交渉のプロが手法を暴露【交渉術】 [書籍にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
作者の外交官時代の経験をもとに描いた本作。今回は、交渉をメインとして描かれている。外交官時代に、ロシアの高官や政治家たちとしびれるような交渉を続けてきた作者だけに、説得力がある。何も知らない一般人は、交渉というのは、ただ誠心誠意相手に思いを伝えれば通じるものと思うかもしれない。
実情は、いかにして目的を達成するか。自分に不利な結果が予想される場合は、あえて交渉のテーブルにつかない場合すらある。本作に登場する交渉術は、一般人にも参考になるだろう。ただし、客先や上司との交渉に本作の交渉術をそのまま使うと、あまりにも強烈すぎて悪い方向へと流れる可能性がある。TPOに合せて使うことが必要だろう。
■ストーリー
交渉を通じて、官僚としての佐藤優を再検証する。外交官として、官僚として、交渉の最前線で闘ったスリリングなメモワール、かつ実用書。
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