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神々の子どもたちの冒険【パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々】 [映画にドロップキック!!]


パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 [Blu-ray]

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
ギリシャ神話をベースとした神々とその子どもたちの物語。主人公のパーシーは17歳。ごく普通の高校生だが実はポセイドンの息子だった。神と人間との間に生まれた半神半人は他にもおり、それぞれが親の意思をつなぐ形で活動していた。パーシーは仲間とともに母親を助け出す旅にでる。このあたり神話をベースとした他の物語と同様に道中でさまざまな敵と相対することになる。

ゼウスやハデスなどギリシャ神話でなじみのある神々の他に、メデューサやケンタウルスなど有名な怪物たちも登場してくる。中世ヨーロッパ的な雰囲気もあり、シリーズ化されることが前提の作品のように思えた。神々や敵との対決シーンは迫力があり、巨大なハデスは迫力満点だ。

■ストーリー
17歳のパーシー・ジャクソンは、学校に溶けこめずに悩む、ごく普通の少年。しかし彼には水を自在に操れる、不思議な能力が備わっていた。彼は、神と人間との間に生まれた半神半人<デミゴッド>だったのだ――。神々の最強の武器<ゼウスの稲妻>を盗んだ疑いを晴らすため、そして冥界にさらわれた最愛の母を助けるため、仲間とともに旅に出るパーシー。まだ見ぬ偉大な神――父への複雑な想いを胸に、勇気と不思議に満ちた現代の神話がいま始まる!






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人の心は変化しやすい【ブルックリンの恋人たち】 [映画にドロップキック!!]


ブルックリンの恋人たち スペシャル・プライス [Blu-ray]

ブルックリンの恋人たち スペシャル・プライス [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
博士号の取得を目指すフラニーは、モロッコで弟が交通事故にあったことを知る。慌ててNYへ戻ると、そこには昏睡状態の弟がいた。昏睡状態の弟と喧嘩別れ状態だったため、関係を見直すために弟が残したさまざまなものをチェックする。そこで弟が憧れるミュージシャンのジェイムズと出会う。昏睡状態の弟を中心としてフラニーとジェイムズの二人は関係を築き上げていく。

ふたりは恋人同士となるのだが、常にそこには弟の存在がある。フラニーは喧嘩別れをしたまま話ができず弟が事故にあったことを最後まで悔やんでいる。フラニーとジェイムズの恋愛映画ではない。ジェイムズの音楽があいまに挟まれてはいるが、フラニーの贖罪の物語と言えるのだろう。

■ストーリー
モロッコで生活しながら人類学博士号を目指すフラニー(アン・ハサウェイ)は、ミュージシャン志望の弟のヘンリーが交通事故で昏睡状態に陥ったため、急遽家族が暮らすニューヨークへと戻ってくる。大学を辞めてミュージシャンになると言った弟に反対し大喧嘩になって以来、疎遠となっていたフラニーは、弟の意識が戻る可能性は低いと医者に聞かされ動揺する。弟の部屋でみつけた自作の曲を初めて聴くと、それは人の胸を打つ素晴らしい曲だった。

自分が今まで弟のことを何も知らないでいたことを悔やみ、彼が何を感じてきたかを知ろうと、フラニーは弟の日記を手に、バイトをしていたギター店、ガールフレンドと一緒に行った食堂、ライブハウスなどの足跡をたどっていく。ある日、ライブハウスで、彼が憧れるミュージシャンのジェイムズ(ジョニー・フリン)と出会う。そして音楽を通じて互いに惹かれ合っていくが―。






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女優たちは整形バリバリの顔【シャークネード5 ワールド・タイフーン】 [映画にドロップキック!!]


シャークネード5 ワールド・タイフーン [DVD]

シャークネード5 ワールド・タイフーン [DVD]

  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
5ということでシリーズ化されているのだろう。今までこのシリーズは見たことがない。竜巻の中に鮫が紛れ込んでおり、飛び出してきた鮫に人間がやられていく。なんだかむちゃくちゃな設定だ。シャークネードという名がついていることから、すでにおなじみなのだろう。

シャークネードと対決するのは主人公のフィンと妻のエイプリル。なんだかよくわからないのだが、エイプリルはどうやらサイボーグらしい。世界各地でシャークネードが発生しフィンたちはシャークネードとの闘いに勝つために秘宝を手に入れようとする。なんだかすべてがぶっとんでいる。設定もそうだが、竜巻の鮫がすさまじい。ただ、最も印象に残っているのは登場する女優たちがどうにも整形バリバリな顔をしていることだ。

■ストーリー
一連のシャークネード撃退の活躍により、フィンはNATOによるシャークネード戦略会議に召集され、妻エイプリルと息子ギルを連れてロンドンのMI6本部を訪れていた。一方、対シャークネードの秘密組織を結成したノヴァは、ストーンヘンジの洞窟でかつて人類がシャークネードとの戦いに使ったとされる秘宝「デュークワカのハーネス」を発見する。しかし、ハーネスを持ち出した途端に巨大なシャークネードが発生するのだった…。






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双子の入れ替わり能力 【フーガはユーガ】 [書籍にドロップキック!!]


フーガはユーガ

フーガはユーガ

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2018/11/08
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
双子がおりなす不思議な物語。優我と風我の双子の兄弟はある日突然入れ替わる経験をする。誕生日の日に二時間おきに入れ替わる。双子であっても気づく人は気づく。そんな双子の兄弟が凶悪犯と対峙し能力を使って対抗する物語だ。双子は父親に虐待されていたりと、よい境遇ではない。なぜ二人が入れ替わることになったのかの説明はない。

世の中の双子がもしかしたら同じ能力があるのでは?とすら思えてしまう。不思議な力をもつ双子がそれぞれの人生を歩みつつ、そこから強烈なインパクトのある事件に遭遇する。優我は勉強が得意で風我は運動が得意という双子らしからぬふたり。それぞれ恋人らしき人も現れるのだが…。ラストの流れはなんだか切なくなる。

■ストーリー
常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。






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財閥系おぼっちゃまのすさまじい憎たらしさ【ベテラン】 [映画にドロップキック!!]


ベテランBlu-ray

ベテランBlu-ray

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
ベテラン刑事の熱い物語が描かれてる。巨大財閥の御曹司にひるまず立ち向かうなんてのは韓国独特であり、いかにも韓国でヒットしそうだ。ベテラン刑事たちのチームも、正義感にあふれている。ただ熱いだけでなく、ちょっとお茶らけた雰囲気があるのがよい。完全無欠の正義ではなく欠点だらけの正義ではあるが、財閥の御曹司が好き勝手なことをしても親の力でもみ消した事件を必死に暴こうとする。

悪役がすさまじく憎たらしいことが本作の面白さにつながっている。確実にベテラン刑事にやり込められるとわかっているからこそ、悪役の悪さが観衆には心地よい。窮地に陥ったベテラン刑事を助けるわき役たちも妙に良い味をだしている。

■ストーリー
“刑事としてのプライド"をかけた熱き闘いが始まる――ソウル警視庁の広域捜査隊に所属するソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)は、気性は荒いが男気あふれるベテランの熱血刑事。かつて世話になったトラック運転手が、賃金の不払いに抗議するためシンジン物産の本社ビルを訪れた直後、意識不明の重体に陥ったことを知ったドチョルは、不審を抱いて真相究明に乗り出す。

その直感は的中し、この謎めいた事件には巨大財閥シンジン・グループの御曹司、チョ・テオ(ユ・アイン)の血も涙もない悪行が絡んでいた。卑劣な揉み消し工作、度重なる捜査妨害にも屈しないドチョルは、八方ふさがりの状況の中から猛反撃に転じ、巨悪との命がけの闘いに身を投じていく――






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ソウルの怪獣とシンクロ【シンクロナイズドモンスター】 [映画にドロップキック!!]


シンクロナイズドモンスター [Blu-ray]

シンクロナイズドモンスター [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
都会で彼氏とうまくいかず、田舎に逃げ帰ったグロリア。序盤はごく普通の恋愛映画かと思っていたが、突如ソウルに登場する怪獣により映画の世界観は混乱してくる。幼馴染のオスカーが営むバーで働きながらグロリアは酔っ払いの日常を過ごす。ここであるきまった時間に公園の砂場にいくと、グロリアが怪獣とシンクロしていることがわかる。

このあたりが強烈に奇妙だ。グロリアが頭をかけば、スマホの動画サイト上の怪獣も頭をかく。グロリアと怪獣がシンクロし、なぜかオスカーも突如ソウルに登場したロボットとシンクロしてしまう。物語の後半ではグロリアとオスカーが怪獣とロボットとシンクロすることになった経緯が語られているのだが…。無茶苦茶な映画であることは間違いない。

■ストーリー
憧れのニューヨークで働いていたグロリア(アン・ハサウェイ)だったが、失業してからというもの酒浸りの日々を送っていた。ついには同棲中の彼氏ティム(ダン・スティーヴンス)に家を追い出され、生まれ故郷の田舎町へと逃げ帰る。グロリアは幼馴染のオスカー(ジェイソン・サダイキス)が営むバーで働くことになるが、その時驚愕のニュースが世界を駆け巡る。

韓国ソウルで突如巨大な怪獣が現れたというのだ。テレビに映し出された衝撃映像に皆が騒然とする中、グロリアはある異変に気付く。「この怪獣、私と全く同じ動きをする…?!」舞い上がったグロリアは、怪獣を操り世界をさらなる混乱へと陥れるが、そこに「新たなる存在」が立ちはだかる―!






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ぬめっとした夏の暑さ【万引き家族】 [映画にドロップキック!!]


万引き家族 通常版Blu-ray(特典なし) [Blu-ray]

万引き家族 通常版Blu-ray(特典なし) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
ボロボロの平屋で生活する老婆と息子家族と思われる者たちと年頃の少女。そこに虐待を受けた少女が入り込む。冒頭から父親とともに万引きを行う少年が登場してくる。これだけで何か訳アリの家族であることがわかる。実は平屋で生活しているのは、老婆の実の家族ではない。家族は年頃の少女ひとりだけ。他の者たちは勝手に集まった者たちだった。

一見すると貧乏ながらも仲のよい家族のように思える。実はお互いを利用しあう訳アリ家族。強烈なのは、実は少女の亜紀は老婆の夫を奪い取った女の孫だった。その他の者たちはみな赤の他人。子どもたちもどこからか連れ去られて来た者たちだ。ラストではその生活が途端に崩れ始めるのだが、このラストの流れが本作を名作にしているのだろう。

■ストーリー
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活品は、万引きで賄っていた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。

体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。






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THE 少女漫画な流れ【ヒロイン失格】 [映画にドロップキック!!]


ヒロイン失格 [Blu-ray]

ヒロイン失格 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
少女漫画が原作となった作品。ぶっきらぼうだがイザという時には頼りになる男・利太。利太と幼馴染のはとりは、利太のことが気になるのだが…。ヒロインとしての役割を果たそうとするが、ことごとく失敗している。そして、はとりの行動はギャグっぽい雰囲気になっている。明らかにはとりの空回り具合を面白可笑しくコメディ化している。

利太はひょんなことからクラスでも地味な女子と付き合ってしまう。それを見てはとりは絶望的な気分になる。ヒロインとはこうあるべき、というひとつの流れができているだけにそれを逆手にとってギャグっぽくしている。最後までコメディで行けばよかったのが、後半ではシリアスな恋愛物語となっているのが微妙だ。

■ストーリー
私が好きな人か、私を好きな人か。ヒロイン失格な彼女が選んだ、運命の人は―― 絶対に結ばれると信じていた大好きな幼なじみ、利太にフラれてどん底に突き落とされた女子高生はとり。そんな彼女に救いの手を差し伸べてくれたのは、学校一のモテ男、弘光だった。それぞれに別の相手と付き合いはじめたのに、お互いの存在を心から消すことができないままでいる、はとりと利太。

ケンカもするし傷つくこともあるけれど、ずっと追いかけ続けてきた“私が好きな人"。最初はチャラく見えたのに、実は優しくてストレートに気持ちを伝えてくれる“私を好きな人"。求める恋と求められる恋、幸せになれるのは一体どっちなの? 女子にとっての永遠のテーマに向き合った、はとりの選択は……! ?






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古典の謎にせまる編集者 【中野のお父さんは謎を解くか】 [書籍にドロップキック!!]


中野のお父さんは謎を解くか

中野のお父さんは謎を解くか

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/03/22
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
編集者の娘とその父親がおりなすちょっとした謎解き物語。娘は編集者という特性上、さまざまな文学に関する謎を抱えてしまう。日常の謎というべきなのだろうか。文学の要素が強く、特に古典についてある程度知識がない辛く、でてくる固有名詞を知らないとあまり楽しめないかもしれない。

作家が缶詰になることに対するさまざまな蘊蓄が登場したり、どのような裏技をつかって大量の仕事を処理していたかなど、その作家を知っていればより楽しめるような流れとなっている。当て逃げ犯の話や、世間一般に信じられていた文豪同士の喧嘩が、実は大きな誤解があったなど、作者のこのあたりの文学的な知識が、読者に新たな展開を提供している。

■ストーリー
意外な当て逃げ犯、文豪同士の喧嘩、病床の夫が呟いた言葉の意味。編集者の娘が職場や本の中で出合う謎を父が解く。






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軍艦島内で起きた事件 【海と月の迷路 上】 [書籍にドロップキック!!]


海と月の迷路(上) (講談社文庫)

海と月の迷路(上) (講談社文庫)

  • 作者: 大沢 在昌
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/10/14
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
軍艦島を舞台にした物語。周囲を海で囲まれた小さな島に5千人もの人が暮らす軍艦島。この炭鉱の島に新たに赴任した警官・荒巻は島独特の風習に困惑する。ひとつの企業が島を買い取り、そこで石炭を掘り続け生計を成り立たせている者たちが生活する島。家族も狭い島の中で生活するのだが、そこは特殊な環境であった。

軍艦島には興味があり、フィクションがあるにせよ興味深く読むことができた。当時としては裕福な暮らしができ、本土では手に入れることができないレベルの生活を送る人々。社員もいれば、派遣のような形で流れ着いた者もいる。上巻では警官を必要としない暗黙の了解がある中で、ひとりの少女の事故死が発生する。これは事件なのか事故なのか自殺なのか。謎は深まるばかりだ。

■ストーリー
若き警察官の”正義”が、「軍艦島」内に波紋を広げる。わずかな土地に五千人以上が暮らす、通称「軍艦島」と呼ばれる炭鉱の島で、昭和三十四年少女の遺体が見つかった。島に赴任したばかりの警察官・荒巻は少女の事故死を疑い、独自に捜査を開始。島の掟を前に、捜査は難航するが、予期せぬ人物の協力によって、有力な証拠にたどりつくーー。






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