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リアルの世界での幽霊はデータなのか? 【幽霊を創出したのは誰か?】 [書籍にドロップキック!!]


幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost? WWシリーズ (講談社タイガ)

幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost? WWシリーズ (講談社タイガ)

  • 作者: 森博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/06/18
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
ウォーカロンシリーズ。幽霊がでるという噂のある場所へやってきたグアトとロジ。そこでふたりはそれぞれ幽霊を目撃することになる。科学の進歩で人間が死ななくなり、新たな人間も産まれなくなった世界。人が死なない世界での幽霊とはどのような意味があるのか。幽霊になった男の弟が登場し、幽霊を目撃したふたりから話を聞きたいと男の屋敷に招待されることになる。

バーチャルとリアルのはざまで生きる人々。リアルの体はもはや必要ないという論調になりつつある。すべてはネットワークを通じて制御されるので、今、目の前で起きている現象はコンピュータによるホログラムの可能性すらある。リアルに生存することにほとんど意味がなくなった世界ということなのだろう。

■ストーリー
触れ合うことも、声を聞くことも、姿を見ることすら出来ない男女の亡霊。許されぬ恋を悲観して心中した二人は、今なお互いを求めて、小高い丘の上にある古い城跡を彷徨っているという。城跡で言い伝えの幽霊を思わせる男女と遭遇したグアトとロジの許を、幽霊になった男性の弟だという老人が訪ねてきた。彼は、兄・ロベルトが、生存している可能性を探っているというのだが。






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