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河童が中年男の尻子玉を抜く? 【今昔百鬼拾遺 河童】 [書籍にドロップキック!!]


今昔百鬼拾遺 河童 (角川文庫)

今昔百鬼拾遺 河童 (角川文庫)

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/05/24
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
久しぶりの京極夏彦の妖怪シリーズだ。まるで妖怪が起こしたような事件が起こるが、実際には人間が事件を起こしていた。今回は河童がテーマとなっている。河童のイメージから始まり、河童が生み出された起源なども語りつつ、事件が河童の仕業のような流れとなっていく。

河童が尻子玉をとるということで、事件の被害者たちは皆ズボンを脱がされ尻が丸出しとなっている。その前段には中年のオジサンを覗くという事件が起こる。なんだかよくわからないまま、後半では怒涛のタネ明かしがある。妖怪研究家の多々良と京極堂の妹である敦子が謎を解き明かす。京極堂が謎解きをする京極堂シリーズの長編作品が出版されないが、雰囲気は近いかもしれない。

■ストーリー
昭和29年、夏。複雑に蛇行する夷隅川水系に、次々と奇妙な水死体が浮かんだ。3体目発見の報せを受けた科学雑誌「稀譚月報」の記者・中禅寺敦子は、薔薇十字探偵社の益田が調査中の模造宝石事件との関連を探るべく現地に向かった。第一発見者の女学生・呉美由紀、妖怪研究家・多々良勝五郎らと共に怪事件の謎に迫るが―。山奥を流れる、美しく澄んだ川で巻き起こった惨劇と悲劇の真相とは。百鬼夜行シリーズ待望の長編!






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