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いつになくシリアスな展開【GOSICK8 上】 [書籍にドロップキック!!]

GOSICK -ゴシック- VIII 上 ゴシック・神々の黄昏 (角川文庫)

GOSICK -ゴシック- VIII 上 ゴシック・神々の黄昏 (角川文庫)

  • 作者: 桜庭 一樹
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/06/23
  • メディア: 文庫

 

■ヒトコト感想
このシリーズもとうとう終わりが近づいてきたのだろう。ヴィクトリカと久城の関係が深まりつつあり、それが崩壊へと向かう。前半は、短編シリーズのように、ちょっとした謎をヴィクトリカが鮮やかに解決していく。ヴィクトリカと久城の最後の楽しいひとときというように、なんの問題もなく物語は進んでいく。それが後半になると、第二次世界大戦が始まり、それと共にヴィクトリカと久城が離れ離れになる。今までになく暗く陰鬱な雰囲気となり、この先には、とんでもない不幸が待ち受けているようにも思えてくる。ヴィクトリカの存在理由と、科学アカデミーとオカルト省の対立には深い理由があった。下巻へ向けて、暗黒の時代を連想させる始まりだ。

■ストーリー

クリスマス当日、ヴィクトリカが所望したのは、15個の謎―必死で謎を集める一弥は、村に起こりつつある異変に気づく。それは、大いなる変化、すなわち“2度目の嵐”の前触れにほかならなかった。迫る別れと、自分の運命を正しく予感したヴィクトリカは、一弥にある贈り物をする。一方首都ソヴレムでは、ブロワ侯爵が暗躍、娘ヴィクトリカを武器に権力を握ろうとしていた

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