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作中に登場する奇妙な本 【熱帯】 [書籍にドロップキック!!]


熱帯

熱帯

  • 作者: 森見 登美彦
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/11/16
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
「熱帯」という幻の本をめぐる物語。相変わらず作者の作品はハードルが高い。知識的に高いものが必要というのではなく、物語を理解するのが難解だ。今回は熱帯という本を読んだはいいが、読むのを途中で止めてしまったがために先が気になる男の物語だ。

熱帯は読む人によって内容が変わるだとか、同じように熱帯を途中で読むのを止めた人たちだけのサークルのようなものすらある。熱帯とは読む人によってその内容が変わるとも言われている。序盤からこの熱帯の不思議さが語られ、後半ではその熱帯の内容が劇中劇をくりかえすように描かれている。正直最後まで読んだのだが、結局どんな物語だったのか理解できなかった。まさに本作こそ、作中の熱帯と同様ということなのだろうか。。。

■ストーリー
汝にかかわりなきことを語るなかれ――。そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、

この言葉の真意とは?秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ!






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