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簡易トイレに閉じ込められるのは最悪だ 【夜がはじまるとき】 [書籍にドロップキック!!]


夜がはじまるとき (文春文庫)

夜がはじまるとき (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/01/08
  • メディア: ペーパーバック

■ヒトコト感想
スティーヴン・キングの短編集。強烈なのは「どんづまりの窮地」だろう。まさか簡易トイレに閉じ込められ、汚物まみれになりながら、どうにかして簡易トイレから脱出する物語だとは思わなかった。狭い場所に閉じ込められる恐怖は伝わってきた。そこが排泄物まみれのトイレというのは強烈だ。まさかプラスチックの便器のネジを外して脱出する類の苦悩がひたすら描かれているとは思わなかった。

ミステリーではなく、恐怖でもない。ある意味、死が目の前に迫ると排泄物なんてのはどうでもよくなるのだろうか。脱出後に、この事態を演出した相手に対して復讐を企てるのだが…。やけに冷静なのは、怒りが沸点を通りこしたからなのかもしれない。

■ストーリー
悲しみに暮れる彼女のもとに突如かかってきた電話の主は…愛する者への思いを静かに綴る「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」、ある医師を訪れた患者が語る鬼気迫る怪異譚「N」、猫を殺せと依頼された殺し屋を襲う恐怖の物語「魔性の猫」ほか全6篇を収録した最新短篇集。






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