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取りついた悪は次のとりつき先を探す 【デスぺレーション 下】 [書籍にドロップキック!!]


デスペレーション〈下〉 (新潮文庫)

デスペレーション〈下〉 (新潮文庫)

  • 作者: スティーヴン・キング
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
上巻ではデスペレーションという鉱山町で巻き起こる異常な警官の恐怖が描かれていた。警官の有無を言わせぬ圧倒的な暴力には読んでいて強烈な恐怖感を覚えた。それが下巻となり、警官が異常な行動をとり始めたことの理由が判明する。殺戮を繰り返す悪は、人から動物にまで入り込むことができる。古代から続く悪ということなのか。

鉱山の奥深く、偶然掘り当てられた悪。警官の魔の手から逃げ出した一行の中には、特殊な能力を持つ少年・デヴィッドがいた。悪はデヴィッドの存在を邪魔と考え始末しようとするのだが…。逃げ出した一行の中では作家のマリンヴィルが少年の能力に気づく。ラストでは、この太古から続く悪と、どう決着をつけるかが描かれている。

■ストーリー
警官の魔手を逃れた生存者たちは、荒れ果てた映画館で息をひそめていた。作家マリンヴィルは、一行を導く少年の持つ神がかりの能力に気づき、この一件に人知を超えた力が及んでいることを知る。さらに、多くの鉱夫を生き埋めにした落盤事故が過去に起きたことが判明。警官を狂気に追い込んだのは、犠牲者の怨念なのか?かくして、殺戮を繰り返す悪の正体が、ついに明かされる。






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