SSブログ

車で宇宙に飛び出すのはやりすぎだ【ワイルド・スピード ジェットブレイク】 [映画にドロップキック!!]


ワイルド・スピード/ジェットブレイク [Blu-ray]

ワイルド・スピード/ジェットブレイク [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2022/08/03
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
ワイルドスピードシリーズ。ついこの間、外伝である「スーパーコンボ」を見た。スーパーコンボで登場してきたふたりは本作にはでてこない。いつものドミニクファミリーが激しいカーチェイスを行い、今度は宇宙にまで飛び出してしまう。なんといっても本作のポイントとなるのは、ドミニクにはジェイコブという弟がいたということだ。ドミニクに負けないほどの一流のドライバーであるジェイコブ。

序盤でいきなりジェイコブの運転する車が崖から飛び降り、それを飛行機でキャッチするという離れ業をやってのけている。それ以外にも、ワイスピシリーズとしていつもの信じられないアクションの数々はある。横転するトラックの真下に車を寄せ、飛び出してきたジェイコブをキャッチし車に乗せるなんてのはやりすぎだ。

■ストーリー
兄ドミニクvs弟ジェイコブ ワールドクラスの兄弟バトル!!ドミニクはレティと幼い息子のブライアンの3人で静かに暮らしていたが、ある日仲間のピンチの知らせを聞く。ローマンら“ファミリー"と合流したドミニクは、現場で世界中のコンピュータ・システムを操る装置を見つけるが、突如襲撃者が現れ、装置を奪っていったのはなんと弟のジェイコブだった。凄腕の殺し屋で一流ドライバーであるジェイコブは、実は某国の独裁者組織の一員で、ドミニクたちは世界を震撼させる陰謀を止めるため動き出す。対立する兄と弟…明かされるドミニクの過去…果たしてファミリーの運命は?!






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

独裁者たちの思い 【悪の処世術】 [書籍にドロップキック!!]


悪の処世術 (宝島社新書)

悪の処世術 (宝島社新書)

  • 作者: 佐藤優
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2021/05/10
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
世界の独裁者について語っている。ヒトラーなどの有名な独裁者についてはなんとなくわかるが、アルバニアの独裁者などは世間的にはレアだろう。独裁者がいた方が国が安定したパターンもある。プーチンや金日成、金正恩などのわかりやすい独裁者もいれば、トランプも本作では独裁者扱いされている。民主主義のアメリカの大統領もある意味独裁者なのだろう。

日本では絶対にありえない展開だ。自己保身でアメリカにすり寄ったが、そこから政権が崩壊し殺された独裁者もいる。リビアの独裁者やシリアの独裁者など、世間的には悪とされてはいるのだが…。その当事者たちの国民からすると、良い指導者なのかもしれない。独裁者の評価はもしかしたら何十年もあとになって決まってくるのかもしれない。

■ストーリー
プーチン、習近平、トランプ、ヒトラー、スターリン……権謀術数が蠢く政治の世界で、「悪」と謗られる男たちがなぜ権力を掌握することができたのか。佐藤優が読み解く、独裁者たちの素顔と人間力の神髄!






nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

社会への怒りと不満を代弁?【ジョーカー】 [映画にドロップキック!!]


ジョーカー [Blu-ray]

ジョーカー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2020/08/05
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
バットマンのジョーカーが、あのジョーカーになるまでを描いた作品。2回目の視聴だが、相変わらずすさまじいインパクトがある。全編とおして陰鬱な雰囲気が漂い、決してハッピーエンドではない雰囲気を醸し出している。緊張すると笑いがでてくるアーサーが、虐げられ夢も希望もなくなる過程が詳細に描かれている。ピエロとして小銭を稼ぎ、コメディアンになる夢を見るアーサー。そのためのネタを書くことを止めない。

あこがれのコメディアンに近づきたい。何もかもが嫌になり自暴自棄になる。最初は同僚からもらった拳銃がきっかけなのだろう。そこからエスカレートし、貧困にあえぐ若者たちのカリスマ的存在となる。ジョーカーがこうやって作られたのだ、というのはやけに納得できてしまう。

■ストーリー
言うまでもなく、DC作品内において最も有名なヴィランと言えば"バットマン"のライバル、"ジョーカー"。都会で大道芸人として暮らしていた孤独な男アーサー・フレックが、やがてその狂気的な悪の存在"ジョーカー"に変貌していく様を描く。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

プロの声優になるための長く厳しい道のり 【心心 東京の星、上海の月】 [書籍にドロップキック!!]


心心 東京の星、上海の月

心心 東京の星、上海の月

  • 作者: 石田 衣良
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2022/03/24
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
声優を目指す若者を描いた作品。大量に存在する声優志望の者たちの中で、ほんの一握りの者だけが声優になれる世界。本作の主人公の陽児とアニメ好きの上海からやってきた少女・心心の物語となっている。序盤は声優になるための厳しい日々が描かれている。そこから心心が、実は中国の巨大スマホメーカー社長の娘であり、会社の株を大量に受け継ぎ大金持ちというのがわかる。

企業の覇権争いに巻き込まれることになる心心。そして、心心を仲間に引き入れるために声優志望の友達たちにも企業の魔の手が迫る。純粋な声優を目指す物語というよりは、企業の覇権争いに巻き込まれ、そこからどのように自分の意思を強くもつかというのが描かれている。

■ストーリー
渋谷にある専門学校の声優科に入学した石森陽児は、上海からやってきたアニメ好き少女・陽心心と出会う。異国の地でひたむきに夢を追う彼女に惹かれながら、幼なじみの浩平、元高校球児の健太郎、子役あがりの遥、元キオスク女子の真琴といった年齢も出自も違う仲間たちとともに特訓の日々を送る。ある日の夜、浩平に誘われ帰宅する心心のあとを興味本位でつけたところ、彼女を見張る不審なクルマに気づく。心心が抱える秘密とは? そして彼女は何者なのか――?






nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

世界の富の仕組みと似ている【プラットフォーム】 [映画にドロップキック!!]


プラットフォーム (Blu-ray+DVDセット)

プラットフォーム (Blu-ray+DVDセット)

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2021/06/23
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
0階には豪華な食事が用意され、それが1階下がるごとに2人の人間に食べられ、下層階の人々には食べ物がいきわたらない。本来、皆が最低限自分が生きるためだけの食べ物を食べれば、下の階にも食べ物はいきわたるはずなのだが…。まさに今の世界を描いているような作品だ。富を一部の人が独り占めするので、下の階層に富がいきわたらない。皆が平等に最低限の富を手にすれば、最下層の人々も生きながらえることができる。

ルールを守らせようとこのシステムに参加した者は、結局、みんなにルールを守らせることができないことを理解し、絶望し自殺する。結局は解決策はない。ラストはなんらかこの仕組みに対する抗議を示すことで終わっている。

■ストーリー
その“穴"は世界を変えるある日、ゴレンは目が覚めると「48」階層にいた。部屋の真ん中に穴があいた階層が遥か下の方にまで伸びる塔のような建物の中、上の階層から順に食事が"プラットフォーム"と呼ばれる巨大な台座に乗って運ばれてくる。上からの残飯だが、ここでの食事はそこから摂るしかないのだ。同じ階層にいた、この建物のベテランの老人・トリマカシからここでのルールを聞かされる…1ヶ月後、ゴレンが目を覚ますと、そこは「171」階層で、ベッドに縛り付けられて身動きが取れなくなっていた!果たして、彼は生きてここから出られるのか! ?






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

ワイスピの大物ふたりが大活躍【ワイルド・スピード スーパーコンボ】 [映画にドロップキック!!]


ワイルド・スピード/スーパーコンボ [AmazonDVDコレクション]

ワイルド・スピード/スーパーコンボ [AmazonDVDコレクション]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2020/07/08
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
ワイルドスピードシリーズの外伝的な扱いなのだろう。ルークとデッカードが大活躍する。明らかにふたりを目立たせるためだけの作品となっている。肉体を改造されサイボーグと化したブリクストンとの対決はすさまじいインパクトがある。それにしても主役のふたりのインパクトがすごい。ルークを演じるのはドゥエインジョンソンなのだが、デッカード役であるジェイソンステイサムが貧弱に見えてしまう。それくらい本作では周りはでかいやつらぞろいという感じだ。

ウィルス兵器を体に入れたデッカードの妹と行動するふたり。ブリクストンからの追撃から逃れつつ、ラストでは激しい戦いを繰り広げる。ワイスピ風なスピードカーアクションはない。ワイスピのキャラを使ったアクションだ。

■ストーリー
ロサンゼルスで娘と暮らす追跡のプロで元FBI特別捜査官ルーク・ホブスと、ロンドンで優雅な生活を送る元MI6エージェントのデッカード・ショウ。2人の元に、行方をくらませたMI6の女性エージェントのハッティを保護して欲しいという政府の協力要請が入る。ハッティは全人類の半分を滅ぼす新型ウイルス兵器をテロ組織から奪還したが、組織を率いる肉体改造を施された超人的な戦士ブリクストンに急撃され、ウイルスと共に消息を絶った。しかも、彼女はショウの妹でもあるという…。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「いいヤツ」でなんでも押し付けられる 【答えは風のなか】 [書籍にドロップキック!!]


答えは風のなか

答えは風のなか

  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2021/12/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

■ヒトコト感想
重松清の短編集。なんとも微妙な気持ちになれる小学生に関わる短編集。コロナ渦のなかでの物語なので、マスクをテーマとした作品や、原発を誘致する際の街の問題など、今だからこそ存在する物語となっている。「いいヤツ」なんてのは、まさに大人しい小学生がいいヤツという言葉でなんでもかんでも押し付けられるという流れとなっている。

小学生だけでなく、大人でもありえる流れかもしれない。いいヤツという言葉を免罪符としてなんでも押し付ける。そこに反発する瞬間的な勇気の物語となっている。「ぼくらのマスクの夏」は数年後に読むと、なんともいびつな作品と思えてくるのだろう。なんでもかんでも批判されたくないために自粛の嵐であった奇妙な時期だ。

■ストーリー
はじめて感じる胸のモヤモヤ。過ぎ去ってしまったあの頃のこと。いま、心のなかにある感情はこれからどこに行くのだろう。家族、友だち、社会。胸がぎゅっと苦しくなったとき。頭でも、心でも、わからなくても、きみといっしょに考える。この世界を、ずんずん歩いていくために。『きみの町で』に続く10の物語。






nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

原作の重要な箇所がコンパクトに網羅されている【寄生獣 完結編】 [映画にドロップキック!!]


寄生獣 完結編 Blu-ray 豪華版

寄生獣 完結編 Blu-ray 豪華版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2015/12/04
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
「寄生獣」はかなり昔に見た。完結編としてパラサイトとの結末が描かれている。原作マンガはかなり面白かった印象がある。本作では、多少改変してはいるが、大枠のストーリーは変わりなく短い時間でコンパクトにストーリーが網羅されている。広川や後藤、そして田宮良子の存在。本作のポイントはなんといっても探偵の倉森だろう。パラサイトに娘を殺され、その恨みをすべて田宮にぶつけようとする。この場面での田宮と倉森のやりとりは秀逸だ。

東福山市長舎でのSWATとの闘いも強烈なインパクトがある。そして、なんといっても最後の浦上との駆け引きも良い。原作マンガと異なる部分もあるが、重要なエッセンスは十分網羅されている。

■ストーリー
右手に寄生生物ミギーを宿す高校生・泉新一は、要注意人物として人間からもパラサイトからもマークされていた。いまや、新一の住む東福山市は、市長・広川を中心に組織化されたパラサイト達が、一大ネットワークを作り上げていた。一方、人間側も、寄生生物殲滅を目的とした対パラサイト特殊部隊を結成。アジトと化した東福山市庁舎に奇襲を仕掛けようとしていた。激化する戦い…。

人間の子を産み、人間との共存を模索するパラサイト田宮良子は、新一とミギーの存在に可能性を見出したが、肝心の新一は、母親を殺された事件をきっかけで寄生生物への憎悪を募らせていた。そんな彼らの前に、最強のパラサイト・後藤が、その姿を現した。生きるのは人間かパラサイトか。そして「寄生獣」とはいったい何なのか。新一とミギー、最後の戦いがついに始まる。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

作者の日常エッセイシリーズ 【月曜日は水玉の犬】 [書籍にドロップキック!!]


月曜日は水玉の犬 (単行本)

月曜日は水玉の犬 (単行本)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2022/03/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

■ヒトコト感想
恩田陸の映画や本の話。「土曜日は灰色の馬」「日曜日は青い蜥蜴」などに続く作品。作者が好きな映画や本について語られている。相変わらず作者と自分の趣味が少し近い感じなので、作者が批評する作品をよく知っていると、より楽しんで読むことができた。古典のミステリーや、漫画や映画まで。ミステリー作家として様々な同業の作品を読んでいるというのがよくわかる。

エラリークィーンなどは有名ではあるが、自分の中では読んだことがなかったので、がぜん興味がわいてきた。ミステリー作品としてのインパクトがある作品や、そうでもない作品まで。作者がどのような作品に興味をもつのかを楽しんで読むことができた。

■ストーリー
「物語」は、決して尽きない。この世に輝く数多のエンターテインメントを小説家・恩田陸とともに味わい尽くす――。強烈で贅沢な最新エッセイ集。――いろいろな意味ですごい世界になったものだが、逆にリアル書店で過ごす時間、リアルに対面で読んだ本や観た映画について語り合う時間、酒を酌み交わしつつとりとめのない雑談をする時間のありがたみと幸せを、しみじみと感じてしまう。この本で、私のそんな雑談をひととき楽しんでいただければ幸甚である。






nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

親友の恋人は自分の恋人なのか?【パラレルワールド・ラブストーリー】 [映画にドロップキック!!]


パラレルワールド・ラブストーリー[Blu-ray 豪華版]

パラレルワールド・ラブストーリー[Blu-ray 豪華版]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
原作を読んだのは十年以上前なので、ほとんど内容は覚えていない。過去と現在が交互に描かれる方式のため、何が真実なのかわからなくなる。電車で見かけていた麻由子は親友の智彦の恋人だったはずだ。それが今現在は崇史と同棲している。記憶があいまいとなり、智彦に麻由子を紹介されて付き合いだした記憶もある。崇史が過去を思い出すたびに現在の状況に違和感がでてくる。

作中ではサブリミナルのように記憶の研究をしている智彦の言葉が続いていく。伏線として実験することで対象者の記憶を上書くことができるとも語られている。となると、崇史の記憶は何者かに書き換えられたことになる。ただ、そうだとしても麻由子の態度がどうなのか。。記憶改変ものの物語だ。

■ストーリー
真実の世界はどっちだ?<世界>が変わりまくる驚愕の108分!ある日突然、崇史(玉森裕太)が迷い込んだ2つの世界。1つの世界では、愛する麻由子(吉岡里帆)と自分が恋人同士。しかし、もう1つの世界では麻由子が親友・智彦(染谷将太)の恋人に…。混乱する崇史の前に現れる、2つの世界をつなぐ【謎】の暗号。目が覚めるたびに変わる世界の中で、真実にたどりつけるのか――?






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画