走ることについて考える【走ることについて語るときに僕の語ること】 [書籍にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
作者がジョギングを趣味としていることは知っていた。そして、マラソンを走っていることも。自分も同じランナーとして(にわかだが)共感できる部分も多い。ただ、圧倒的に感じたのは、フルマラソンのタイムを向上させるのは難しいのかということだ。まだフルマラソンを走ったことのない、にわかランナーとしては、ある程度最終目標とするタイムがある。そんな中、作者は毎日十キロ走りながらも、タイムが上がらない。そんな部分を見せられると、駄目かなと思ってしまう。作者のマラソンに対する意気込みというのはものすごいものを感じるし、到底太刀打ちできないと思う。ただ、目標タイムに対する希望が失せ、ちょっと体に気をつけて走らなければと思ったくらいだ。同じランナーとして読むと、違和感を感じる部分が多々あった。
■ストーリー
1982年秋、専業作家としての生活を開始したとき、彼は心を決めて路上を走り始めた。それ以来25年にわたって世界各地で、フル・マラソンや、100キロ・マラソンや、トライアスロン・レースを休むことなく走り続けてきた。旅行バッグの中にはいつもランニング・シューズがあった。走ることは彼自身の生き方をどのように変え、彼の書く小説をどのように変えてきたのだろう?日々路上に流された汗は、何をもたらしてくれたのか?
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