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大学生のひと夏の冒険物語 【ジョイランド】 [書籍にドロップキック!!]


ジョイランド (文春文庫)

ジョイランド (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2021/12/01
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
大学生である主人公が夏休みに遊園地ジョイランドでバイトをする。遊園地で、大学生のアルバイトの典型の仕事をする僕。同じように大学の長期休みでアルバイトをする同僚の学生もいる。犬のキャラクターの着ぐるみを着て、暑い中で仕事をする僕。同じように仕事をする人物の中で占いのようなことができる人物がいる。ジョイランド内部のお化け屋敷の中に幽霊がいるという噂が立つ。

それも、昔殺害された少女の幽霊ということになる。僕はその噂を信じられない思いで聞いており、そこから体の不自由な少年との交流やその母親との関係など、大学生のひと夏の思い出として描かれている。ちょっとした僕の冒険物語的な流れなのかもしれない。

■ストーリー
1973年。作家志望の大学生であるぼくは、恋人との距離を縮めることのできない鬱屈を抱えながら、夏休みに遊園地「ジョイランド」でアルバイトをはじめた。乗り物の運転から園内の清掃まで、観光シーズンまっただなかの遊園地での仕事は、多忙ながらも楽しかった。しかし気がかりもあった。下宿屋のおかみから聞かされた、4年前に遊園地の幽霊屋敷でかつて喉を切られて死んだ女の子がいたという話。

調べてみると同様の事件が何件も発生していることがわかった。仲間とともに情報をあさった結果、事件の前後に移動式の遊園地が現場近辺に来ているということだった。そしてぼくは、ひょんなことから殺人鬼の正体を告げる事になる。






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