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学生時代の序列は変化していく 【旧友再会】 [書籍にドロップキック!!]


旧友再会

旧友再会

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/06/26
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
学生時代の友達と再会する短編集。50近くになってからの再会であれば、それぞれの事情も異なってくる。子育てや離婚、介護や定年など人生経験をつんだ者たちは、どのような思いで再会するのか。タクシーの運転手と客というシチュエーションや息子の野球部の臨時監督という場合もある。また、定年した父親の再会を息子が知るというパターンもある。

学生時代の序列がそのまま大人になっても通用するはずはない。それでも関係性は昔のままなのだろう。大企業に就職したは良いがその後の人生がめちゃくちゃになるパターンもある。誰もが幸せ真っただ中というわけではない。50近くになれば、何かしら問題を抱えているということなのだろう。人生の機微を感じさせる流れだ。

■ストーリー
子育て、離婚、定年、介護、家族、友達。人生には、どしゃぶりもあれば晴れ間もある。重松清が届ける5つのサプリメント。年を重ねると増えていく「再会」の機会。再会は、別れがあるから存在します。どう別れたかで、再会の仕方も変わってくる。会いたい人、会いたくない人、忘れていた人。《結婚もして、子どもをつくり、そして、いま、家族をなくした。》あなたならどんな再会を望み、何を伝えますか。






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