルー・フォードは、物腰が柔らかくて愛想がいいと評判の青年だ。長年連れ添っている町一番の美人教師エイミーとの恋愛も順調である。しかしある日、取締りの一環で出会った娼婦ジョイスとの激しいセックスが引き金となり、20年眠っていた悪夢のような衝動が、目をさました。過去の復讐も絡まり、ルーが次々と引き起こす怪事件。思いもよらぬ切り札を用意した捜査チームに追い詰められるルーの歪曲した自己破壊が今、始まる―
資本主義を止めない限り、環境負荷は減らせない 【「人新世」の資本論】 [書籍にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
佐藤優の「危機の読書」で紹介されていたので読んでみた。前段として資本論は読んだことがない。この手の内容について知識があるわけではない。それでも十分に楽しめた。資本主義を続ける限りは環境を守ることはできない。気候変動を放置すればとんでもないことが起きるが、割を食うのは発展途上国だ。結局は資本主義を牛耳っている先進国が得をするようにできている。
日本人のほとんどが先進国で世界の裕福な10%のうちに入る。となると、まずは日本人たちが本当に環境のことを考えるなら、やるべきことは沢山ある。が、今更それはできないのだろう。皆目先の幸せを考え、アリバイ作りのように子供たち世代のためにSDG'sなんてやってみたりする。とりあえず作者が言いたいことは何となくわかった。
■ストーリー
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。
佐藤優の「危機の読書」で紹介されていたので読んでみた。前段として資本論は読んだことがない。この手の内容について知識があるわけではない。それでも十分に楽しめた。資本主義を続ける限りは環境を守ることはできない。気候変動を放置すればとんでもないことが起きるが、割を食うのは発展途上国だ。結局は資本主義を牛耳っている先進国が得をするようにできている。
日本人のほとんどが先進国で世界の裕福な10%のうちに入る。となると、まずは日本人たちが本当に環境のことを考えるなら、やるべきことは沢山ある。が、今更それはできないのだろう。皆目先の幸せを考え、アリバイ作りのように子供たち世代のためにSDG'sなんてやってみたりする。とりあえず作者が言いたいことは何となくわかった。
■ストーリー
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。
妻の復習をしたが…それは誤解だった【ライダーズ・オブ・ジャスティス】 [映画にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
列車事故で妻を亡くしたマークス。簡単に言うと軍人のマークスが妻殺しの仇をとるために暴れるというパターンなのだが。。。マークスやその娘が妻を亡くしたことで失意のどん底になり、カウンセラーが必要となる。偶然列車に乗っており無事であった数学者のオットーとその仲間が調査し、事故が仕組まれたものだとわかる。
このオットーたち数学者が強烈だ。データ分析を行い、偶然ではすまされない事故の結果から、事故が仕組まれたもの判断する。仲間にはハッカーもおり、犯罪組織を丸裸にする。その情報を元にマークスは犯罪組織のメンバーを次々と殺害していくのだが…。単純な復讐ものではないのが良い。実は復讐は誤解だったというラストの展開が強烈だ。
■ストーリー
妻が列車事故で亡くなったという報せを受け、軍人のマークスはアフガニスタンでの任務を離れ娘の下へ帰国する。悲しみに暮れる娘を前に無力感にさいなまれるマークスだったが、彼の下を二人の男が訪ねてくる。その中の一人、妻と同じ列車に乗っていたという数学者のオットーは、事故は“ライダーズ・オブ・ジャスティス"と言う犯罪組織が、殺人事件の重要な証人を暗殺するために周到に計画された事件だとマークスに告げる。怒りに打ち震えるマークスは妻の無念を晴らすため、オットーらの協力を得て復讐に身を投じてゆくが事態は思わぬ方向に…。
列車事故で妻を亡くしたマークス。簡単に言うと軍人のマークスが妻殺しの仇をとるために暴れるというパターンなのだが。。。マークスやその娘が妻を亡くしたことで失意のどん底になり、カウンセラーが必要となる。偶然列車に乗っており無事であった数学者のオットーとその仲間が調査し、事故が仕組まれたものだとわかる。
このオットーたち数学者が強烈だ。データ分析を行い、偶然ではすまされない事故の結果から、事故が仕組まれたもの判断する。仲間にはハッカーもおり、犯罪組織を丸裸にする。その情報を元にマークスは犯罪組織のメンバーを次々と殺害していくのだが…。単純な復讐ものではないのが良い。実は復讐は誤解だったというラストの展開が強烈だ。
■ストーリー
妻が列車事故で亡くなったという報せを受け、軍人のマークスはアフガニスタンでの任務を離れ娘の下へ帰国する。悲しみに暮れる娘を前に無力感にさいなまれるマークスだったが、彼の下を二人の男が訪ねてくる。その中の一人、妻と同じ列車に乗っていたという数学者のオットーは、事故は“ライダーズ・オブ・ジャスティス"と言う犯罪組織が、殺人事件の重要な証人を暗殺するために周到に計画された事件だとマークスに告げる。怒りに打ち震えるマークスは妻の無念を晴らすため、オットーらの協力を得て復讐に身を投じてゆくが事態は思わぬ方向に…。
アスペルガーの青年は見続ける【ナイト・ウォッチャー】 [映画にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
アスペルガーの青年バートは、ホテルの受付業務をしながらホテルに宿泊する客の部屋にカメラを仕掛け、盗撮している。理由としては、自分のソーシャルスキルを高めるためだ。アスペルガーなのでやることが極端だ。美しい女性客のアンドレアに少し良いことを言われると、その気になってしまい、すぐに車を買おうとしたり身なりを極端に気を付けるようになる。
バートのアスペルガーっぷりがすさまじい。それを知りながら、周りはバートを利用しようとする。ホテルで殺人事件が発生してからは、少しミステリーの要素がある。バートが客室を盗撮するという、本来なら嫌悪感を抱くような行動が、アスペルガーのためか純粋な気持ちで見ているような気がしてしまうのが不思議だ。
■ストーリー
アスペルガー障害を抱える聡明な青年、バートはホテルで夜間受付の仕事をしながら、自身のソーシャルスキルを向上させるため、秘密裏に客室にカメラを仕掛け、客の行動を記録している。ある夜、バートが勤務中に殺人事件が起こる。女性客が殺害されたその事件でバートは第一容疑者になってしまうが、客室に仕掛けていたカメラの映像が彼の無実を証明していることをバートは明かせない。警察の捜査が進む一方で、バートは美しい女性客アンドレアと知り合う。交流を深めていく中、バートはアンドレアが殺害ターゲットにされていると気づき、彼女が次の犠牲者になる前に、犯人による犯行を何とか阻止しようとするが・・・
アスペルガーの青年バートは、ホテルの受付業務をしながらホテルに宿泊する客の部屋にカメラを仕掛け、盗撮している。理由としては、自分のソーシャルスキルを高めるためだ。アスペルガーなのでやることが極端だ。美しい女性客のアンドレアに少し良いことを言われると、その気になってしまい、すぐに車を買おうとしたり身なりを極端に気を付けるようになる。
バートのアスペルガーっぷりがすさまじい。それを知りながら、周りはバートを利用しようとする。ホテルで殺人事件が発生してからは、少しミステリーの要素がある。バートが客室を盗撮するという、本来なら嫌悪感を抱くような行動が、アスペルガーのためか純粋な気持ちで見ているような気がしてしまうのが不思議だ。
■ストーリー
アスペルガー障害を抱える聡明な青年、バートはホテルで夜間受付の仕事をしながら、自身のソーシャルスキルを向上させるため、秘密裏に客室にカメラを仕掛け、客の行動を記録している。ある夜、バートが勤務中に殺人事件が起こる。女性客が殺害されたその事件でバートは第一容疑者になってしまうが、客室に仕掛けていたカメラの映像が彼の無実を証明していることをバートは明かせない。警察の捜査が進む一方で、バートは美しい女性客アンドレアと知り合う。交流を深めていく中、バートはアンドレアが殺害ターゲットにされていると気づき、彼女が次の犠牲者になる前に、犯人による犯行を何とか阻止しようとするが・・・
ホンワカとした気分になるシリーズ 【ペンギンの台所】 [書籍にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
ペンギンシリーズ。要は作者である小川糸が日々の出来事をつづったブログだ。何気ない日常であるので、大きな事件が起きるわけではない。「食堂かたつむり」の作者だけにおいしそうな食事が多数登場してくる。他の作者のこの手のエッセイに比べると、極端にひとつひとつが短い。そのため、サラリと読むことができるが、あまり印象には残らない。
作者が酒を飲むのを止めたというのは、ひとつのトピックかもしれない。食堂かたつむりが作家としてのデビュー作であり、これを小説の賞に申し込んだが最終選考にすら残らなかったらしい。この作品に目を付けた編集者はすごい。そのことがのちに評価され社長賞をもらうまでになるのはさすがという感じだ。
■ストーリー
苦節10年の末に、小説『食堂かたつむり』でデビューを果たした著者。執筆、サイン会、取材と怒涛の日々を送る彼女に代わって、ペンギンが台所デビュー。まぐろ丼、おでん、かやくご飯…。へとへとで家に帰っても、ペンギンと食卓を囲めば一瞬にして元気になれる。心のこもった手料理と仕事を通じての出会いに感謝する日々を綴った日記エッセイ。
ペンギンシリーズ。要は作者である小川糸が日々の出来事をつづったブログだ。何気ない日常であるので、大きな事件が起きるわけではない。「食堂かたつむり」の作者だけにおいしそうな食事が多数登場してくる。他の作者のこの手のエッセイに比べると、極端にひとつひとつが短い。そのため、サラリと読むことができるが、あまり印象には残らない。
作者が酒を飲むのを止めたというのは、ひとつのトピックかもしれない。食堂かたつむりが作家としてのデビュー作であり、これを小説の賞に申し込んだが最終選考にすら残らなかったらしい。この作品に目を付けた編集者はすごい。そのことがのちに評価され社長賞をもらうまでになるのはさすがという感じだ。
■ストーリー
苦節10年の末に、小説『食堂かたつむり』でデビューを果たした著者。執筆、サイン会、取材と怒涛の日々を送る彼女に代わって、ペンギンが台所デビュー。まぐろ丼、おでん、かやくご飯…。へとへとで家に帰っても、ペンギンと食卓を囲めば一瞬にして元気になれる。心のこもった手料理と仕事を通じての出会いに感謝する日々を綴った日記エッセイ。
鬼刑事が音楽隊へ【異動辞令は音楽隊!】 [映画にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
ベテラン刑事である成瀬は事件解決に心血を注ぐあまり違法すれすれの捜査を行う。昔ながらの鬼刑事のイメージなのだろう。部下を怒鳴りつけることから始まり、犯人の手がかりをもつ者に対してのあたりは強烈だ。そんな態度の成瀬に対して上層部はついに決意する。
成瀬の異動先は音楽隊だった。逆に今まで良く刑事でいられたなぁ、というような昔ながらの鬼刑事だ。上司にたてついたのが始まりなのだが、自業自得でもある。音楽隊でも成瀬はすんなりとはなじめない。他の部署と兼業で音楽隊をやる者たちばかり。やる気のない音楽隊ではあるが、中には音大卒でトランペットに力を注ぐ交通課の婦警もいる。ラストの犯人逮捕の場面はとってつけたようではあるが、音楽隊がらみの部分は楽しめた。
■ストーリー
犯罪撲滅にすべてを捧げてきた鬼刑事・成瀬司。だが、警察でもコンプライアンスが重視される今の時代に、違法すれすれの捜査や部下を追い詰めるマウンティングで、周囲から完全に浮いた存在になっていた。出世に興味がなく上司に楯突き、遂に命じられた異動先は、まさかの警察音楽隊!
ベテラン刑事である成瀬は事件解決に心血を注ぐあまり違法すれすれの捜査を行う。昔ながらの鬼刑事のイメージなのだろう。部下を怒鳴りつけることから始まり、犯人の手がかりをもつ者に対してのあたりは強烈だ。そんな態度の成瀬に対して上層部はついに決意する。
成瀬の異動先は音楽隊だった。逆に今まで良く刑事でいられたなぁ、というような昔ながらの鬼刑事だ。上司にたてついたのが始まりなのだが、自業自得でもある。音楽隊でも成瀬はすんなりとはなじめない。他の部署と兼業で音楽隊をやる者たちばかり。やる気のない音楽隊ではあるが、中には音大卒でトランペットに力を注ぐ交通課の婦警もいる。ラストの犯人逮捕の場面はとってつけたようではあるが、音楽隊がらみの部分は楽しめた。
■ストーリー
犯罪撲滅にすべてを捧げてきた鬼刑事・成瀬司。だが、警察でもコンプライアンスが重視される今の時代に、違法すれすれの捜査や部下を追い詰めるマウンティングで、周囲から完全に浮いた存在になっていた。出世に興味がなく上司に楯突き、遂に命じられた異動先は、まさかの警察音楽隊!
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