ジョニー・デップの雰囲気が良い【フロム・ヘル】 [映画にドロップキック!!]
■ヒトコト感想
切り裂きジャックを元にした作品。犯人は誰なのか、そして何の目的のために…。事件を担当するアバーライン警部に特殊能力があり、事件の解決に奔走する。この手の作品では、誰が犯人なのかと、とっさに考えながら見てしまう。アバーラインが推理するものは、観衆をミスリードさせるための材料かと思いきや、意外にもアバーラインの推理そのままとなる。てっきりアバーラインが真の犯人かと深読みしてしまった。ミステリーとして見ると十分楽しむことができる。ただ、切り裂きジャックのストーリーをある程度知っている人にとっては特別な印象はもたないだろう。ジョニー・デップの格好良さと、1888年のロンドンの町並みを楽しむくらいしか見所はないかもしれない。
■ストーリー
1888年のロンドン、ホワイトチャペル。ある日、メアリと別れて歩き始めた仲間の娼婦の一人、マーサの背後に忍び寄るひとつの影があった……。同じ頃、ロンドンのアヘン窟ではアバーライン警部がアヘンの幻覚の中である殺人事件を目撃していた。路地を歩く女性、背後に迫る視線、女の顔に浮かぶ死の恐怖、飛び散る鮮血、ぶどうの房の小枝、息絶えて横たわる女の体、死体を切り刻むリストン・ナイフ……。しかし、それは単なる幻覚ではなく、現実の世界で起きていた殺人事件だった。その夜から一人、また一人と娼婦たちがナイフの餌食になっていく。そして、ついにメアリにも魔の手が忍び寄る──。
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