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外務省職員の暗部を実名で暴露 【外務省犯罪黒書】 [書籍にドロップキック!!]

外務省職員の暗部を実名で暴露 【外務省犯罪黒書】

外務省犯罪黒書

外務省犯罪黒書

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: 株式会社講談社エディトリアル
  • 発売日: 2015/12/04
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
佐藤優が外務省の暗部を暴露する。他作品でもジャブ的に実名を交えながら外務省の悪の部分を発表していた。本作は全編外務省の暗部のみの構成となっている。さらには外務省に照会しているので、とりあえずは本作の内容はすべて外務省も認めたということになっている。

それにしても、実名で不倫だとか機密費を貰っているだとか、出世のために相手を追い落とすだとか、非情な言葉が続いている。自分がこの実名を出された側だったら、恥ずかしくて表を歩けなくなる。同じ外務省の内部であれば、周知の事実かもしれないが、家族や親せきにどう思われるか。今までは外務省のエリート官僚と思われていたのが、実はとんでもない人物だと思われてしまう。耐えられない状況だ。

■ストーリー
2002年5月14日に東京地方検察庁特別捜査部によって、外務省関連の国際機関「支援委員会」から2000年4月にイスラエルで開かれた国際学会に学者派遣の費用を支出したことが背任にあたるとの容疑で逮捕された私は、2006年当時は「起訴休職外務事務官」、つまり外務省職員の立場にあった。そのため、この連載の原稿はすべて掲載前に外務省に届け出ている。

事実誤認の指摘ならば、もちろん私は訂正に応じる用意があった。 だが、外務省からは「公の場で論じることは適当ではない」「(表現には)十分留意ありたい」などという返事が戻ってくるだけで、「内容が誤っている」という指摘は一度もなかった。もっとも、本書の内容は基本的に鈴木宗男氏の質問主意書(後述)によって事前に確認済みなので、外務省が文句をつけられるワケはないのだが─。それだから、本書の内容はすべて真実である。






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古物商のコンゲーム【嘘八百】 [映画にドロップキック!!]


嘘八百 [Blu-ray]

嘘八百 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • 発売日: 2018/07/11
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
古物商の物語。古物商が偽物を掴まされたら、それは自分の目利きが悪いせいだということらしい。物語的にはコンゲームの要素が強い。古物商として頭角を現していた則夫は、過去に大物鑑定士に騙され贋作を掴まされる。そこからは転落人生で、今では則夫は素人を騙して贋作を売りつける詐欺師になっていた。

そんな則夫が新たに出会った仲間とともに大物鑑定士に贋作を売りつけるという物語だ。内容がシンプルなだけに、扱うものが現金ではなく贋作というのが新鮮だ。紙を作る専門家。誰の筆跡でもマネできる者。そして、茶器を作り出すことができる者。則夫の巧みな話術で大物鑑定士を騙す。騙された方は騙されたと気づいた時、騙した側を訴えたりしないのだろうか。。。

■ストーリー
大阪・堺。千利休を生んだ茶の湯の聖地に、大物ねらい狙いで空振りばかりの目利き古物商・小池則夫(中井貴一)がお宝を探しにやってきた。出会ったのは、腕は立つのに落ちぶれくすぶっていた陶芸家・野田佐輔(佐々木蔵之介)。ある大御所鑑定士に一杯食わされ、人生の出端をくじかれた二人は結託し、“幻の利休の茶器"を仕立て、仕返しついでに一攫千金を狙う。それは、家族や仲間、大御所鑑定士、さらには文化庁までも巻き込む、大騒動に――。






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バイカーギャング対救急隊員【ネバ―サレンダー 肉弾乱撃】 [映画にドロップキック!!]


ネバー・サレンダー 肉弾乱撃 [DVD]

ネバー・サレンダー 肉弾乱撃 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2017/07/05
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
元海兵隊員の男が救急隊員としてギャングたちと戦う。非常におおざっぱに言えば、バイクのギャングたちと元海兵隊員の対決だ。救急隊員のジェイクが緊急通報により真夜中の遊園地へ入り込む。そこで撃たれた黒人を手当てしつつ、襲い掛かるバイカーギャングたちと対決する。舞台が真夜中の遊園地ということで、止まったエレベータの中に立てこもったり、真っ暗な遊園地の中でアクロバティックな銃撃戦を繰り広げたりする。

ジェイクの同僚が殺害されるが、ジェイクもギャングたちを次々と始末していく。ギャング内でも仲間割れがあるが、最後の最後には激しい対決で終了する。典型的な低予算映画のように見える。ただ、ジェイクのアクションはそれなりに見ごたえがあることは確かだ。

■ストーリー
元海兵隊員で新米救命隊員のジェイク(ザ・ミズ)は、真夜中の遊園地の駐車場で男性が心臓発作を起こしたという通報を聞き、同僚のゾーイ(アンナ・ヴァン・ホフト)と現場に向かう。しかしたどり着いてみると、そこにいたのは銃撃によって息絶えた男と、同じく重傷を負った男だった。

男はギャングによって命を狙われているのだった。ジェイクとゾーイは男をギャングの報復から守るために、命がけの脱出を試みる。果たしてジェイクはギャングとの戦いに打ち勝つことはできるのか…?!






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企業ラグビー運営の難しさ 【ノーサイド・ゲーム】 [書籍にドロップキック!!]


ノーサイド・ゲーム

ノーサイド・ゲーム

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

■ヒトコト感想
すでにドラマ版を見ているので内容についての驚きはない。ただ、企業がラグビーを続けることの難しさが伝わってきた。おそらくはプロ化したバスケなども取材したのだろう。日本ではそれほどメジャーとはいえないラグビーをどのようにして盛り上げていくのか。主人公の君島の熱さはすさまじい。そして、作中では特に描かれてはいないが、強烈な調査能力があるのだろう。ラグビーに対する情熱がすさまじく、本社への復帰する打診すら断っている。

ここまで仕事に熱くなれるサラリーマンだからこそ読者にその熱さが響くのだろう。巨額の赤字を出しながらもラグビーチームを持つ意味。WWc杯で盛り上がった時期なだけにラグビーの未来は明るいように思えてくる。

■ストーリー
未来につながる、パスがある。大手自動車メーカメーカー・トキワ自動車のエリート社員だった君嶋隼人は、とある大型買収案件に異を唱えた結果、横浜工場の総務部長に左遷させられ、同社ラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務することに。かつて強豪として鳴らしたアストロズも、いまは成績不振に喘ぎ、鳴かず飛ばず。巨額の赤字を垂れ流していた。アストロズを再生せよ―。ラグビーに関して何の知識も経験もない、ズブの素人である君嶋が、お荷物社会人ラグビーの再建に挑む。






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車いすの大統領【私が愛した大統領】 [映画にドロップキック!!]


私が愛した大統領 [DVD]

私が愛した大統領 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2014/03/07
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
ルーズベルト大統領とその恋人であるデイジーの関係を中心に、英国王ジョージ6世との会合も描かれている。歴史的事実にもとづいているのだろう。自分の歴史の知識があやふやなので、ルーズベルト大統領が車いす生活ということに驚いた。

当時のイギリスとアメリカの関係も微妙で、ジョージ国王の動きひとつでアメリカとイギリスの同盟関係がどうなるのか微妙な情勢だったようだ。ジョージ国王がアメリカでホットドックを食べる。このことが象徴的な出来事とされている。実際の映像を交えながら、物語はすすんでいく。ルーズベルト大統領がどのような人物か、少しわかった気がした。アル中の気があり、母親は偏屈でとっつきづらい。車いす生活の特種な大統領であることは間違いない。

■ストーリー
1930年代、アメリカ。ルーズベルト大統領は、忙しい執務の合間に“恋人"デイジーとドライブに出かけることで安らぎを覚えていた。そんなある日、英国王ジョージ6世夫婦がニューヨーク州ハイドパークにあるルーズベルト邸にやってくる。迫りくる来るドイツとの開戦危機に備え、大統領の執務室で“トップ会談"を行う2人。

その日の深夜、衝撃的な事実が明らかになる。デイジーも知らなかった大統領の秘密―それが明らかになったとき、彼女がとった行動とは・・・?






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男気にあふれる上司【ネイビーシールズ ナチスの金塊を強奪せよ】 [映画にドロップキック!!]


ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!  Blu-ray

ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ! Blu-ray

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2018/06/06
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
ネイビーシールズというタイトルがついた作品は多くあるが、それらにつながりはない。今回は湖に沈んだナチスの金塊を強奪するという物語だ。自分たちのために金塊を強奪するのではない。戦争に苦しむ避難民たちのために行動する。軍の規律よりも自分たちで判断して行動するアウトサイダーな者たち。当然軍の上司からは問題視されるのだが…。

この上司がまたよい。口では批判めいたことをいうが、本音ではチームが独自に行動したことをほめている。他チームよりも優れていると誇りに思っている。ラストも、大量の金塊を手に入れたが、上層部に報告するのは半分だけ。残りを避難民のために使おうとする。なんとも男気にあふれた者たちだ。

■ストーリー
1995年、紛争末期のサラエボ。強引かつ大胆な戦略でやりたい放題のマット率いる5人のネイビーシールズ。上官のレヴィン少将も手を焼く毎日。そんな中、メンバメンバーの一人が恋に落ちたウェイトレスから聞いた、湖に沈んだナチスの金塊・総額3億ドルの話。それさえあれば、戦争に苦しむ避難民を救うことができる出来ると懇願され、5人も作戦を立てることに…。史上最強のアウトサイダーたちが挑む、前代未聞の奪還作戦、遂に始動!






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不幸な子供が銃をもちだす【ワイルド・バレット】 [映画にドロップキック!!]


ワイルド・バレット DTS スペシャル・エディション [DVD]

ワイルド・バレット DTS スペシャル・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • 発売日: 2009/03/27
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
拳銃の後始末を任されたジョーイ。その拳銃をなぜか隣の家の息子のオレグが父親を銃撃するのに使う。小学生の子供が父親に激しく攻撃されたため拳銃をぶっ放す。このオレグがかなり特殊な存在だ。常にムスっとした表情をし、マフィアたちに詰め寄られても顔色ひとつ変えない。ジョーイが処理するはずの拳銃をオレグが使ったとバレないため、ジョーイはひたすらオレグを探し出そうとする。

ジョーイの息子でありオレグの親友でもあるニッキーや、ジョーイの妻もオレグのことを心配する。この無口なオレグの大冒険が物語のメインだろう。知らない娼婦に助けられ、子供のいない夫婦に監禁のような形で捕らえられたりとかなり強烈な冒険の日々を過ごしているのは間違いない。

■ストーリー
イタリアン・マフィアの組織に所属するジョーイの仕事は「殺し」に使用された銃の後始末。今回はボスの息子トミーが、麻薬取引の現場に乱入してきた警察官を射殺した拳銃の始末を任される。しかし始末したはずの拳銃が、ジョーイの隣家の発砲事件で使用されてしまう。発砲したのはジョーイの息子ニッキーの親友オレグ。

虐待されていたオレグが養父に銃を向けたのだった。なぜ始末したはずの拳銃が? オレグと共に消えた拳銃を探して、ジョーイは夜の街へと走り出すが…。






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実験台にされ死ねない体に変容した子供【劇場版総集編 メイドインアビス 後編】 [映画にドロップキック!!]


劇場版総集編 メイドインアビス 【後編】 放浪する黄昏 [Blu-ray]

劇場版総集編 メイドインアビス 【後編】 放浪する黄昏 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA メディアファクトリー
  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
絵柄からは想像できないブラックな物語だ。前作ではアビスへ入り込むワクワク感があった。アビスの奥底はどうなっているのか?リコとレグのこれから始まる冒険に明るく楽しい未来を感じた。それが、前編の後半から下層へ降りることの恐怖が描かれており、オーゼンが登場したあたりはブラックな雰囲気が漂っていた。後編となると、さらにブラック感は加速する。

ボンドルドが登場したあたりは、もはやグロテスクとしか言いようがない。子供たちを連れて下層からの上昇負荷の実験台とする。その結果、ミーティは死ねない怪物となってしまう。子供向けのような絵柄に似合わないグロテスクな描写の数々。ただ、内容の整合性がしっかりしているので目を離すことができない。

■ストーリー
々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、アビスの謎を解き明かし、母のような偉大な探窟家を夢見ていた。そんなある日、アビス探窟中のリコは少年の姿をしたロボット・レグと出会い、さまざま様々な困難を乗り越え深層へと進んでいく…。ふたりは深層で不思議な生き物・ナナチと出会う。






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実際に起きた誘拐事件をモデルとした衝撃作 【罪の轍】 [書籍にドロップキック!!]


罪の轍

罪の轍

  • 作者: 英朗, 奥田
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/08/20
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
実際に起きた誘拐事件をモデルにしているのだろうが、とんでもなく濃い物語だ。誘拐犯がどのような人生を送ってきたのか。場あたり的だが幼少期のトラウマから感情を喪失したことで、警察の取り調べから逃れ続ける。一方警察は誘拐犯を取り逃がしたことから世間の批判の的となる。犯人側の人間関係と警察内部の事情がとんでもなく濃密だ。

犯人は相手に詰め寄られると感情をなくす。そのため、警察の取り調べでは確たる証拠を得ることができない。警察の捜査は99の無駄なことをすることで1の真実を手に入れる。まさにそれがそのまま表現されている作品だ。犯人側がどのような状態になれば完オチするのか。終盤でもまだ犯人がオチる気配を感じることができないため、ページをめくる手を止められない作品だ。

■ストーリー
刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ。事件を担当する捜査一課の落合昌夫は、子供達から「莫迦」と呼ばれる北国訛りの男の噂を聞く――。世間から置き去りにされた人間の孤独を、緊迫感あふれる描写と圧倒的リアリティで描く社会派ミステリの真髄。






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ゲームの世界に入り込んでしまう【ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル】 [映画にドロップキック!!]


ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2019/02/06
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
ジュマンジシリーズは見たことがない。4人の学生がゲームの世界に入り込んでしまう物語であり、入り込んだ先のキャラクターは現実の姿とは似ても似つかない姿となっている。オタクのスペンサーは筋肉モリモリの肉体派。イケイケ女子は太った生物学者になる。まずこの現実とのギャップが笑わせる要素となっている。

ジャングルの中で冒険する4人。死んだとしてもすぐに生き返ることができる。ただ、ライフは3つしかない。ゲームと現実をごちゃ混ぜにした作品のため、ゲーム世代の人にとってはたまらないだろう。強烈なインパクトはないのだが、ロールプレイングゲームのように謎を解きながら進んでいく。20年前に行方不明になった子供が同じくゲームの世界にいたりと、特殊な状況になっている。

■ストーリー
学校の地下室で居残りをさせられていた、気弱なゲームオタクのスペンサー、頭が悪いアメフト部員のフリッジ、自撮り大好きうぬぼれ美人のベサニー、シャイなガリ勉のマーサの4人。彼らは「ジュマンジ」という名前のソフトが入った古いゲーム機を偶然発見する。プレイするキャラクターを選択した途端、4人は現実世界の自分とは性格も体格も性別までも違うキャラクターとなってゲームの中の世界に入り込んでしまう。

周りはジャングル、猛獣と敵だらけ。各自のライフはたったの3つ、クリアできなければ、永遠にゲームの中に閉じ込められる。果たして彼らは、生きて現実世界に帰ることができるのか! ?






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