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鎌倉暮らしの日常エッセイ 【今日の空の色】 [書籍にドロップキック!!]


今日の空の色 (幻冬舎文庫)

今日の空の色 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 小川 糸
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2015/08/05
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
小川糸の日常エッセイ。いつにもまして日記的な印象が強い。鎌倉に小さな古い家を借りてペンギンとは別居状態となる。仲が悪くてそうなったのではなく、単純にペンギンは東京で仕事があったかららしい。鎌倉の家はスマホもテレビもない。デジタルデトックスな状態。ご近所さんと仲良くしながら、鎌倉での日々を過ごす。エッセイの中には作者のプライベートな部分に踏み込んだエッセイもある。

不妊治療に挑んでいただとかは、今までのエッセイにはない内容だ。深刻に陥りがちな話題ではある。他エッセイでは仲の良い姪っ子の話が頻繁に登場するなど、それなりに意識していたというのは間違いない。のんびりとした日常を描いたエッセイではあるが、たまにスパイスがある。

■ストーリー
鎌倉に小さな古い家を借りて、久し振りの一人暮らし。朝は早起きしてお寺の座禅会に参加し、夜は屋上でビール片手に満天の星を観る。ペンギンと恋人のように待ち合わせして夕食を楽しんだり、近くの小川をホタルと一緒にお散歩したり。携帯もテレビもない不便な暮らしを楽しみながら、本当に大切なことに気付く日々を綴った大人気日記エッセイ。






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