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キャリア警官の苦悩 【狼花 新宿鮫9】 [書籍にドロップキック!!]


狼花 新装版: 新宿鮫9 (光文社文庫)

狼花 新装版: 新宿鮫9 (光文社文庫)

  • 作者: 大沢 在昌
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2014/10/09
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
新宿鮫シリーズの第9弾。今回は泥棒市場をめぐる争いが描かれている。シリーズでは鮫島の宿敵としてちょくちょく登場してきた仙田が物語のカギを握る。仙田が作り上げた泥棒市場を乗っ取ろうとするヤクザ組織。そんなヤクザたちを利用して外国人の犯罪者を撲滅しようと考える警察組織。どちらも地位のある者が主導し、ヒリつくような駆け引きを展開している。

鮫島の同期でキャリアである香田はヤクザと取引してでも自らの目的を達成しようとする。ヤクザも警察も命を賭けて目的を達成しようとする。そこに鮫島という遺物が入り込むことで、うまくいくはずの計画にひずみが生じる。最後は物語のキーマンたちが中華料理屋の一室で激しい一戦を繰り広げることになる。

■ストーリー
大麻所持で逮捕されたナイジェリア人の取調べにあたった鮫島は麻薬ルートの捜査に乗り出し盗品を専門に売買する泥棒市場の存在を突き止める。そこで鑑定人として働く中国人美女・明蘭。その背後には鮫島の宿敵・仙田の存在が。鮫島と同期の香田は外国人組織の撲滅のため暴力団と手を組むことを画策していた。泥棒市場の存在を巡って、さまざまな思惑が渦巻く!長編刑事小説。






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