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ヒトラーの世界とつながる錬金術師たち【劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者】 [映画にドロップキック!!]


劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 Blu-ray Disc

劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 Blu-ray Disc

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • 発売日: 2014/10/29
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
正直言うと「鋼の錬金術師」を見ていないと辛いだろう。自分は軽い知識しかなくマンガもアニメも見ていない。そのため、設定がよくわからないまま見てしまった。見ているうちになんとなくわかってきたのだが…。アニメのその後が描かれた作品のようだ。エドとアルが扉を挟んで別の世界に飛ばされてしまう。エドのいる世界はヒトラーが世界を戦争へと導こうとする流れの中で、アルの世界で兵器を手に入れようとする。

恐らくだが、アニメを見ている人にとっては過去のキャラたちが総登場しているということで楽しめるのだろう。自分の中ではアルは鎧の状態のはずだが、別の世界ではアルは人間の姿に戻っている。アニメファンにとっては押しのキャラたちのその後が見られるということでよいのだろう。

■ストーリー
TVアニメ版の「鋼の錬金術師」は、荒川弘の原作から大きく方向を変え、主人公の兄弟エドとアルが“扉のこちら側”と“向こう側(=我々にとっての現実世界)”に離ればなれになるという衝撃的なシーンで幕を閉じた。それから2年後が描かれるのがこの劇場版だ。ナチスが勢力を伸ばしつつある1923年のドイツというあまりにシビアかつシリアスな舞台設定が、“錬金術”という題材を扱ったこの破天荒な物語にいい作用を及ぼしたかどうかは、評価が分かれるところだろう。

とはいえ、エドやアルはもちろん、ウィンリィやロイ・マスタング、その元部下たちといった魅力的な登場人物の“その後”を見られるのは単純に楽しいし、ヒューズやキング・ブラッドレイら、TVシリーズ中で絶命した者たちが“別キャラ”として登場するのも、パラレルワールドものならではの面白さ。映像についても、申し分のない大迫力シーンが目白押しで、TVシリーズのファンなら見て損はないと言えるだろう。






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