落語や古典好きのための書評 【ユーカリの木の蔭で】 [書籍にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
北村薫の読書エッセイ。読む前から分かっていたことだが、作者は古典が好きだ。限られて時間の中で、読める本の数は決まっている。だとしたら、古典だけを読んでいたい、というような人物なので、必然的に最近の作品について語られることはない。やはり想像通りの作品であった。登場してくるのは文豪ばかり。そのあたりに詳しくないので、その重大さがわからない。
ただ、なんとなくだが文豪が実はこんな本を書いていたのだというのを面白く感じることができた。作者は落語も好きらしい。落語についての作品のエッセイもある。エッセイの中には、ギリギリ自分が理解できる藩中の作品もある。それらについては作者独特の言い回しを楽しむといった感じだ。
■ストーリー
クイーン『ギリシャ棺の謎』から江戸の『誹風柳多留』へ、中山晋平“晋バカ大将”からシェークスピアへ―。本の達人が自由に連想を羽ばたかせる極上の読書エッセイ!
北村薫の読書エッセイ。読む前から分かっていたことだが、作者は古典が好きだ。限られて時間の中で、読める本の数は決まっている。だとしたら、古典だけを読んでいたい、というような人物なので、必然的に最近の作品について語られることはない。やはり想像通りの作品であった。登場してくるのは文豪ばかり。そのあたりに詳しくないので、その重大さがわからない。
ただ、なんとなくだが文豪が実はこんな本を書いていたのだというのを面白く感じることができた。作者は落語も好きらしい。落語についての作品のエッセイもある。エッセイの中には、ギリギリ自分が理解できる藩中の作品もある。それらについては作者独特の言い回しを楽しむといった感じだ。
■ストーリー
クイーン『ギリシャ棺の謎』から江戸の『誹風柳多留』へ、中山晋平“晋バカ大将”からシェークスピアへ―。本の達人が自由に連想を羽ばたかせる極上の読書エッセイ!