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子供を異常者にさらわれる恐怖 【ブラック・ハウス 上】 [書籍にドロップキック!!]


ブラック・ハウス〈上〉 (新潮文庫)

ブラック・ハウス〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: スティーヴン キング
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/01/28
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
謎の食人鬼フィッシャーマンとそれを追いかける敏腕刑事ジャックの物語だ。序盤からフィッシャーマンの異常さがこれでもかと表現されている。物語的には誰がフィッシャーマンかは読者だけには早めにわかるようになっている。物語のポイントはどのようにしてフィッシャーマンが捕まるのかということと、その動機がどのようなものかだ。

少年や少女がさらわれ、無残な死体となって帰ってくる。フィッシャーマンをめぐり、警察だけでなく周囲の住人や、同じような子供をもつ親たちもざわつき始める。自分の子供がフィッシャーマンにさらわれたと予知してしまい精神に異常をきたす者まで現れる。あらゆる者たちを巻き込みながらも、実はフィッシャーマンがすぐ近くにいたという流れなのだろう。

■ストーリー
LA市警の敏腕刑事ジャックは、辞職してウィスコンシン州の田舎町に移り住もうとしていた。折しも町では、食人鬼フィッシャーマンによる少年少女誘拐事件が続発。事件の背後にある不可思議な現象を探るうちに、ジャックは、20年前に母親の命を救うために旅立った異界からの呼び声を聞くことに――。稀代の語り部コンビが『タリスマン』に次いで贈る畢生のダーク・ファンタジー!






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