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社会に不満をもつ者たちのカリスマ【ジョーカー】 [映画にドロップキック!!]


ジョーカー ブルーレイ&DVDセット (初回仕様/2枚組/ポストカード付) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
バットマンのジョーカーが、ジョーカーとなりえるまでに何があったのか。正直、バットマンのジョーカーと本作のジョーカーが同一人物とは思えない。ただ、アーサーという人間が悲惨な状況に耐えかね、社会によって作り上げられた存在がジョーカーなのだろう。ホアキンフェニックスの鬼気迫る演技がすさまじい。

アーサーの虐げられた状況と、ラストでは自分を邪見に扱った世間に対してアーサーが吠える。少し感じたのは、今の日本でも同じように感じている者がアーサーのように極端な行動にでないか?ということだ。アーサーがジョーカーとして教祖的なイメージで立ち上がるシーンでは、思わず鳥肌が立ってしまった。世間に対して溜まりにたまったうっぷんが爆発しそうな、危険な作品だ。

■ストーリー
舞台は、バットマンがその活動を開始する以前のゴッサム・シティ。アーサー・フレックは、街の片隅で大道芸人として生きる冴えない男。そんな彼を支えていたのは、母が幼少期よりアーサーに言い続けた、「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉。母の願いを叶えようと、常にピエロの扮装で笑顔を携え必死に生きてきたアーサー。しかし、そんなアーサーに世界は優しくなかった。

アーサーを恫喝しては金を奪い取っていく若者達。それでも必死に前を向いて生きてきたアーサーだったが、とうとうそんなアーサーの心を折る出来事が起こる。こうして、アーサーはその後バットマンの最大の敵となる『ジョーカー』へと変貌していくのだった。






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