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在日米軍を民間にアウトソースする野望 【トリガー 下】 [書籍にドロップキック!!]


トリガー 下

トリガー 下

  • 作者: 真山 仁
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/08/30
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
キム・セリョン暗殺事件は、よりきな臭い方向へと動いていく。冴木があらゆるコネを使い調査するにつれ、日米韓を揺るがすとんでもないスキャンダルをセリョンが握っていたと知る。政治家や権力者へ、どこまで汚職が進んでいるのか。オリンピックの競技中に暗殺を実行できる組織とはどのような存在なのか。上巻では行方不明となっていたSATの隊員が何か鍵を握っているかのような流れとなっていた。

下巻ではより強烈なレベルの上位者にまで汚職がすすんでいることがわかる。冴木がすでに権力とは無関係の位置にいるだけに、あらゆる権力者と対等以上に渡り合うことができるのだろう。正義をひたすら追求する者たちが、何も恐れず突っ走ることで事件は真の解決を迎える。

■ストーリー
真実を求めて照準は揺れる!?東京五輪の馬術競技会場で起きた韓国代表キム・セリョン暗殺事件。背後には日米韓を揺るがす極秘情報が存在していた。事件の統括責任者として内閣参与に就いた元内閣情報調査室長の冴木は、北朝鮮の潜伏工作員・和仁と手を組み、真相に迫ろうとしていた。一方、セリョンのSPを務めた巡査部長の藤田は、彼女を守れなかった悔恨の思いを胸に、真犯人と、彼女が遺した“あるデータ”の行方を追っていた。すべてのカードが開かれたとき、世界は予想をはるかに超えた新しい顔を見せる――!!






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