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昭和の大スキャンダルが実は冤罪だった 【ロッキード】 [書籍にドロップキック!!]


ロッキード (文春e-book)

ロッキード (文春e-book)

  • 作者: 真山 仁
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2021/01/13
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
ロッキード事件は聞いたことはあるが内容は良く知らない。田中角栄が逮捕されたということと、日本の政界に大きなインパクトを与えたスキャンダルという程度だ。本作はロッキード事件を改めて調査したノンフィクションということになっている。過去の資料や関係者からのインタビューをまとめ、作者なりの結論をだしている。

驚きなのは、これほど大きな事件でありながら、結論としては冤罪という流れになることだ。田中角栄は賄賂を受け取っていたかもしれないが、それはロッキード事件での賄賂ではない。真犯人が別にいるわけではなく、世論の流れで強引に有罪とされた事件だということだ。すでにほとんどの関係者が死んでいる状況のため、真実は不明なのだが、強烈な内容であることは間違いない。

■ストーリー
角栄はなぜ葬られたのか? 新証言と膨大な資料を駆使した人気作家渾身の超弩級ノンフィクション、ついに刊行!フワフワとした事件――元最高裁判事が抱いた違和感とは。前総理逮捕という「特捜の金字塔」は神話に過ぎなかったのか。関係者多数に徹底取材。多くの新証言を得て田中角栄を葬った“真犯人”に迫る。いまロッキード事件の真実が明らかになる。






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