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どこか銀色夏生のような 【こんな夜は】 [書籍にドロップキック!!]


こんな夜は (幻冬舎文庫)

こんな夜は (幻冬舎文庫)

  • 作者: 小川 糸
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/02/06
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
小川糸のエッセイ集。日常の何気ない出来事をエッセイとするのは毎回のことだが、住んでいる場所がドイツだったりモンゴルだったりするので変化がある。さらには時期的に東日本大震災が起きたころのため、震災での出来事やそれに付随する日々の出来事をエッセイとしている。

売れっ子作家として「食堂かたつむり」が大ヒットしたが、そこまで派手な生活をするのでもなく、手料理が一番という感じで日々を過ごしている。どこか昔読んだ「銀色夏生」のような印象を受けた。ベルリンでの暮らしについては日本との違いが明確にあるので、そのあたりの驚きや新鮮さを描いている。のんびりとした日常や日々のわずらわしさを忘れさせてくれるエッセイだ。

■ストーリー
古いアパートを借りて、ベルリンに2カ月暮らしてみました。土曜日は青空マーケットで野菜を調達し、日曜日には蚤の市におでかけ。窓の外から聞こえるストリートの演奏をBGMに、読書をしながらお茶を飲んだり、さくらんぼのジャムをことこと煮たり。ベルリンの街と人々が教えてくれた、お金をかけず楽しく暮らす日々を綴った大人気日記エッセイ。






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