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キャデラックを道路の落とし穴に落とす 【ドランのキャデラック】 [書籍にドロップキック!!]


ドランのキャデラック (文春文庫)

ドランのキャデラック (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/06/09
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
スティーヴン・キングの短編集。ホラーの要素が強い短編がほとんどだが、圧倒的なインパクトがあるのは間違いなく表題作である「ドランのキャデラック」だ。どうやら映画化もされているらしいのだが、本作を原作とした映画を見たくなるのは間違いない。

そのほかにも「チャタリー・ティース」があるのだが、歯がついたガチャガチャと口が開いたり閉じたりするおもちゃの物語だ。この歯のおもちゃが登場してくるとなると、誰もが想像するのがそのおもちゃが噛みついてくるシーンなのだが…。まさにその想像どおりとなる。おもちゃであろうと、歯で噛みつかれるのは痛さが想像できる。鼻に噛みつかれたりすると、とんでもなく痛いのだろうと想像してしまう。

■ストーリー
敵は厳重な警備下にいる。倒せるチャンスはただひとつ、自動車で移動している間だけ…。妻を殺された男が犯罪組織の大物に挑む復讐戦。完全防護のキャデラック相手に仕組んだ奇想天外な計略を描く表題作ほか、キング一流の恐怖の物語から意外な結末が待つアイデア・ストーリーまで、巨匠の多彩な才能を味わえる傑作短篇集。






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