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元傭兵というだけで只者ではない感じがする 【夜明けまで眠らない】 [書籍にドロップキック!!]


夜明けまで眠らない (双葉文庫)

夜明けまで眠らない (双葉文庫)

  • 作者: 大沢 在昌
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2020/02/13
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
元傭兵で現在はタクシー運転手である久我。客がタクシーに忘れた携帯電話をめぐり、ヤクザやアフリカの小国の兵士たちが暗躍する。そもそもの発端は、元同僚らしき男が残した携帯をヤクザに渡さずに持ち続けることで事件に巻き込まれていく。久我の傭兵としての能力の高さはすさまじく、複数のヤクザでも相手にならない。アフリカの小国のヌワンという戦闘部族だけを恐れる久我。

傭兵時代の経験で夜中にヌワンに襲われたことがあり、夜に眠れなくなる。夜中だけのタクシー運転手である久我が、過去の自分の仕事に関係し、ヌワンと再び対決することになる。ヌワンが人間の首を切り落とす戦闘部族というのが恐ろしい。戦国時代の武将の考え方に近いのかもしれない。

■ストーリー
タクシー運転手の久我は、血の匂いのする男性客を乗せた。かつてアフリカの小国で傭兵として戦っていた久我の同僚らしい。客は車内に携帯電話を残して姿を消した。その携帯を奪おうとする極道の手が迫り、久我は縁を切ったはずの激しい戦いの中に再び呑まれていく。疾走感みなぎる傑作ハードボイルド!






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