SSブログ

アメリカ版スクールウォーズ?【ギャングスターズ 明日へのタッチダウン】 [映画にドロップキック!!]


ギャングスターズ 明日へのタッチダウン [DVD]

ギャングスターズ 明日へのタッチダウン [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
  • 発売日: 2009/09/02
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
アメリカ版スクールウォーズのような感じか?スクールウォーズは見たことはないが、少年院の少年たちがラグビーで活躍する物語なのだろう。本作はラグビーがアメフトになったような物語だ。ギャング同士の抗争で少年院に入れられた少年たちがアメフトをする。チームには敵対するグループの者もいる。教官は少年たちに打ち込めるモノが必要と考えてアメフトを提案したのだろう。

ありあまるパワーをくだらないグループの抗争に使うよりはよいとの考えだろう。仲間割れがありながらも結束力が強くなる。最初は負け続けていたが、最後には勝利する。ダメな少年たちがグループから脱退し更生していくパターンはありきたりかもしれないが、思わず見入ってしまう迫力がある。

■ストーリー
現在少年院で暮らす若者は、全米で12万人以上。その75%が出所後、再び犯罪を犯すか道端で命を落としていた。そんな現状に少年院の教官ショーンはむなしさを感じ、何とか彼らを絶望的な状況から救い出せないかと奔走する。そこで何か他に打ち込めるものが必要だと考えたショーンは、アメフットを通し責任感と規律を教えようと試みる。やがて少年たちは強靭な肉体、心、精神力、何よりお互いを尊重することを学んでいくが…。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

ゲームキャラ的なラスボスだ【劇場版 ペルソナ3 #4 Winter of Rebirth】 [映画にドロップキック!!]


劇場版ペルソナ3 #4 Winter of Rebirth [Blu-ray]

劇場版ペルソナ3 #4 Winter of Rebirth [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • 発売日: 2016/08/03
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
ペルソナ3のラストを飾るのは、ラスボスとの対決だ。前作まででラスボス登場までの前振りができていた。本作ではついにそのラスボスと対決するのだが…。ラスボスとの対決前に、今までのシャドウと戦うことになる。仲間がそれらシャドウを相手にしている間に、理がラスボスの元へと向かう。転校生の望月が実はラスボスだった。

このラスボスの風貌がいかにもゲームのラスボス的な見た目をしており、攻撃方法も今までのシャドウの攻撃をまねるようなパターンとなっている。ラスボスがしっかりとCGで描かれているので、よりゲームの雰囲気が強くなる。仲間が覚醒しペルソナがパワーアップする。理のペルソナも覚醒しラスボスを倒す。予定調和的な流れではある。

■ストーリー
人気ゲーム「PERSONA3」を元にしたアクションアニメの劇場版第4弾。様々な出会いと別れを繰り返しながら成長を遂げてきた結城理と仲間たち。その先に平穏があると信じて戦い続けてきた彼らに、転校生の望月綾時が無情にも現実を突き付ける。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

国益や人の倫理観さえも超える何か 【神域 下】 [書籍にドロップキック!!]


神域 下

神域 下

  • 作者: 真山 仁
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞出版(インプレス)
  • 発売日: 2020/02/29
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
上巻から引き続き、ファニックス7をめぐる政治的、そしてビジネス的な駆け引きが描かれている。研究施設での徘徊老人を実験台としてファニックス7を移植していたことに地元刑事が気づき始める。フェニックス7がアメリカに奪われるのかのゴタゴタの中で、内部では治験という名の人体実験がうまくいかずに問題が発生する。

追い込まれた研究者のシノケンたちがどのような行動にでるのか。ファニックス7をめぐる争いの中には、自分がアルツハイマーに罹患したために必要とする者もいる。権力を使い警察組織をコントロールしフェニックス7を守る。研究所を家宅捜索されるラストの展開は緊迫感にあふれており、どのような結末となるかが気になり、ページをめくる手を止めることができなかった。

■ストーリー
国家間の競争に巻き込まれてゆく「フェニックス7」、研究施設周辺では謎の失踪事件が頻発していた。真相を追う刑事はその全貌に戦慄する。果たして、生命の神秘という神の領域に、我々は拙速に突き進んでよいものだろうか。






nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

哀愁ただようかつてのスーパースター【ラスト・ムービースター】 [映画にドロップキック!!]


ラスト・ムービースター [DVD]

ラスト・ムービースター [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • 発売日: 2020/03/06
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
かつての映画スターが、落ちぶれ、田舎町の映画祭に参加する物語だ。かつてスーパースターであったエドワーズ。近年はパッとしない状態だったが、デニーロやイーストウッドが参加したという映画祭に呼ばれ喜びいさんで参加するのだが…。貧相な映画祭に怒りをあらわにする。かつてスターだっただけにプライドがあり、扱いづらい老害の典型だろう。

デニーロたちは招待したのだが、参加しなかった。エドワーズだけがバカを見た感じだ。映画祭を抜け出し生まれ育った街を探索することで、過去を思い出し心を入れ替えるエドワーズ。老害のじじいが、次第に物分かりがよくなっていくのが強烈だ。運転手として常にエドワーズの近くにいるリルがちょっと個性的すぎるのも良い。

■ストーリー
かつて一世を風靡した映画界のスーパースター、ヴィック・エドワーズ(バート・レイノルズ)のもとに、ある映画祭から功労賞受賞の招待状が届く。歴代受賞者がデ・ニーロやイーストウッドだと聞いて、しぶしぶ参加したものの、騙しに近い名もない映画祭だと知ると、エドワーズは憤慨。だが、映画祭が行われていた場所は、彼が生まれ育った街ノックスビルに近く、過去の思い出が甦り…。運転主役のリル(アリエル・ウィンター)に命じて向かった先は、育った家、大学のフットボールで活躍したスタジアム、最初の妻にプロポーズした岸辺。自身の人生を振り返ったエドワーズはある行動を起こす。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

当時、福島第一原発で何が起きていたのか【FUKUSHIMA 50】 [映画にドロップキック!!]


Fukushima 50 DVD通常版

Fukushima 50 DVD通常版

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
衝撃的な作品だ。東日本大震災が発生した直後、福島第一原発で何が起こっていたのか。リアルタイムにニュースを見ており、関連するような小説を読んだことがあるのでなんとなく内容は理解していた。それでも映像として見せられると衝撃がすさまじい。電源喪失から東電本店でのやりとりまで、緊迫感にあふれている。政府や本店の対応に怒り狂う現場責任者の吉田所長。

なんとかして原発を安定させようと必死になり決死隊までも投入していたとは驚きだ。現場の社員たちは死を覚悟しての行動なのだろう。そんな現場を無視した本店や政府の対応というのは、怒りがわいてくる。2号機が安定したのはもはや奇跡なのかもしれない。一歩間違えたら、関東全域が人が住めない場所になっていた可能性もあるのだろう。

■ストーリー
2011年3月11日午後2時46分。東日本大震災発生。福島第一原発を襲う、史上最大の危機─原発内で戦い続けた50人の作業員たち。本当は何が起きていたのか?何が真実か?マグニチュード9.0、最大震度7という巨大地震が起こした想定外の大津波が、福島第一原子力発電所(イチエフ)を襲う。浸水により全電源を喪失したイチエフは、原子炉を冷やせない状況に陥った。

このままではメルトダウンにより想像を絶する被害をもたらす。1・2号機当直長の伊崎ら現場作業員は、原発内に残り原子炉の制御に奔走する。全体指揮を執る吉田所長は部下たちを鼓舞しながらも、状況を把握しきれていない本店や官邸からの指示に怒りをあらわにする。しかし、現場の奮闘もむなしく事態は悪化の一途をたどり、近隣の人々は避難を余儀なくされてしまう。

官邸は、最悪の場合、被害範囲は東京を含む半径250㎞、その対象人口は約5,000万人にのぼると試算。それは東日本の壊滅を意味していた。残された方法は“ベント"。いまだ世界で実施されたことのないこの手段は、作業員たちが体一つで原子炉内に突入し行う手作業。外部と遮断され何の情報もない中、ついに作戦は始まった。皆、避難所に残した家族を心配しながら―






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

作者の実体験のような… 【MISSING 失われているもの】 [書籍にドロップキック!!]


MISSING 失われているもの (村上龍電子本製作所)

MISSING 失われているもの (村上龍電子本製作所)

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: G2010
  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
主人公の小説家は一部は作者を投影しているのだろう。福生で生活し米軍基地が身近にある。精神的に不安定となった主人公が目にしたのは、この世のものではない経験だった。女に連れられすでに閉店したはずのバーに向かう。女の話す言葉は、主人公の精神の言葉を反映している。混乱と不安の世界の中で母親が登場してくる。

本作が作者の実体験とは思えないのだが、個性的な小説家というキャラ付けはどうしても作者とダブるものを感じてしまう。強烈なのは、母親の朝鮮での経験だ。日本が戦争に負け、それまで奴隷のように扱ってきた朝鮮人たちからの暴行を受ける。母親の両親が朝鮮人たちに穏やかに接していたため、暴行を受けずにすんだのだが…。読んでいて不安な気持ちになる作品だ。

■ストーリー
この女優に付いていってはいけない――制御しがたい抑うつや不眠に悩んでいた小説家は、混乱と不安しかない世界に迷い込み、母の声に導かれて迷宮を彷徨い続ける。






nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

偏屈な老人たちが協力する姿は感動的だ【スペースカウボーイ】 [映画にドロップキック!!]


スペース カウボーイ [Blu-ray]

スペース カウボーイ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2008/06/11
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
宇宙への夢をあきらめきれない老人たちが、チームを再結成し困難なミッションに挑む作品だ。クリントイーストウッドは相変わらず偏屈なじじいの役がよく似合う。ロシアの人工衛星を修理するために老人たちの技術が必要になる。困難なミッションに挑むために苦しいトレーニングを続け、幹部からの様々な妨害がありながらも宇宙へと飛び立つ。

偏屈なじじいたちの強固な友情が良い。そして、宇宙へ行ってからも様々なトラブルが発生し、最後には老人たちの知恵と技術で乗り越えている。どこかアルマゲドン的な自己犠牲の精神が登場するのだが、末期がんという前振りがあるため、そこまでの悲しさがない。ラストで無事にシャトルが着地した場面では思わず泣きそうになってしまう。

■ストーリー
クリント・イーストウッドの監督22作目、主演42作目となる本作は、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナーというベテランスターが名を連ねた、ワクワクするようなSFアドベンチャー。4人は、故障して軌道から外れ、地球に脅威をもたらすおそれのあるロシアの旧式通信衛星を修理すべく、チームを再結成する。まさに“最も優れた資質を兼ね備えた”(ウォールストリート・ジャーナル)スペース・カウボーイたちが、不屈の精神とユーモアと勇気を胸に、いま飛び立つ。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

一時的な学園ラブコメ風な流れ【劇場版 ペルソナ3 #3 Falling Down】 [映画にドロップキック!!]


劇場版ペルソナ3 #3 Falling Down [Blu-ray]

劇場版ペルソナ3 #3 Falling Down [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • 発売日: 2016/01/20
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
ペルソナ3の第3弾。それまでは、シャドウと理たち特別課外活動部の戦いがメインであった。12のシャドウを倒し、影時間が終わるかと思いきや、影時間は続いていく。今回はシャドウの戦いよりは学園モノ的な雰囲気が強い。理たちは修学旅行に行き青春を謳歌している。仲間を失うことに恐怖を感じた理は、失うならば仲間を作らなければよいと考え始める。

そんな理の心にズカズカと入り込む転校生の望月。明るく社交的な望月は瞬く間に仲間に入り込んでくる。本作のラストではこの望月がラスボスだとわかる。ほぼ学園モノ的な流れから、仲間を失うシリアスな状況となる。そして、アイビスの記憶を頼りに望月が最後のシャドウだとわかる。ラストに向かって強烈な引きの強さがある。

■ストーリー
「なんとなくわかったよ― 君は失うことを恐れているんだね?」季節は秋へ。異形の怪物「シャドウ」と、主人公・結城 理をはじめとした特別課外活動部の戦いにも終わりが近づこうとしていた。「影時間」を終わらせるために「シャドウ」との死闘を重ねていく理たち。戦いを通し、あるものは仲間や家族の死と向き合い、あるものは守るべき大事なものに気付き、また、あるものは自分たちのこれまでの戦いの意味に葛藤する。そして、理のまえには謎の転入生・望月綾時が現れる―。新たな朝を迎えた時、再び運命の歯車はまわりはじめる。それぞれの繋がりを巡る戦いが始まる――。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

ルーシー・リューがメインの作品【バリスティック】 [映画にドロップキック!!]


バリスティック スタンダード・エディション [DVD]

バリスティック スタンダード・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 2004/04/02
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
元FBIエージェントのエクスが、国防情報局長の息子誘拐事件を調査する。誘拐したのは局長と昔付き合っていた女だ。この女をルーシーリューが演じるのだが、ルーシーを目立たせるためだけの作品だ。ひとりでFBIや武装組織と戦いながら局長へのプレッシャーをかけ続ける。隠れ家には大量の武器が用意されており、すべては用意周到にすすめられた計画だった。

エクスが女に接触して戦うのだが、それは中盤まで。終盤では局長が実はエクスの妻を奪っていたことを知り、エクスは女と協力して局長の武装組織と戦うことになる。激しい爆風が吹き荒れる中での孤高の戦い。結局のところルーシーがすさまじい戦闘能力をもっていることを示して終わっている。

■ストーリー
アントニオ・バンデラス、ルーシー・リューという、アクション映画としては魅力的なコンビが実現した1作。元FBIのエージェント、エクスが、国防情報局長の息子が誘拐された事件を任される。事件の鍵を握るのは、裏切り者の女エージェント・シーバー。誘拐の裏に隠された陰謀もからみ、ふたりの壮絶で果てしないバトルが展開していく。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

鬼、河童、天狗の物語 【今昔百鬼拾遺 月】 [書籍にドロップキック!!]


今昔百鬼拾遺 月 (講談社文庫)

今昔百鬼拾遺 月 (講談社文庫)

  • 作者: 京極夏彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/09/15
  • メディア: Kindle版

■ヒトコト感想
すでに読んだことのある「鬼」「河童」「天狗」が一冊にまとめられた作品。大幅に加筆されているとのことだが、どのあたりが加筆されたのか分からなかった。3作とも「絡新婦蜘蛛の理」で登場した呉美由紀が登場し中禅寺敦子が事件を推理する。時系列的に並んでいるのだが、「鬼」が圧倒的なインパクトがある。

謎の辻斬り事件の犯人を探し出す物語なのだが、誰が犯人かというのもそうだが、それまでの連続辻斬り事件が練習であり、だんだんと斬り殺すのがうまくなっていることが強烈に恐ろしい。「鬼」に比べると、「河童」はかなりのんびりというかシリアス感が薄れている。おじさんの尻を覗く、連続覗き魔や尻をだした水死体など、かなり他2作と比べると印象が異なっている。

■ストーリー
昭和29年3月に起きた連続通り魔「昭和の辻斬り事件」。「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は事件を通じて女学生・呉美由紀と知り合い、その年、続々発生する怪事件に関わることになる。「鬼の因縁で斬り殺される」「河童の仕業で連続水死」「高尾山中で天狗攫いが」。怪奇が、事件の真相を呼び起こす「稀譚小説」。






nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ: