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少女漫画の典型的な流れ【溺れるナイフ】 [映画にドロップキック!!]


溺れるナイフ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

溺れるナイフ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
少女漫画が原作らしい。どことなく理屈っぽい男女の恋愛が描かれている。東京から田舎に引っ越してきた人気モデルの女は、地元で有名な悪の男に惹かれてしまう。悪にあこがれる女子というのは少女漫画にありがちなわかりやすいパターンだ。激しく自由なコウと、コウに翻弄される夏芽。お決まり通り夏芽とコウの関係は崩壊する。

そこで夏芽は優しく明るいコウの親友と付き合うようになる。それでも夏芽の心にはコウへの気持ちが消え去ることはなかった。なんだかわかりやすい少女漫画のパターンだ。ステレオタイプな悪な男と純粋な女。人気モデルなだけに東京から仕事の誘いがくる。仕事を選ぶのか男を選ぶのかという古典的なパターンもある。

■ストーリー
15歳の夏。東京から遠く離れた浮雲町に越してきた、人気モデルの望月夏芽。退屈でウンザリするようなこの町で、夏芽は体を貫くような“閃光"と出会ってしまう。それは、コウと呼ばれる少年・長谷川航一朗だった。傲慢なほどに激しく自由なコウに、反発しながらも、どうしようもなく惹かれてゆく夏芽。コウもまた、夏芽の美しさに対等な力を感じ、やがてふたりは付き合いはじめる。

「一緒にいれば無敵! 」という予感に満たされるふたり。しかし浮雲の夏祭りの夜、全てを変える事件が起きるのだった―。失われた全能感、途切れてしまった絆。傷ついたふたりは、再び輝きを取り戻すことができるのか。未来への一歩を踏み出すために、いま、ふたりがくだす決断とは―。






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幸せの絶頂から不幸に急降下 【骨の袋 下】 [書籍にドロップキック!!]


骨の袋〈下〉 (新潮文庫)

骨の袋〈下〉 (新潮文庫)

  • 作者: スティーヴン キング
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/08/28
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
ヌーナンはカイトの親権を守るために権力者デヴォアと裁判で対決しようとする。上巻までの流れでは、親権を争う裁判の他に、ヌーナンの妻が亡くなりその前後で起こった奇妙な出来事や、その他の心霊現象などがある。調べていくうちにヌーナンは心霊現象の根源を見つけ出す。

黒人歌手セーラに対する強烈な行為の数々。それらがめぐりめぐって現在へとつながっている。中盤でヌーナンたちが幸せの絶頂のように庭でバーベキューをするシーンはすばらしいが、そこから地獄の底に突き落とされるパターンがある。かなり強烈な流れであることは間違いない。なぜここまで不幸が連鎖するのか。その理由は謎の心霊現象にあった。

■ストーリー
ヌーナンと知り合った少女を、異常な地元の権力者マックス・デヴォアがつけねらう。デヴォアとの戦いを余儀なくされたヌーナンだが、彼は亡き妻の意外な真実を知ることになる。さらに過去にこの地で活躍していた黒人歌手セーラに対する忌まわしい犯罪が明らかに。セーラは復讐のために霊界から戻ってきたのか?彼女が企んでいる邪悪な野望を、もはや阻止することは出来ないのか。






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戦争に負け、北方領土を奪われた日本【ジョバンニの島】 [映画にドロップキック!!]


ジョバンニの島 DVD

ジョバンニの島 DVD

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
日本が戦争に負け、北方領土の色丹島をロシアに奪われたことを描いた作品。正直言うと、このあたりの歴史的な出来事は何も知らなかった。作中では戦争で負けた瞬間にロシアが島にやってきて強引に島民の家を奪うような描写がある。島民たちはロシア人を恐れるが、子どもたち同士は微妙な関係だ。学校では別のクラスでそれぞれ授業をしている。

一緒に校庭で遊んだりもする。大人たちは明らかにロシア人を恐れてはいるが、子どもたちの感覚は異なっている。ただ、最終的にはロシア人に島を追い出され、無理やりロシア本土で生活させられる。中には強制収容所に入れられた人もいる。とんでもない環境だ。島を思う人がいる間に、北方領土が日本に返還されることを願うばかりだ。

■ストーリー
想像してみてください。ある日突然、故郷を奪われた人々がいることを。子供たちの涙、大人たちの叫び、二度と故郷に帰れない悲しみ。1945年、自然豊かな色丹島。父や祖父と楽しく暮らす、10歳の純平と7歳になる弟の寛太。しかし-敗戦と共に穏やかな日々は終わりを告げる。ソ連軍が島を占拠し、島の人々の住み家は奪われる。それでも次第に心を開き合う、両国の子供たち。

そして純平は、あるロシア人の少女・ターニャに淡い恋心を抱く。だが、島の防衛隊長である父はシベリアの収容所に送られ、兄弟は極寒の地、樺太へ-。寒さと飢えに苦しみながらも、兄弟は父との再会を想い続ける。






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水が恐ろしくなるホラー映画【溺殺魔 セバスチャン・ドナー】 [映画にドロップキック!!]


溺殺魔 セバスチャン・ドナー [DVD]

溺殺魔 セバスチャン・ドナー [DVD]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
よくわからないホラーだ。水恐怖症のマディソンはあまりに水が恐ろしく日常生活にも影響が出始める。大事な友達の結婚式を雨が降ったからとすっぽかしたりもする。これはまさに異常な状態だ。マディソンは霊感の強い友達に心霊療法で水恐怖症を克服しようとするのだが…。冒頭から恐ろしい風貌の男が、薄暗い部屋のバスタブから登場してくる。

マディソンはバスタブに入った状態であり、そのまま溺れさせられようとする。この恐怖の元凶はセバスチャン・ドナーということがのちに判明する。心霊現象の中でセバスチャンとマディソンの関係が明らかとなっていく。ちょっとした水たまりに人間が吸い込まれる場面と、ガラス張りの箱に閉じ込められて溺れさせられる場面は強烈だ。

■ストーリー
マディソンは、あることがきっかけで水恐怖症を患っていた。雨の日は外出できず、飲む水も怖がり、点滴で水分を体に入れるほどになっていた。彼女の友達も彼女を心配し、親友のハナは特に気にかけていた。そんなハナは、霊感の強い女友達に頼んで、マディソンに心霊療法を行い、水恐怖症を克服させようとした。しかし、その心霊療法が悲劇の始まりだった・・・・。






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横から見ると平らな花火【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】 [映画にドロップキック!!]


打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(完全生産限定版) [Blu-ray]

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(完全生産限定版) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
20年以上前に実写版が放映されていたのをかすかに覚えている。本作はそれのアニメ版らしい。実写版を見ていないのでどれだけ違いがあるのかわからない。そのため、何の先入観もなく純粋なアニメ映画として楽しむことができた。最近のアニメ映画にありがちだが、絵がきれいで構図もすばらしい。特殊な技術を使っているのだろう。絵の美しさはすさまじい。

内容的にも甘酸っぱい恋愛要素と、IFを現実にするという楽しさがある。IFの世界では本来丸いはずの花火が横から見たら平べったく見えるなんていう別世界を区別できる流れがある。登場キャラクターのキャラが少し違和感を感じるが、ストーリーよりもその絵と雰囲気を楽しむ作品なのだろう。

■ストーリー
「もしも、あのとき…」夏休み、とある海辺の町。花火大会をまえに、「打ち上げ花火は横からみたら丸いのか?平べったいのか?」で盛り上がるクラスメイト。そんななか、典道が想いを寄せるなずなは母親の再婚が決まり転校することになった。「かけおち、しよ」なずなは典道を誘い、町から逃げ出そうとするのだが、母親に連れ戻されてしまう。

それを見ているだけで助けられなかった典道。「もしも、あのとき俺が…」なずなを救えなかった典道は、もどかしさからなずなが海で拾った不思議な玉を投げつける。すると、いつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた…。何度も繰り返される一日の果てに、なずなと典道がたどり着く運命は?繰り返す、夏のある一日。花火が上がるとき、恋の奇跡が起きる――






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