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史上まれにみる暗殺【わたしは金正男を殺していない】 [映画にドロップキック!!]


わたしは金正男(キム・ジョンナム)を殺してない [DVD]

わたしは金正男(キム・ジョンナム)を殺してない [DVD]

  • 出版社/メーカー: 株式会社ツイン
  • 発売日: 2021/04/28
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
金正男がマレーシアの空港で暗殺された。監視カメラがあちこちにある場所での暗殺。衝撃的事件の実行犯と思われる二人の女性を中心にドキュメンタリーが描かれている。二人の女性は、いたずら動画の撮影ということで実行したようだ。女性たちを裏で操っていた北朝鮮の関係者はすべてマレーシアから出国している。

マレーシアのメンツのために死刑にされかけたふたりの女性。二人の弁護士やジャーナリストたちのコメントから、事態の異常さが明らかとなる。政治的な関係性が大きいのだろう。マレーシアと北朝鮮は親交がある。その関係で北朝鮮の都合の良いように進んでいる。驚きだったのは、金正男が中国にいる間は中国に気を使って暗殺できなかったということらしい。結果、暗殺されたので、中国は怒り狂っているのではないだろうか?

■ストーリー
衝撃的な事件は2017年2月13日、マレーシアで起こった。北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)の異母兄である金正男(キム・ジョンナム)が、大勢の利用者でごった返すクアラルンプール国際空港の出発ロビーで殺害されたのだ。さらに世界中を驚かせたのは、マレーシアの警察に逮捕された容疑者が“暗殺者"のイメージからはあまりにもかけ離れた若きふたりの女性だったことだ。

現場のあちこちに設置された監視カメラには、搭乗手続きをしようとしていた金正男に彼女たちがじゃれつくように襲いかかる様子や、金正男が警官らに助けを求め、ふらつく足取りで空港内のクリニックに向かう姿が生々しく捉えられていた。そして金正男はまもなく死亡。猛毒の神経剤VXを顔に塗りたくられたことが死因だった…。はたして容疑者の2人はプロの殺し屋なのか。彼女たちの背後に暗躍していた北朝鮮の工作員たちの関係はいかなるものなのか――。






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悪夢は正夢となる?【テイク・シェルター】 [映画にドロップキック!!]


テイク・シェルター [Blu-ray]

テイク・シェルター [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2012/08/02
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
田舎町の工事現場で働くカーティス。耳の不自由な娘ハンナと妻のサマンサと幸せな生活を送るのだが…。カーティスは悪夢を見始める。それは大災害の悪夢で黄色い雨の影響で周りがおかしくなっていく夢だった。悪夢に悩まされカーティスは変わっていく。精神衰弱のような状態なのだろう。悪夢が現実になることを恐れ、借金をしてでもシェルターを作ったりもする。

ハンナの耳の治療のため金が必要ではあるが、サマンサに無断で借金をしたりもする。カーティスの暴走は周りの常識人からすると異常に映る。田舎町なので、人間関係は濃密であり、カーティスがおかしくなったのは町中に広まる。果たして、カーティスの悪夢は正夢なのか…。

■ストーリー
巨大竜巻、黄色い雨、空を覆う黒鳥の大群・・・・・。 その悪夢はある日突然始まったー。田舎町の工事現場で働くカーティス(マイケル・シャノン)は、耳の不自由な娘ハンナと妻サマンサ(ジェシカ・チャステイン)と慎ましくも幸せに暮らしていたが、ある時を境に、たびたび大災害の悪夢に悩まされるようになる。 そのあまりに恐ろしいイメージは日ごとにリアルさを増していき、やがてその恐怖に取り憑かれてしまうカーティス。

近いうちに必ずや地球規模の天災が発生すると信じてやまない彼は、家の近くに深く穴を掘り、避難用シェルター作りに没頭し始めるが、家族や友人はまったく彼の行動に理解を示さず、むしろ不信感を募らせる一方だった・・・・。果たして、カーティスの常軌を逸した言動は哀れな妄想なのか、それとも・・・・。






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ガラクタアベンジャーズは最高だ【バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー】 [映画にドロップキック!!]


バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー [DVD]

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー [DVD]

  • 出版社/メーカー: ニューセレクト
  • 発売日: 2022/11/03
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
ハリウッド映画を揶揄したフランス映画だ。映画ファンならば思わずにやりとしてしまうようなパロディが満載だ。主役は実写版の「シティハンター」の主役を演じたフィリップ・ラショーが、へんてこな役者セドリックを演じる。「バットマン」のパクりでバッドマンという映画の主役に抜擢されたセドリックが車の事故で記憶喪失となる。

そして、本当に自分が正義のヒーローのバットマンかと思い込んでしまう。この展開が最高だ。誤解から正義のヒーローになりきり、映画の小道具の銃で撃たれても死なないことから、より信じ込んでしまう。ラストでは仲間たちと瓦礫を持って敵と戦うのだが、そのシーンがそのまんま変な「アベンジャーズ」なのが最高だ。元ネタを知らないと楽しめない可能性はある。

■ストーリー
警察署長の父親の反対を押し切り、役者として夢を追い続けているセドリック。実は心が折れかけていたその時、新作映画「バッドマン」の主役に抜擢される。そう、「バットマン」ではなく「バッドマン」だ。“バッドモービル”に乗り、宿敵“ピエロ”と戦うヒーロー映画。このチャンスを逃してはならないと、セドリックは体を鍛え上げ、武術を学び撮影に挑む。戸惑いながらも撮影初日が順調に終わろうとする中、妹から父親が倒れたという知らせが入る。焦ったセドリックは、バッドスーツのままバッドモービルに乗り病院へと急ぐが、その途中で事故に遭い気絶してしまう。そして目を覚ますと、自分の名前や過去の記憶を失っていた―。







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感情の発露は病気とみなされる【ロスト・エモーション】 [映画にドロップキック!!]


ロスト・エモーション [DVD]

ロスト・エモーション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2017/06/07
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
人類は戦争をなくすためにある結論に至った。人間が平和的に生き残るために感情のない人間とする。この手の人々が薬を飲んで飼いならされる流れは「ヴォイジャー」がある。発表時期的には本作の方が先なのだろう。人類が生き残るために管理された空間で、管理された生活をする。無表情でみな同じ真っ白な服を着て生活する。感情を発露した者たちが収容される施設はまさにがちがちに管理された空間だ。

感情の芽生えを感じた青年サイラス。若者が若い女性に惹かれる。このパターンも定番かもしれない。サイラスは同じく感情を取り戻したニアと恋に落ちるのだが…。秘密を共有したふたりが、どのように変化していくのか。ラストの展開が悲しすぎる。

■ストーリー
人類史上最大の世界戦争によって地球の陸地の99.6%が破壊された近未来。破壊を免れた土地に生き残った者たちは「人類を滅亡させる最たる原因は感情だ」という考えのもと、人類が平和的に生き残れるよう遺伝子操作を施した感情のない人間の共同体<イコールズ>をつくった。そこで暮らす全ての人間は管理され保健安全局の監視下に置かれ、愛情や欲望などの感情を“発症"してしまった者は「欠陥者」と見なされ、DENと呼ばれる隔離施設へ強制的に送られて安楽死させられる。

自分のなかに感情が芽生え始めていることを自覚したサイラス(ニコラス・ホルト)は、医師の診察を受け抑制剤を服用していた。あるとき、職場の同僚であるニア(クリステン・スチュワート)もまた、自分と同じ感染者であることを知る。秘密を共有した二人は互いに惹かれ合い、かけがえのない存在となる。だが、共同体にいればやがてつかまってしまう。悩んだ末、二人は外の世界へ脱出することを決意するが……






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ZQNはただのゾンビだ【アイアムアヒーロー】 [映画にドロップキック!!]


アイアムアヒーロー [レンタル落ち]

アイアムアヒーロー [レンタル落ち]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア:

■ヒトコト感想
大昔に原作漫画を少しだけ読んだことがある。簡単に言うとゾンビ映画なので、結末までは描かれないのは想像していたのだが…。想定外にZQNをしっかりとグロテスクに描いている。英雄のビジュアルがまさに漫画そのままなことに驚いた。突然ZQNが発生し次々と噛みつかれて人々はZQNになっていく。何がなんだかわからない世紀末感が良い。

ゾンビ映画にありがちな展開ではあるが、日本の日常でもしゾンビが発生したらこうなるだろうなぁ、という展開が良い。アウトレットモールの建物の屋上に避難していた者たちがひとりのZQNにより全滅させられる描写は強烈だ。非常時での人間同士のちょっとしたいさかい。もう少し、半ZQNであるひろみが活躍してもよかったのではないだろうか。

■ストーリー
鈴木英雄(大泉洋)35歳。職業:漫画家アシスタント。彼女とは破局寸前。そんな平凡な毎日が、ある日突然、終わりを告げる…。徹夜仕事を終えアパートに戻った英雄の目に映ったのは、彼女の「異形の姿」。一瞬にして現実の世界は崩壊し、姿を変えて行く。謎の感染によって人々が変貌を遂げた生命体『ZQN(ゾキュン)』で街は溢れ、日本中は感染パニックに陥る。標高の高い場所では感染しないという情報を頼りに富士山に向かう英雄。

その道中で出会った女子高生・比呂美(有村架純)と元看護師・藪(長澤まさみ)と共に生き残りを懸けた極限のサバイバルが始まった…。果たして彼らは、この変わり果てた日本で生き延びることが出来るのか。そして、英雄は、ただの英雄(ひでお)から本当の英雄(ヒーロー)になれるのか! ?






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虎杖たちの高校生らしい日常 【呪術廻戦 逝く夏と還る秋】 [書籍にドロップキック!!]


呪術廻戦 逝く夏と還る秋 (ジャンプジェイブックスDIGITAL)

呪術廻戦 逝く夏と還る秋 (ジャンプジェイブックスDIGITAL)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/05/15
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
漫画はすべて読んでいる。漫画のキャラクターを使い、独自の日常を描いた5つの短編。虎杖たちの日常や、五条と七海の出張任務。超脇役である伊地知の日常の物語、呪霊である真人と老人の交流などかなりバレエティに富んでいる。漫画では殺伐とした展開が続いていくので、本来なら当たり前にあるはずの同級生同士の日常というのが良い。

それぞれのキャラ付けは漫画で確立されているので、そのキャラの特性を使った日常というのは良い。また、漫画ではフューチャーされることのない伊地知がどのような仕事をしているかなども面白い。漫画ファンでも間違いなく楽しめるだろう。本作が漫画にされてしまうと微妙だが、小説だからこそ成立する物語だ。

■ストーリー
虎杖の死の直前から、交流会開始までの空白の物語が描かれる小説版が登場! 里桜高校での事件後、虎杖はある呪いに悩む少年と出会う。しかし、その呪いは倒しても倒しても蘇り、少年を苦しめる特殊な呪いだった! 順平を助けられなかった後悔から虎杖は自信を喪失していくが、そこで五条はある問いを投げかけ...他にも虎杖と伏黒の秋葉原散策、五条と七海の北海道出張、真人とある老人の交流、伊地知のお仕事大公開と、大ボリュームでお届け!






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さすがデジタルネイティブ世代だ【search/#サーチ2】 [映画にドロップキック!!]


search/#サーチ2

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  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2024/01/12
  • メディア: Prime Video

■ヒトコト感想
前作はかなり画期的であった。常にパソコンの画面上での映像となる。自身を表示するのもface timeなどのカメラ映像となる。引き続き同じ手法をとっているのだが…。驚きなのは主役である高校生のジューンのIT能力の高さだ。パソコンの前にいるだけで世界中のすべての情報が収集できるようで、まるでハッカー風な動きを見せている。

母親やその恋人のサイトを覗くためにパスワードを連想してチャレンジしたり。様々なアプリを駆使してハッキングに活用している。コロンビアで行方不明となった母親を探すために、現地の何でも屋をネット経由で頼んだり。かなりやることが先進的すぎる。物語としてはミステリアスな展開となり、二転三転する展開がはらはらドキドキする。

■ストーリー
ロサンゼルスから遠く離れた場所で行方不明になった母を捜す<デジタルネイティブ世代>の高校生ジューン。検索サイト、代行サービス、SNS…使い慣れたサイトやアプリを駆使し、捜索を試みる。スマホの位置情報、監視カメラ、銀行の出入金記録など、人々の行動・生活がデジタルで記録される時代、母は簡単に見つかるはずだった──不可解な事件はSNSで拡散され、国境を越えて大きなトレンドになっていく。BUZZに翻弄される中、真相に迫ろうともがくジューン。そこは“秘密”と“嘘”にまみれた深い深い闇への入り口だった──。






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悩むのがバカらしくなる? 【コメンテーター】 [書籍にドロップキック!!]


コメンテーター ドクター伊良部 (文春e-book)

コメンテーター ドクター伊良部 (文春e-book)

  • 作者: 奥田 英朗
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2023/05/11
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
伊良部医師のシリーズ。大人気シリーズの久しぶりの第4弾ということでかなり楽しみだった。「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」に続く短編集。相変わらずの伊良部の切れ味鋭い治療が良い。登場してくる患者は、現代の世相に合わせて精神的な病にかかっており、苦しんでいる。伊良部の適当と思われる治療が良い方向へと流れていく。

コメディの物語ではあるが、本作は同じような精神的な病の人の治療にも役立つのではないか?と思えてきた。適当なアドバイスは馬鹿らしく感じるが、それを笑って経験できるということは精神的な病が治療できているということ。伊良部の言うとおりにしていると、いつの間にか病が完治しているという魔法の治療となっている。

■ストーリー
累計290万部の人気シリーズ17年ぶりに復活! 低視聴率にあえぐワイドショーのスタッフの圭介は、母校のつてで美人精神科医をコメンテーターとしてスカウトしようとする。が、行き違いから伊良部とマユミが出演することに。案の定、ふたりは放送事故寸前のコメントを連発するが、それは暴言か、はたまた金言か!?






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ワインを求めるフランス旅 【黄昏のアントワープ】 [書籍にドロップキック!!]


黄昏のアントワープ

黄昏のアントワープ

  • 作者: 辻 仁成
  • 出版社/メーカー: 海竜社
  • 発売日: 2006/10/01
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
辻仁成が旅をして料理やワインを飲むエッセイだ。家族を連れてのフランス旅。時期的には中山美穂と結婚し日本で騒がれていた時期なのだろう。フランスに退避した際に、そこで旅をしてフランスを満喫する。作者はミシュランの三ツ星を目指すシェフとアシスタントの恋愛物語である「いまこの瞬間 愛しているということ」を描いている。

このエッセイでも語られているが、フランスでの旅が影響していることは間違いない。ワインへのうんちくや旅先での素晴らしい料理に出会ったことまで。小難しい話が続いたりもする。また、特別なレシピが描かれていたりもする。フランス料理やワインに興味がある人は間違いなく読んだ方が良いだろう。

■ストーリー
旅とは、人生そのものだ。命あるかぎり、旅をしよう。過去と折り合い、未来を生きるために。思い出と和解し、今を喜ぶために。「歩け、呑め、喰え」を合言葉に、辻仁成が家族とともに歩いた旅の記憶と記録。






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結局、ただの近未来ゾンビ映画だ【メイズ・ランナー3:最後の迷宮】 [映画にドロップキック!!]


メイズ・ランナー:最期の迷宮 [Blu-ray]

メイズ・ランナー:最期の迷宮 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2019/06/05
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
「メイズ・ランナー」は面白かった。その面白さを期待して「メイズ・ランナー2」を見てかなりがっかりした。続編がダメなパターンはありがちだが、第3段である本作には期待したのだが…。2と同様な流れとなっている。このシリーズでは初代の何が起きているかわからない迷路の恐怖というのがあった。

2ではとたんにバイオハザード風なゾンビものになっている。結局は本作もそれら都市側の軍隊と、レジスタンス側、ウィルスの抗体を持つ若者たち側の対決となっている。基本は続き物なので、2を見ていないと楽しめないだろう。仲間のミンホを救うために強固な守りに囲まれた本部へ突入するのがメインとなっている。なんだかごく普通の近未来のアクション映画となっている。

■ストーリー
トーマスたちは、WCKDに捕らわれたミンホを助けるため、彼が乗った列車を急襲。しかし、そこにはミンホの姿はなかった。隔離地域である都市(シティ)に運ばれたミンホは、WCKDの施設で実験対象となっていた。そこで働くテレサもフレア・ウイルスの抗体の開発のため、ミンホを実験台にしようとしていた。そんな中、トーマスはミンホを救うため、仲間のニュートやブレンダとともにWCKD本部へ潜入することを決断するが……。果たしてトーマスは、“最期の迷路<メイズ>"を攻略し、仲間と未来を取り戻すことができるのか――!?






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