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北方領土の離島で巻き起こる事件 【漂砂の塔】 [書籍にドロップキック!!]


【合本版】漂砂の塔(上下巻) (集英社文庫)

【合本版】漂砂の塔(上下巻) (集英社文庫)

  • 作者: 大沢在昌
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2021/06/18
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
舞台は北方領土の離島。ロシア人と中国人と日本人が仕事をする特殊な場所。そこで日本人殺害事件が起こる。事件を捜査するために送り込まれたのはロシア語と中国語に堪能な警視庁の石上だった。死体の目はえぐりとられていた。それが何か理由があるのか。ロシアの軍事機密や北方領土の離島のため、日本人とロシア人の複雑な関係などが描かれており、石上は離島を支配する企業オロテックの施設長に協力を依頼し事件を調査する。

ロシアのマフィアが島にいるのだが、実質的には施設長がすべてを支配している。石上が独自の調査で日本とロシアの過去の伝説を調査し、施設長やマフィアを翻弄する。ロシアのFSBである女医などすべての登場人物が自分の利益のために相手を騙そうとしている。

■ストーリー
二〇二二年、雪と氷に閉ざされた北方領土の離島。日中露合弁のレアアース生産会社「オロテック」で働く日本人技術者が、死体となって発見された。凍てつく海岸に横たわる体。何者かに抉りとられていた両目。捜査権がなく、武器も持てない土地に送り込まれたのは、ロシア系クォーターで中国語とロシア語が堪能な警視庁の石上だった。元KGBの施設長、美貌の女医、国境警備隊の若き将校、ナイトクラブのボス…敵か、味方か?信じられるのは、いったい誰だ?日中露三ヵ国の思惑が交錯し、人間たちの欲望が渦を巻く!






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