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裏カジノを主催し上りつめる女【モリーズ・ゲーム】 [映画にドロップキック!!]


モリーズ・ゲーム [Blu-ray]

モリーズ・ゲーム [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
モリーは、アンダーグランドのポーカーのアシスタントをしたことをきっかけとして、アンダーグラウンドの世界に入り込んでいく。そこで人脈を築き、最終的には自分自身がオーナーとなり裏のポーカーゲームの場を開いてしまう。23歳にしてゲームルームを開設したモリーは法外な掛け金を売りにして経営者や俳優など多数の金持ちたちを顧客として受け入れた。

モリーは多大な利益を得ることに成功したのだが…。そこからロシアンマフィアに目を付けられ、さらにはFBIにより逮捕されてしまう。急転直下の人生であり、タブロイド紙からもスキャンダラスに書き立てられることになる。モリー自身は何が間違いだったのかわからないのだろう。ポーカーゲームにはまり込む金持ちたちをカモにしすぎたということだ。

■ストーリー
モーグルのオリンピック候補だったモリー・ブルームは、選考をかけた大会で怪我を負い、アスリートの道を諦める。ハーバード大学へ進学するまでの一年を、ロサンゼルスで気ままに過ごすことにしたモリーだったが、勤めていた会社のボスから、アンダーグラウンドなポーカー・ゲームのアシスタントを頼まれる。そこでは、ハリウッドスターや大物プロデューサー、大企業の経営者らが法外な賭け金でポーカーに講じていた。

やがて、彼女はその才覚で26歳にして自分のゲームルームを開設するのだが、10年後ある夜踏み込んできたFBIにより逮捕される。彼女を担当した弁護士は、打合せを重ねるうちに、目の前の女性がタブロイド紙に書きたてられるような人物でないことを知るのだが──。






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金を手に入れると人は変わる【億男】 [映画にドロップキック!!]


億男 豪華版(特典Blu-ray付Blu-ray2枚組)

億男 豪華版(特典Blu-ray付Blu-ray2枚組)

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
借金3000万を返すために必死で働く一男。家庭を顧みず朝も昼も夜も働き続けた結果、妻と娘と別居することになる。金にはどのような意味があるのか。絶望的な状況から突如として天国がやってくる。偶然手に入れた宝くじで3億円当選してしまう。そして、その3億円を親友に奪われてしまう。金とは何なのか。作中に登場してくる様々な人物が金について語る。

親友の九十九の行方を捜す過程で、九十九と同じく億万長者の者たちが金に関する考えを披露する。印象的なのは、怪しげなマネーセミナーを開く千住だ。金を紙きれのように扱い、観衆たちにもそれに同調させる。捨てられた金を拾い集め資金とする。なんだか金に関する極端な考え方が蔓延している物語だ。

■ストーリー
兄が3,000万円の借金を残して失踪して以来、図書館司書の一男(佐藤健)は、夜もパン工場で働きながら借金を返済している。妻・万左子(黒木華)は度重なる借金の返済に苦心し窮屈に生きることしか選んでいない一男に愛想を尽かし、離婚届を残して娘・まどかと一緒に家を出てしまうのだった。そんな踏んだり蹴ったりの一男だったが、突然宝くじが当たる。当選金額3億円! これで借金を返せるだけでなく、家族の絆を修復することができるはず。

だがネットを見ると、宝くじの高額当選者たちはみな悲惨な人生を送っているという記事ばかり…。怖くなった一男は、大学時代の親友であり、起業して億万長者となった九十九(高橋一生)にアドバイスを求めることにする。久しぶりの再会と九十九プロデュースの豪遊に浮かれて酔いつぶれた一男が翌朝目を覚ますと、3億円と共に九十九は姿を消していた――。3億円と親友のゆくえを求めて、一男のお金と幸せをめぐる冒険が始まった。

九十九の家のパーティで出会った“あきら"(池田エライザ)と名乗る女性を頼りに、かつて九十九と起業した仲間=“億男"と呼ばれる億万長者たちに九十九の手掛かりを探る。ギャンブル好きの実業家:百瀬(北村一輝)、マネーセミナーの教祖:千住(藤原竜也)、10億円を隠し持つ主婦:十和子(沢尻エリカ)…。クセ者ぞろいの億男たちを渡り歩く“地獄めぐり"に翻弄される一男。お金、友情、そして家族。すべてを失った男が最後にたどり着くのは?お金とは何か?幸せはどこかー






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何か大きなどんでん返しを期待してしまう流れ 【いけない】 [書籍にドロップキック!!]


いけない

いけない

  • 作者: 道尾 秀介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/07/10
  • メディア: 単行本

■ヒトコト感想
「いけない」という言葉が最後にタイトルにつく短編臭。それぞれは単独の事件として描かれてはいるが、ミステリアスな要素が強い。それぞれの短編で事件は解決しない。何か大きな出来事が起きてそのまま終わる。そのため、その後どうなったのかが気になって仕方がない。第1章ではラストで交通事故が発生するのだが、その犠牲者は誰なのか。

第2章はラストで崖から落ちた人がいるのだが、それは誰なのか。第3章では事件の真相が明らかとなった時、どうなるのか。ラストの展開は少し消化不良だ。今までの作者の作品ではラストに大きなどんでん返しが待っていた。本作も盲目となったキャラや、過去に遺恨のあるキャラなど、癖のあるキャラクターが最後に驚きの真実を暴露するのかと思った。

■ストーリー
騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。第1章「弓投げの崖を見てはいけない」自殺の名所付近のトンネルで起きた交通事故が、殺人の連鎖を招く。第2章その話を聞かせてはいけない」友達のいない少年が目撃した殺人現場は本物か? 偽物か?第3章「絵の謎に気づいてはいけない」宗教団体の幹部女性が死体で発見された。先輩刑事は後輩を導き捜査を進めるが。






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車よりでかいクロコダイル【アナコンダVS殺人クロコダイル】 [映画にドロップキック!!]


アナコンダ vs.殺人クロコダイル [DVD]

アナコンダ vs.殺人クロコダイル [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
巨大なアナコンダ対巨大なクロコダイルの対決がメインとなる本作。アナコンダは貴重な研究材料ということで、アナコンダを探し出そうとする。そこに偶然巨大なクロコダイルが紛れ込み、おかしな状態となる。クロコダイルの巨大さはすさまじく、ほぼ車と変わらない大きさだ。そんなクロコダイルに食べられていく人間たち。

B級映画らしく、明らかにやられ役の若者たちが楽しそうに湖で泳いでいたりする。この先では、殺人クロコダイルの餌食になることは確実だ。お気楽な若者たちが餌食となり、次にアナコンダを狙う者たちが餌食となる。しまいには巨大クロコダイルをアナコンダが絞殺したりもする。巨大アナコンダの圧倒的な強さが目立つ作品だ。

■ストーリー
モンスターバトル頂上決戦穏やかな湖に面したある田舎町。遺伝子操作によって殺人モンスターと化したクロコダイルが、研究施設を破壊し逃走した。密猟者や女子学生らが次々と餌食になる中、女性保安官レヴァ(バトラー)が捜査に乗り出すが、標的はクロコダイルだけでなかった!そこには、強力な破壊力を持つ凶暴なアナコンダの姿が・・・。殺人クロコダイルVS.アナコンダの壮絶死闘を描くモンスターパニックアクション。






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デニーロアプローチはすさまじい【レイジング・ブル】 [映画にドロップキック!!]


レイジング・ブル [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

レイジング・ブル [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray

■ヒトコト感想
「デニーロアプローチ」として有名な本作。確かにラモッタの絞り込まれたボクシングシーンと、晩年のラモッタのぷっくりと腹が膨らんだ体型が同一人物とは思えない。過酷な体重コントロールがあったのだろう。そればかりに目を奪われがちだが、物語としてはわりと単純だ。ラモッタは実力はあるがチャンスに恵まれないボクサーだった。

それが八百長を受け入れたことでチャンスが訪れチャンピオンとなる。浮かれたチャンピオンが周りに迷惑をかけ、ついにはボクシングを引退する。ラモッタの嫉妬深い部分が強烈に印象に残っている。嫁が他人と会話しただけで激しく嫉妬し、弟のことを信用できず殴りかかったりもする。ラモッタの強烈な人生が描かれている。

■ストーリー
プロ・ボクシング元ミドル級チャンピオンで、“ブロンクスの怒れる雄牛(レイジング・ブル)"の異名をとったジェイク・ラモッタ。スラム街から這い上がり、不屈の闘魂で王座に君臨した栄光と破滅の半生とは……?






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出所した傍若無人な男の復讐劇 【絆回廊 新宿鮫10】 [書籍にドロップキック!!]


絆回廊: 新宿鮫10 (光文社文庫)

絆回廊: 新宿鮫10 (光文社文庫)

  • 作者: 大沢 在昌
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2014/11/12
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
新宿鮫シリーズ第10弾。ヤクザ、中国残留孤児二世、そして警察組織。すべてを巻き込み、22年の刑期を終えた男が警察への復讐のため動き出す。鮫島が調査する過程で様々な関係者が浮かび上がってくる。そんな中で、中国側を仕切っていた人物が復讐を願う男の息子であったりと驚きの事実が次々と判明してくる。序盤から中盤まで出所した男の無法ぶりがこれでもかと描かれている。

終盤では出所した男のターゲットが桃井であることが判明し、鮫島もふくめ一堂に会する場面が物語のピークだ。終盤はページをめくる手を止めることができない。すべてを仲介したヤクザの吉田は覚悟を決め、誰もが死をいとわない行動をとる。主要キャラクターが犠牲になる程の壮大な物語だ。

■ストーリー
「警官を殺す」と息巻く大男の消息を鮫島が追うと、ある犯罪集団の存在が浮かび上がる。中国残留孤児二世らで組織される「金石」は、日本人と中国人、二つの顔を使い分け、その正体を明かすことなく社会に紛れ込んでいた。謎に覆われた「金石」に迫る鮫島に危機が!二十年以上の服役から帰還した大男が、新宿に「因縁」を呼び寄せ、血と硝煙の波紋を引き起こす!






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組織的な子供誘拐組織【白い沈黙】 [映画にドロップキック!!]


白い沈黙 [DVD]

白い沈黙 [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
幸せな家庭が突如として崩壊していく。父親のちょっとした不注意から9歳の娘キャスが行方不明となる。誘拐された兆候がないことから、警察からは父親が疑われることになる。8年もの歳月が過ぎでもマシューは娘の生存を信じ続けている。恐ろしいのは子供を誘拐する組織がしっかりと出来上がっていることだ。

さらにはその組織は資金をもち、高度な技術さえももつ組織だ。子供を誘拐された親の職場に隠しカメラをセットし嘆き悲しむさまを娘に見せたりもする。あげくは刑事の家にまで監視カメラを仕掛け、捜査状況を把握したりもする。マシューが執念で犯人組織を追い詰める最後の展開は手に汗握る。刑事が最後までマシューの言うことを信じないのはなんだかムカムカしてきた。

■ストーリー
カナダ・ナイアガラフォールズの街でつつましくも幸せな家庭を築き上げたマシューが、突然の悲劇に見舞われた。それはある吹雪の日、スケート選手を夢見る9歳の愛娘キャスを迎えに行った帰り道のこと。行きつけのダイナーに立ち寄ったほんの数分の間に、車の後部座席に残したキャスが忽然と姿を消してしまったのだ。何者かによる誘拐を主張するマシューだったが、具体的な物的証拠や目撃情報は一切ない。

刑事たちから疑惑の目を向けられたマシューは、娘の失踪に取り乱した妻ティナからも猛烈な非難を浴びてしまう。それから8年。捜査は完全に行き詰っていた。娘を守れなかった自責の念に駆られたマシューは、毎日あてどなく車を走らせてキャスを捜し廻っている。そんなある日、刑事がネット上でキャスに似た少女の画像を発見し、その後も彼女の生存を仄めかす手がかりが次々と浮上する。それはいったい誰が、何のために発したサインなのか。キャスは本当に今も生きているのか。やがてマシューの行く手に待ち受けていたのは、空白の8年間をめぐる想像を絶する真実だった?






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すき焼きが最高にうまそうだ【極道めし】 [映画にドロップキック!!]


極道めし [DVD]

極道めし [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
刑務所の雑居房で繰り広げられるめしの話。好きなものが食べられない刑務所だからこそ、娑婆で食べた食事の思い出は増幅されることになる。年始のおせちを賭けて、誰が一番うまそうに食べ物の話をするかが競われる。ひとり新入りだけが、その輪に入らず孤高に娑婆の思いを回想する。

全般的にコメディの要素が強いが、ヤクザが刑務所に入るまでと、入ってから娑婆に残した女からの手紙を読むことができないくだり。そして、出所してからの状況など、急激にシリアスな展開となる。めしの話は、作中でも勝利しているが、ダントツですき焼きの話が旨そうだ。不自由な時代の話なだけになおさらそう思うのだろう。思わず、すき焼きとその後のうどんが食べたくなった。

■ストーリー
土山しげるの同名漫画を前田哲監督が映画化。刑務所の雑居房を舞台に、生活を共にする5人の受刑者が、年に1度の“おせち料理”を賭けたグルメトークバトルを繰り広げる。演技派俳優が出演。






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強烈な能力を示す魔女兄弟【スノーホワイト 氷の王国】 [映画にドロップキック!!]


スノーホワイト-氷の王国- [DVD]

スノーホワイト-氷の王国- [DVD]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • メディア: DVD

■ヒトコト感想
白雪姫の前日譚なのだろうか。邪悪な力をもつラヴェンナ女王とその妹であり氷の魔力をもつフレイヤが強烈だ。フレイヤは氷の王国の支配者として子供たちを攫い、戦士として育てる。その後、戦士たちを使って周辺の国を滅ぼそうとする。フレイヤの氷の魔力は、まるでアナ雪のエルサのように一瞬にしてあたりを氷まみれにしてしまう。

エリックは恋をしたために恋人と共に氷の王国を脱出しようとするのだが…。そこでフレイヤに邪魔をされ離れ離れになってしまう。フレイヤとラヴェンナとの対決も見ものではあるが、エリックたちの冒険はホビット族が登場したりと、どこか「ロードオブザリング」的な要素があるのは間違いないだろう。

■ストーリー
かつて、その美貌と邪悪な力で世界を闇に包んだラヴェンナ女王は、白雪姫<スノーホワイト>とハンターのエリックの手によって滅ぼされ、世界に平和が訪れたはずだった――。だが、人々は知らなかった。邪悪な女王には、さらに強力な魔力を持つ“氷の女王"という妹がいた事を。そして本当の戦いは、これから始まるのだった…。






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子供を異常者にさらわれる恐怖 【ブラック・ハウス 上】 [書籍にドロップキック!!]


ブラック・ハウス〈上〉 (新潮文庫)

ブラック・ハウス〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: スティーヴン キング
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/01/28
  • メディア: 文庫

■ヒトコト感想
謎の食人鬼フィッシャーマンとそれを追いかける敏腕刑事ジャックの物語だ。序盤からフィッシャーマンの異常さがこれでもかと表現されている。物語的には誰がフィッシャーマンかは読者だけには早めにわかるようになっている。物語のポイントはどのようにしてフィッシャーマンが捕まるのかということと、その動機がどのようなものかだ。

少年や少女がさらわれ、無残な死体となって帰ってくる。フィッシャーマンをめぐり、警察だけでなく周囲の住人や、同じような子供をもつ親たちもざわつき始める。自分の子供がフィッシャーマンにさらわれたと予知してしまい精神に異常をきたす者まで現れる。あらゆる者たちを巻き込みながらも、実はフィッシャーマンがすぐ近くにいたという流れなのだろう。

■ストーリー
LA市警の敏腕刑事ジャックは、辞職してウィスコンシン州の田舎町に移り住もうとしていた。折しも町では、食人鬼フィッシャーマンによる少年少女誘拐事件が続発。事件の背後にある不可思議な現象を探るうちに、ジャックは、20年前に母親の命を救うために旅立った異界からの呼び声を聞くことに――。稀代の語り部コンビが『タリスマン』に次いで贈る畢生のダーク・ファンタジー!






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