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不眠症により謎の存在が見えるようになる 【不眠症 上】 [書籍にドロップキック!!]


不眠症 上 (文春文庫)

不眠症 上 (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/10/07
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
老人ラルフが経験する奇妙な出来事。不眠症に悩んでいるラルフが後半では人のオーラや、この世のものではない「チビでハゲの医者」を見る。妄想なのか、現実なのか。序盤では不眠症に苦しみながらもごく普通の近所づきあいをし、ちょっとしたトラブルに巻き込まれたりもする。妊娠中絶支持派の女性活動家と、それに巻き込まれるラルフ。

妻に暴力をふるうDV夫。ラルフが助けることになるのだが、相手の夫のエドに絡まれたりもする。ラルフが出合うトラブルは不眠症と関係があるのか。エドがしきりに妄想のようにつぶやく言葉は、エドも同じく妄想にとらわれたためなのだろうか。まだ上巻ではそのあたりははっきりしない。不眠症で特殊な能力を開花させたラルフという流れなのだろうか。。

■ストーリー
70歳の老人、ラルフの睡眠時間は日に日に短くなり、ついに幻覚を見るようになる。自分は狂いはじめているのか?孤独に「チビでハゲの医者」が放つ悪意に怯える日々を過ごすラルフ。一方、妊娠中絶支持派の女性活動家の講演が近づき、穏やかな町・デリーは憎悪と反目に染められていく―人知を超えた邪悪な存在が迫りくる。






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