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現職総理を落選させる当確師 【当確師 十二歳の革命】 [書籍にドロップキック!!]


当確師 十二歳の革命 (単行本)

当確師 十二歳の革命 (単行本)

  • 作者: 真山 仁
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2020/12/21
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
「当確師」の続編にあたる本作。今回はいきなり現職の総理大臣を落選させるという依頼が聖に舞い込む。聖がサポートすると99%当選してきたという、結果がすべての当確師。誰かを当選させる力はあるが、現職の総理大臣を落選させることができるのか。国民には人気があるが政治的センスが皆無な総理。12歳の子供に痛いところを突かれそのことに悪態をつく。

総理の独断で諏訪の田舎に原子力エンジンの研究施設を作ろうとするなど、対総理側には追い風が吹いているのだが…。候補者がいない。総理のスキャンダルを活かせる有力候補者は90歳近い地元の盟主のみ。そんな状況で聖は巧みな選挙戦術を繰り返す。週刊誌の記者、新聞記者、総理の後援会の会長まで、様々な有象無象が動き出す。ラストの結果は驚きでしかない。

■ストーリー
日本最強の選挙コンサルタント・聖達磨―人呼んで「当確師」。人柄は最低、依頼料は高額、それでもこの男が動けば当選間違いなしの聖に、新たな依頼が舞い込んだ。強権的な岳見勇一総理大臣を、その座から引きずる下ろすため、選挙区で落とすというミッションだ。

一方、岳見総理は地元で、少年から「里山を壊さないでください」と問い詰められて話題となる。選挙区内にある湖に、NASAとの共同研究所を誘致する計画があるという。この少年こそ総理への刺客の適任者!だが、少年には、被選挙権がない。どうする、聖!?






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