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美少女がミステリ小説を書く 【君に読ませたいミステリがあるんだ】 [書籍にドロップキック!!]


君に読ませたいミステリがあるんだ

君に読ませたいミステリがあるんだ

  • 作者: 東川 篤哉
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2020/07/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

■ヒトコト感想
「放課後はミステリーとともに」の鯉ケ窪学園を舞台にした物語。第二文芸部の部長である水崎アンナが、新入生の僕に無理やり自作のミステリを読ませる流れだ。短編としてはアンナが書いたミステリ小説ごとに分かれている。高校生が書いたミステリということで、あちこちに穴がある。それを僕が指摘すると、アンナが無理やりな後付けをする。基本はこのパターンだ。

ミステリのトリックとしては新しいものではない。中身にしてもシリアスというよりは、学園の日常ミステリというような感じだ。ちょっとしたギャグがあり、自称美少女のアンナが、僕に無理やりミステリを読ませ続ける。ラストでちょっとしたどんでん返しがあるが、それは大きく驚くようなものではない。

■ストーリー
舞台は『放課後はミステリーとともに』の鯉ケ窪学園。高校に入学したばかりの僕は「第二文芸部」の部室に迷いこんでしまう。学園一の美少女(自称)である部長・水崎アンナは、自作のミステリ短編集を強引に僕に読ませるのだが――。桜舞い散る季節に起きた『音楽室の殺人』、ハンドボール部員が襲われる『狙われた送球部員』、女子更衣室が舞台の『消えた制服女子の謎』……アンナがたくらむ大仕掛けを、僕は、そして君は見抜けるか!?






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