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オリジナルと異なるラストはどうなのか…【機動戦士ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛】 [映画にドロップキック!!]


機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛- [Blu-ray]

機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛- [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2012/05/25
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
前回でハマーンが登場し、より物語は複雑となる。エウーゴ、ティターンズ、アクシズ。その中でも、ティターンズはジャミトフ派とシロッコ派に分かれ非常に複雑となる。この複雑さをTVシリーズをまとめた映画版として理解するのは難しいだろう。自分の場合はTVシリーズを見ていたので違和感なく楽しめたのだが…。

本作で一番の驚きはラストがTVシリーズと異なるということだ。ラストのカミーユとシロッコの対決で、カミーユはシロッコを倒すのだが…。精神崩壊してしまう。本作はいかにもなハッピーエンドとなっている。途中で、重要なキャラが次々と死んでいくのだが、それらのシーンもカットされているのは気になった。ただ、映像的に作り直された部分が素晴らしいのは間違いない。

■ストーリー
85年から1年間オンエアされた『機動戦士ガンダム』の続編を、テレビとは異なる結末を見せることを前提に再構築した映画版3部作の完結篇。エウーゴとティターンズの地球をめぐる内戦に旧ジオン軍アクシズが新たに加わり、三つ巴の戦いが繰り広げられていく中、主人公の少年カミーユは過酷な戦闘で心傷つきながらも確実に成長していく。TV版では悲劇に終わった彼の顛末も、映画版では一見予想されうるハッピーエンドを迎える。






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空中浮遊する車からサッカーボールを蹴る【劇場版 名探偵コナン 天国へのカウントダウン】 [映画にドロップキック!!]


劇場版名探偵コナン 天国へのカウントダウン (Blu-ray)

劇場版名探偵コナン 天国へのカウントダウン (Blu-ray)

  • 出版社/メーカー: ビーイング
  • 発売日: 2018/12/07
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
劇場版コナン。今回は少年探偵団同士の恋愛模様と黒の組織が灰原を狙う物語となっている。ツインタワービルの関係者が殺され、その場に居合わせたコナンたちも捜査に参加する。ミステリー的な部分は正直どうでも良いのかもしれない。黒の組織がじわじわと近づいている部分と、コナンたちがツインタワービルの火災に巻き込まれ、どのようにして脱出するかが見どころだろう。

小学生たちがそれぞれ、誰が好きなどと言い合う場面や、コナンが蘭のことが好きなのでは、と思う場面など、なぜか恋愛要素が強い。灰原はウォッカとジンに狙われ続け、コナンは灰原を助けるために奔走する。ツインタワービルはラストのアクションのためだけに用意されたのだろう。

■ストーリー
青山剛昌原作、小学生になってしまった探偵が難事件を解明していく人気アニメシリーズの劇場版第5弾。キャンプの帰りに日本一の高さを誇るツインタワービルを訪れたコナンとクラスメイトたち。ところがビルの関係者が次々と何者かに殺害され…。






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電話で株の売り買いを行う【ウォール街】 [映画にドロップキック!!]


ウォール街 [Blu-ray]

ウォール街 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2010/12/23
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
株の物語。かなり昔の作品なので、株取引の描写については時代を感じてしまう。電話連絡で株の売り買いをする。今のようにパソコンで個人が取引する時代ではない。証券マンが顧客に株を売り込んでそれを顧客が買うかの判断をする。新米証券マンの男バドが株取引で財をなした男ゲッコーに認められ、トントン拍子に成功していくのだが、最後の最後で証券取引法違反で逮捕される物語だ。

バドは父親が勤務する航空会社の買収をゲッコーに進言し、それを受けてゲッコーはバドの約束を無視して航空会社をつぶそうとする。最初はゲッコーの言いなりになっていたバドが最後にはゲッコーに株取引で復讐する。そして、不正を働いたバドは最後に逮捕される。株取引のスリリングな展開は秀逸だ。

■ストーリー
オリバー・ストーン監督、マイケル・ダグラスとチャーリー・シーン主演で贈る社会派ドラマ。野望が渦巻く金融ビジネスの最前線・ウォール街で繰り広げられる男たちのマネーウォーズの行方を描く。






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ラブレターを代筆し、その返事も代筆する 【代筆屋】 [書籍にドロップキック!!]


代筆屋 (幻冬舎文庫)

代筆屋 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 辻 仁成
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/04/01
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
手紙を代筆する男の物語。手紙を代筆するというのは、依頼主にそれなりの理由がある。それぞれの代筆に至る理由と、そこでの物語が描かれている。メールやSNSが全盛の現代において手紙を書くことは間違いなく減っているだろう。そんな状態だからこそ、手紙がくると、その内容にはメールやSNSでは伝わらない何かがあるような気がする。代筆屋は手紙を書くに至るまでの経緯を重要視する。

印象的なのは、ハンバーガーショップの店員が店によく来る女の子に書くラブレターの代筆を依頼する物語だ。代筆でラブレターというのは定番かもしれない。本作では、ラブレターだけでなく、祖母から孫へ、孫から祖母へなんていう手紙もある。手紙を書いてみようと思わせられる作品だ。

■ストーリー
何かを待つ、というのは大事なことだ。待っているものが来ると信じているあいだは、不思議なほどに力が湧く。手紙を待つ、という行為には生きる希望が潜んでいる。手紙を書くことには力がいるが、手紙によって勇気が生まれる。私はその力を信じてみたかった―。手紙の代筆で人助けをする、売れない作家の日々。人生観を変えるハートフルストーリー。






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セガールの体からでる圧のすさまじさ【沈黙の傭兵】 [映画にドロップキック!!]


沈黙の傭兵 [Blu-ray]

沈黙の傭兵 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • 発売日: 2016/07/02
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
スティーヴン・セガール主演の傭兵アクション。シーガーは困難なミッションをこなす傭兵だが、アフリカの小国でCIAに騙され仲間を失うことになる。シーガーを演じるのはセガールで、圧倒的な迫力がある。他の癖のある傭兵仲間たちを率いて新たなミッションにチャレンジする。それは難攻不落の刑務所に収監された武器商人の息子を救い出すことだった。

シーガーにとっては気の進まない任務だったが、大物からの依頼であることと、先の任務で死亡した仲間の家族が人質にとられていることから、しぶしぶ任務につく。シーガーは先の先まで読みつくしており、常に相手の一歩先をいく。ラストは鮮やかにすべての関係者たちに鉄槌を下している。

■ストーリー
独裁政権を倒す名目でアフリカの小国へと渡ったシーガー(スティーヴン・セガール)。しかし、これがCIAのドレシャム(ルーク・ゴス)が仕掛けた罠だと気づくと同時に、大切な戦友を失ってしまう。帰国後、友の復讐と遺された家族を守り抜くことを誓った彼に新たなミッションが。それはケープタウンの刑務所に収監された大物武器商人の息子を4日以内に刑務所から脱獄させるというものだった。

守るべき者を人質にとられ、さらにドレシャムをはじめ、あらゆる敵がつけ狙う絶体絶命の状況の中、シーガーは任務を成功させることができるのか。そして彼が画策した、真の“ミッション"とは一体何なのか!?






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刑事と囚人は最高のコンビだ【48時間】 [映画にドロップキック!!]


48時間 [Blu-ray]

48時間 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント
  • 発売日: 2019/09/19
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
エディ・マーフィの出世作。服役中の黒人レジー役をエディ・マーフィが演じるのだが、主役の白人刑事とのコンビが最高だ。48時間限定の保釈という形で無理やり凶悪犯を逮捕するために駆り出されるレジー。軽口をたたきながら、相棒の刑事と捜査をする。最初は反抗的であったレジーが最後には犯人逮捕に積極的に協力する。

序盤では刑事を出し抜き自由になることだけを考えていたレジーが、いつの間にか刑事に協力するようになる。そのタイミングで刑事もレジーに拳銃を持たせたりと、お互いがお互いを信頼するようになる。このふたりの関係性が面白さのポイントだろう。保釈され女とやることに必死となるレジーと、それを茶化す白人刑事。時代を感じさせる描写が多々あるが、良作だ。

■ストーリー
エディ・マーフィの出世作となった刑事アクション。脱走した囚人に相棒を殺された刑事は、服役中の黒人・レジーに捜査協力を求める。48時間の仮釈放という条件で、ふたりは凶悪犯の追跡に当たる。






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これこそTHE インド映画だ【ムトゥ 踊るマハラジャ】 [映画にドロップキック!!]


ムトゥ 踊るマハラジャ [DVD]

ムトゥ 踊るマハラジャ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 1999/03/17
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
昔流行したインド映画のリマスター版。最近、現代のインドを舞台にした「ガリーボーイ」という作品を見た。ガリーボーイはインドも欧米化されたというのが如実にわかる作品となっているが、インド映画の定番としての集団で歌って踊るという流れはある。その元祖とも言うべき作品が本作なのだろう。

召使のムトゥが大活躍する本作。髭を生やしたおじさんが格闘の達人として暴れまわり、美しい女優と出会う。悪は悪らしく、嫌らしいことをしてくる。ムトゥが心酔するご主人様とムトゥの仲を裂こうとする。少しコメディの要素があり、集団で歌って踊るインド独特な雰囲気。そして、カラフルな衣装。インド人の誰もが楽しめる娯楽作品の王道なのだろう。

■ストーリー
大地主ラージャーの屋敷で働くムトゥは、ラージャーに仕え、専属の執事兼馬車の御者兼ボディーガードとして、常に行動を共にしていた。ひょんなことから彼は旅回り一座の女優ランガと恋に落ちるが、彼が命より大切なラージャーもランガを好きになってしまったからサァ大変。そんな中、ラージャーの伯父による屋敷乗っ取り計画が進んでいた。やがて、誤解と陰謀によってムトゥはラージャーに屋敷を追い出されそうになるが、ラージャーの母シヴァガーミがムトゥの驚くべき出生の秘密を明らかにする…。






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世間の作家への弾圧を揶揄するような作品 【日没】 [書籍にドロップキック!!]


日没

日没

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2020/09/30
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
桐野夏生の長編。まるで作家としての自分の不満を訴えたような作品だ。小説家マッツ夢井は「文化文芸倫理向上委員会」通称ブンリンに出頭命令を受け、そのまま海辺の療養所に軟禁されてしまう。小説作品の中で好ましくない記述があったからという理由で不自然な軟禁生活を余儀なくされるマッツ夢井。一度入ると他者と話をすることすら制限され、粗末な食事を与えられ、最後には薬漬けにされてしまう。

恐ろしいのは対外的には精神に異常をきたした、という理由さえあれば処置入院として処理されてしまうことだ。ブンリンの療養所での地獄のような生活からマッツ夢井は抜け出せるのか。読者としてはラストで今までのうっぷんを晴らすように、施設の担当者たちに復讐するマッツ夢井を想像していたのだが…。衝撃的なラストだ。

■ストーリー
あなたの書いたものは、良い小説ですか、悪い小説ですか。小説家・マッツ夢井のもとに届いた一通の手紙。それは「文化文芸倫理向上委員会」と名乗る政府組織からの召喚状だった。出頭先に向かった彼女は、断崖に建つ海辺の療養所へと収容される。「社会に適応した小説」を書けと命ずる所長。終わりの見えない軟禁の悪夢。「更生」との孤独な闘いの行く末は―。






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ロシア人組織をたったひとりで壊滅させる男【96時間/レクイエム】 [映画にドロップキック!!]


96時間/レクイエム (非情無情ロング・バージョン) [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

96時間/レクイエム (非情無情ロング・バージョン) [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2018/03/16
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
96時間シリーズの第3弾。これまで娘が連れ去られたりと明確な時間制限としての96時間があった。本作では、もはや96時間というのには、あまり意味がなくなっている。ブライアンが元妻のレノーア殺害容疑をかけられ、容疑を晴らすために孤軍奮闘する物語だ。ブライアンの圧倒的力が表現されている。敵対するのは謎の極悪非道なグループ。

序盤では、ロシア人が容赦なく襲ってくる。このロシア人たちに対してブライアンはひとりっきりで戦いを挑んでいる。主演のリーアム・ニーソンの体のでかさからくる圧倒的な迫力でロシア人たちを殲滅している。ラストではロシア人たちのボスをも倒すのだが、別の黒幕がいることが判明する。ブライアンの圧倒的戦闘力を示す作品だ。

■ストーリー
トルコで犯罪組織を壊滅させ、幸せな未来を踏み出そうとしていた元CIA工作員ブライアン。ある日、自宅へ帰ると元妻レノーアが変わり果てた死体となっていた。突然の悲劇に動揺した彼は、偶然現れた警官からとっさに逃走してしまい、殺人容疑者として指名手配されることになる。研ぎすまされた頭脳と肉体、そして変幻自在の“特殊なスキル"を駆使し、卑劣な犯人への復讐のため最後の暴走を始めるのだが、愛娘キムにも再び危機が迫る。絶体絶命の状況のもと、果たして娘を守り、真犯人に正義の裁きを下すことができるのか……。






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キャデラックを道路の落とし穴に落とす 【ドランのキャデラック】 [書籍にドロップキック!!]


ドランのキャデラック (文春文庫)

ドランのキャデラック (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/06/09
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
スティーヴン・キングの短編集。ホラーの要素が強い短編がほとんどだが、圧倒的なインパクトがあるのは間違いなく表題作である「ドランのキャデラック」だ。どうやら映画化もされているらしいのだが、本作を原作とした映画を見たくなるのは間違いない。

そのほかにも「チャタリー・ティース」があるのだが、歯がついたガチャガチャと口が開いたり閉じたりするおもちゃの物語だ。この歯のおもちゃが登場してくるとなると、誰もが想像するのがそのおもちゃが噛みついてくるシーンなのだが…。まさにその想像どおりとなる。おもちゃであろうと、歯で噛みつかれるのは痛さが想像できる。鼻に噛みつかれたりすると、とんでもなく痛いのだろうと想像してしまう。

■ストーリー
敵は厳重な警備下にいる。倒せるチャンスはただひとつ、自動車で移動している間だけ…。妻を殺された男が犯罪組織の大物に挑む復讐戦。完全防護のキャデラック相手に仕組んだ奇想天外な計略を描く表題作ほか、キング一流の恐怖の物語から意外な結末が待つアイデア・ストーリーまで、巨匠の多彩な才能を味わえる傑作短篇集。






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